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2023年 初めての八ヶ岳登山①

2023-07-18 | 登山
2023年7月16日()

一度は行ってみたい八ヶ岳

これまで高山は事前準備が必要なため敬遠しがちだったが、登山用品を一新し、近場の山で足慣らしも出来たので、今回は意を決し八ヶ岳にチャレンジ。

八ヶ岳はいくつかの山々の総称であり、その中でも最高峰とされる[赤岳]を目指す。

最初は美濃戸口と呼ばれる登山口から、赤岳のみをピストンする考えだったが、せっかくなので[硫黄岳]>[横岳]>[赤岳]と縦走する事とした。
左側からスタートし、北側ルートを歩き、稜線に出たら南に下り、南側ルートで戻ってくる。
(いわゆる時計回り)

前日の土曜日は早めに就寝するも、登山の事が気になりほとんど寝れず、0時には自宅を出発

R20をメインで走るも、登山口の駐車場が満車の可能性もあるため、勝沼より中央道に乗る。

3時には八ヶ岳山荘駐車場に到着するも、沿道のクルマの列を見て愕然。

ダメだったか。。。

他のクルマも引き返しており、皆さん沿道に停めていた。

(八ヶ岳山荘↑)

その先にある赤岳山荘への道も満車の文字↓

仕方がないので、しばらく下った先の沿道にクルマを停め、少しお腹を満たす。
あらかじめガーミンに投入しておいた登山ルートだが、スタート地点はここから1時間先の[美濃戸登山口]にしてある。

寝ずに来たため眠さは半端なく、ここで仮眠を取るつもりだったが、既に出発する人もおり、結局は出発準備をした(結果正解だったが)。

3時40分 美濃戸口登山口より出発
この先の美濃戸登山口と似てるのでややこしい。

暗闇の中ヘッドライトを点け、黙々と林道を歩いて行く。

眠気で頭がボーっとしていたが、ウォーミングアップと気持ちを切り替え歩みを進めると、空が少し明るくなってきた。

4時22分 赤岳山荘に到着

ここに停めたかったな。

他の駐車場もあるが、こちらも満車。

バイクで来ている人もいた。

ようやく[美濃戸登山口]に入り、少し進むと[北沢]と[南沢]の分岐。

[赤岳鉱泉]や[硫黄岳]を経由する北沢を選択。

しばらく、なだらかな林道が続く。

5時03分 堰堤(えんてい)広場に到着

ここから先は登山道となる。

北沢に沿って歩く。

後で分かったが、[北沢]の方がなだらかで歩きやすく、下山も苦にならなそう。

水量のある沢は涼しく、川底が赤くなっている。
この先にある赤岳鉱泉の成分だろうか。

5時52分 テントが見えて来た
更に歩くとあちこちにテントが現れ、赤岳鉱泉に着いたのが分かった。

5時56分 赤岳鉱泉に到着

とても立派な山小屋。

今回、山小屋泊も考えたが予約は取れないだろうと思い、下山してから健康ランドに泊まる。

腰を降ろし、ゼリー飲料と水分を補給。

タオルを1本使うほど汗だくだったが、じっとしていれば涼しく、ダウンを着ている人もいた。
ここでトイレを借りるが、宿泊者以外は小屋の端にあるトイレを利用する。

男性トイレは行列が出来ており、15分ほど待ったあとようやく入れた。

既に多くの方が[硫黄岳]や[行者小屋]へ向け出発していたので、自分もそろそろ腰を上げる。

6時27分 赤岳鉱泉を出発

トイレで時間を取ってしまった。

さっきまでの道のりと打って変わり、斜度もあり登山道っぽくなる。

中盤になるとやや登りもキツくなるが、腹式呼吸でゆっくりペースを保ち黙々と歩いた。

昨夜はアメが降ったのか、木々から落ちる雨粒が顔に当たるが、周囲が真っ白なのもありちょっと怪しげな天気。

ザックにはレインカバーを付け、自分はそのまま様子見とした。

7時35分 稜線っぽい所に出る

現在地は[赤岩の頭]と呼ばれる場所。

硫黄岳はまだこの先。

こっちかなぁ。

真っ白でルートがよく見えない。

少し歩くとケルンかある。

硫黄岳はこの先で間違いなかった。

しかし、谷から吹く冷たい横風で体が冷える。

半袖では厳しくなってきたので、上着を1枚羽織り、ここから先はメットも装着。

あれが硫黄岳かな。

まるで天気の悪い富士山頂を思い出す。

途中で道が分からなかったが、何となく進むと、ややガレたルートとなる。
(写真中央を突き進む)

