Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

追悼・将棋好きの石立 鉄男 さん(11)/『スチュワーデス物語』でのご活躍(10)

2008-06-01 09:16:40 | 将棋
小生の趣味の一つである将棋界は、羽生 善治 二冠が森内 俊之 名人に挑戦する『第66期 名人戦』が開幕し、4局進行して、挑戦者の羽生二冠が奪取&『十九世名人』の永世称号獲得まで、あと1勝となっています。
今週、第5局が山梨県甲府市で行われます。頑張って欲しいですね。

その羽生二冠ですが、佐藤 康光 棋聖(棋王)が6連覇中の棋聖戦の挑戦者に決定しています。こちらも今月11日から開幕しますね。

女流棋戦も、マイナビ女子オープンが、矢内 理絵子 女流名人と甲斐 智美 女流二段との間で初代『女王』の座をかけての戦いが閉幕し、結局、矢内女流名人が初代『女王』に輝き、史上5人目の女流棋士二冠保持者となりました。
これからは、覇権をかけての戦いに挑むことになりますが、本人も意欲的ですし、頑張ってほしいですね。

ところで、ちょうど1年前の昨年6月1日に、船戸 陽子 女流二段からご教示いただいた通り、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、逝去されました。

早いもので、今日で1年が経つんですね…。

心より、ご冥福をお祈りします

昨年9月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有している『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。

今日は、石立さんの一周忌に当たります。
と同時に、このシリーズも最終回ですが、早速お届けしたいと思います(以下、敬称略)。

大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。


【画像引用】

TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第21話,第22話(最終回)


【ストーリー】

●第21話『恋のゆくえ!!』


総合最終試験に落第した478期訓練生の松本 千秋(堀 ちえみ)は、再試験に向けて、担任の村沢 浩(風間 杜夫)との二人三脚の特訓の日々を送っていた。
そして、総合最終試験に合格した478期の19名がいよいよ最初の機上訓練を受ける日がやってきた。千秋と村沢は、同期の19名を見送るために成田空港に向かい、機上訓練に挑む19名を激励する。


そして、千秋の総合最終試験の再試験の日もやってきた。
和服での英語の接客態度の試験に挑む千秋…。


これまでに一人として落ちこぼれを出していない訓練課長の柿野 竜太(石立 鉄男)は、再試験を受ける千秋を、心配そうに見守る。


しかし、千秋の総合試験の再試験の結果は、まだ3科目で合格点に達していなかった。席上、担任の村沢はもちろん、一人として落ちこぼれを出していない柿野も、千秋を何とか合格させてほしいと、試験官を担当した教官達に力説して懇願する。


その柿野の情熱に満ちた力説が報われ、極めて異例ながら、最初の機上訓練で村沢の厳格な指導の下、合格点を獲得できたら総合最終試験の再試験も合格とするという審議での決定を、柿野は訓練課長室を訪れた千秋と村沢に通告する。
千秋は、どんな形であれ、機上訓練に進めることを心から喜ぶのだった。


しかし、村沢には喜んでいる暇はなかった。機上訓練に進んだ19名のうち、木下 さやか(山咲 千里)と池田 兼子(春 やすこ)の機上訓練の成績が非常に悪く、このままだと訓練センターに戻されることになると、柿野から報告を受ける。
そこで村沢は、千秋と一緒のジャンボに乗せて自分が落第しそうな2人を指導すると申し出る。


千秋と共に成田の寮に向かった村沢は、最初の機上訓練に失敗して帰国していた失意のさやかと兼子に、優秀な訓練生だったのが、何故機上訓練では失敗したのかと、理由を問う。
2人はスチュワーデスの仕事に対して自信がありすぎたため、一度仕事に躓くとたちまち舞い上がってしまい、失敗してしまったのだった。


しかし、さやかと兼子は、千秋と一緒に機上訓練に再度挑むことを村沢から告げられると、千秋が機上訓練に進めることになったことを喜ぶと共に、3人力を合わせて頑張ると、心を入れ替える。


そして、千秋の総合最終試験の合格と、さやかと兼子の汚名返上がかかる機上訓練となる、北回りローマ行きのチープパーサーらが控えるブリーフィングルームへ、村沢と共に挨拶に向かう。


とにかく後がない千秋とさやかは、お互いの健闘を機上訓練を受けるジャンボの中で誓い合う。そんな様子を、親のような眼差しで村沢は見守るのだった。


●第22話(最終回)『さよなら!!』


北回りローマ行きの機内での訓練が進む中、3人を監督指導する。
3人は、インフライトセールスの準備をしている。


インフライトセールスで、千秋は外国人の乗客に接客する。苦手な英語を話し、数字の計算もある訓練であるが、接客した外国人乗客から英語もサービスも良いと褒められ、難なくこなす。


ローマのフィウミチーノ空港に到着すると、南回りローマ行きの機内で機上訓練を受けていた、石田 信子(高樹 澪),中島 友子(白石 まるみ),落合 克美(松岡 ふたみ)と偶然に再会し、同期の6人は大喜びする。


ローマのホテルのバーで、担任の村沢は北回りの3人の労を労うと共に、南回りのスタッフに問うとおおむね合格の成績であると知らされ、南回りの3人にそのことを報告する。


ローマで待つ新藤 真理子と挙式をする予定だった村沢は、挙式する教会の絵を見ているうちに、「愛からは何でも生まれるが、憎しみからは何も生まれない」ということに気付き、結婚の撤回を願い出る。
恋敵の千秋に、一人で生きていくと見栄を切られた真理子も、両手を奪われた村沢を憎む6年間という年月に相当の疲労感を露わにし、村沢との結婚を土壇場で覆し、一人で生きていくことを決心する。


日本では、千秋が機上訓練に失敗すると、落ちこぼれを出すことになる柿野が、北回りローマ行きで機上訓練を受けた3人の成績が気になり、帰国するその日に成田に向かう。火山 さと子(秋野 暢子)が担任する479期は楽々と機上訓練をパスしているという火山の自慢話も、耳に入らない。


成田で3人の機上訓練を引き受けたチーフパーサーから、3人の機上訓練の成績が恐らく合格であろうという報告を受け、柿野はホッと胸をなでおろす。


柿野は、3人の機上訓練の監督指導を担当した村沢からも、間違いなく3人が合格するという報告を受け、とうとう一人も落ちこぼれを作らなかった村沢は得意気で、柿野の顔は自然とほころぶ。


478期以下4期の閉講式で、訓練課長の柿野は、80名全員が開講式同様に顔を揃えていることに、喜びを隠しきれない。


閉講式が終わった478期の教室で、村沢に最後のお別れの言葉を述べる大役を千秋は任される。そこで千秋は、「苦しいこともたくさんあったけど、その何十倍、何百倍も楽しいことがあった」や、「教官が私達の父親なら、私達478期生は同じ親から生まれた兄弟であり、この教室は我が家のようなもので、永遠の故郷だ」と述べる。6ヶ月間苦労した村沢も、この言葉には胸がいっぱいになるのだった。


そして、6ヶ月間の訓練を卒業した478期訓練生達が、手を振って苦楽を共にした訓練センターに別れを告げるのだった…。


【編集後記】

全体を通すと、石立さん演じた柿野訓練課長は、訓練センターを取り仕切る重要な役柄で、堀 ちえみさん演じたドジでのろまな訓練生の松本 千秋と、風間 杜夫さん演じた村沢教官の訓練を通じた心の触れ合いの中で、一味も二味もその関係を引き立てていた様に感じる。その意味では、このドラマにあって名脇役だったと断言できる。

この『スチュワーデス物語』は、復刻DVDが販売されており、レンタルショップでもレンタルが解禁されていて、人気を博している。
そんな貴重な映像を、全話保管していたことに、小生自身改めて驚いている。

石立さんが登場する映像を見るたびに、1年経った今でも、存命でないことが信じられない一方で、1年という年月の早さも同時に感じさせる。

将棋が好きな石立さん…忘れられない俳優の一人になりそうである。


これで、本シリーズは終了です。長期間ありがとうございました。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第75回 東京優駿 展望 | TOP | 5月に感じたこと…Danchoのつ... »
最新の画像もっと見る

Recent Entries | 将棋