息を切らせつつも、8時には硫黄岳に到着

周囲に何もなく、そして丘のように広い。

次に目指すのは[横岳]
こう真っ白だと、行き先表示やケルンが頼り。

もちろん地図アプリや、ガーミンでも随時チェックしている。

次のケルンでグローブを装着。

一部指が出てるので、スマホや細かい動作に便利だが、指先が冷たくなるほど寒かった。

突風のような風が時折吹き、体が持っていかれるが、この辺りは広いので滑落の心配はない。

8時20分 山小屋が見えて来た
横風を避けるような位置に作られていたのは[硫黄岳山荘]。
山荘の中には入らず、ここで腰を降ろし休憩。
ちょうど風は当たらなかった。

今回、バテさ防止のためアミノバイタルを飲む。

出発前にも飲んだが、効いてるのかなぁ?

ゼリー飲料も2つ目を消費。

すぐ近くには高山植物。

こんな所でも咲く生命力がスゴい。

横岳に向け出発するも、また突風に煽られる。

危険はないが、向かい風じゃなく良かった。

(煽られている様子↑)

硫黄岳から硫黄岳山荘までは長い下りだったが、横岳までは登り調子。

横に伸びる鎖場から、その先はハシゴもある↓

この後、こんなのが沢山ある。

9時06分 横岳に到着

ここで自撮り棒を使ってみた。

腰を降ろし休憩する。

今回、炭酸用の水筒を持参。

中身はウィルキンソン(最高だ)。

10分ほど休憩し、痩せ細った尾根を進む。

高度感のある場所を下る↓

左右は崖だが、周囲が真っ白で下まで見えにくく、あまり恐怖感はない。

9時20分 無名峰に到着

次の峰に進む。

9時30分 三叉峰(さんしゃほう)に到着

この上に峰があり、記念に撮影。

赤岳方面を望む↓

まだ真っ白。

ここから、ひと癖あるルートになる。

岩場の登り降りが連続する。

また互いに行き交うため、登り待ちなどもあり、なかなかペース通りに進めない。

岩場ではルートが不明瞭な箇所もあり、前を行く人がいたので何となく分かった。

(ここはやや直登の岩場で苦労した)。

苦労した箇所を振り返る↓

(あの岩場を左裏から通ってきた)

まだまだ稜線は続く。
登って来る人を待つことで休憩にもなる↓
(ここも降りるのに苦労した)

振り返るとこんな感じ↓

逆ルートも大変そう。。。

これは[りんどう]かな。

日が当たらないので閉じている。

ハシゴの登り待ち渋滞↓

10分弱は待ったかな。

赤岳方面は少し視界が開けてきた。

そして、ようやく次のポイントに到着する。

10時16分 地蔵ノ頭に到着

やっと、ここまで来れた。

行者小屋から直登で来れる地蔵ノ頭。
最初はこのルートで登る考えだった。

その先には山小屋も見えている。

10時21分 赤岳展望荘に到着

もう赤岳も近い。。。

と思いきや、このあとまだ一踏ん張りあった。

(ヤマザキのコンテナ↑)

休憩するか迷ったが、あと少しのため突き進む。

赤岳はまだ雲の中↓

そして、最後の急登へ。。。

ここは落石しないよう気を使う場所。

ほぼ45度に近いような急登。

下ってくる登山者もいるため、メットを装着していると安心。

先に行くエキスパート風な方々は、長野県警の山岳パトロール隊員↓

今のところ周辺に問題ないとの事。

急登を登りきるも、まだ最後にひと踏ん張り↓
そして。。。

10時56分 赤岳頂上山荘に到着
この先に見えるのが赤岳山頂↓

このまま行って見る。

このくらいの登りはもう慣れた↓

赤岳山頂は見えたが、何だか人が多そう↓
時間はちょうど11時。
山頂での記念撮影待ちの列に並ぶ。

今のうちに自撮り棒を準備。

結構伸びるので今更ながらびっくり。
笑顔もほころぶ。

11時06分 ようやく赤岳山頂に到着

(ストラップが入った)

ここまで長かった。。。

あまりスペースがない場所に腰を下ろし、ぺしゃんこになったおにぎりを頂く。
他の人も同じのよう。

向こうに見えるのはサンメドウズスキー場かな?

スキー場から見上げていたのは赤岳だったのか。

周囲の景色を眺めながら、最後のゼリー飲料(これもアミノバイタル)を頂いた。

下山も体力を使うのでバテないように。。。

今回の山行はここまで。

下りに関しては別で綴ります。
ーDankeー


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