Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

応援団に捧げた青春(3)/新入学生応援指導の3日間

2007-04-19 00:15:24 | 応援団シリーズ化記事
入学してから10日ほど経つと、新入学生に、母校の校歌や応援歌、さらには主に野球の応援の方法などを紹介する「応援指導」が、『応援指導部』が主体となって毎年恒例の行事として、放課後に行われます。
この伝統は、現在も変わっていないようです

そこで初めて、小生達新入学生が『校歌』を知り、口ずさむことになります。

この「応援指導」が実際に行われるときは、早く帰宅して勉強したいがために、新入学生の大半が野暮ったく感じるようですが、不思議なことに、小生の母校の生徒達は、『応援指導部』に入部しなくても、ほぼ全員が、強制されることもなく自然に、数ヶ月も経つと、『校歌』を諳んじられるようになります
これは何も『校歌』に限ったことではなく、第一応援歌『秩父の嶺』までも諳んじられるようになります
もっとも、この第一応援歌…恐らく全国でも最も短い、1,2番あわせても、たったの「30秒」で終わってしまう「単純明快」な応援歌なので、生徒の誰しも親しみが持てるためだと思います。

実際小生も、入学早々のテストの成績が良くなかったことは別として、「野暮ったく」感じてはいました。
「早く帰りたい…」「勉強しなきゃ…」という感情は、別に湧いてはきませんでしたが、とにかく「野暮ったい」とは思っていました…。

3日間とも、学校側から行事進行依頼が『応援指導部』に入り、これを受けて3年生幹部が3日間の内容を考え、実際に応援歌その他のテクは、『校歌』で団長がテクを披露する以外は、全て2年生部員が、幹部から予め指名され、当日も指名されて披露します。
なお、この「応援指導」の司会進行役は、幹部が担います。(小生の母校では、恒例で、副団長に就かれた方です。)

小生は、このときも部活動をどうしようか迷う、悶々とした日々を過ごしていましたので、いやおうなしに「勧誘」を受けた2年生の“T先輩”の姿を目にすることになります
正直、困っていました…。また「勧誘」されるのではないかと…。
そして、小生のはっきりしない性格を見透かしたかのように、押し切られてしまうのではないかと…

ところが…です。

このときは、新入学生は「応援指導」が終われば、さっさと解散で帰宅できる一方で、『応援指導部』の関係者は、切っても切れない間柄にある『吹奏楽部』への配慮やら、後片付けやら、反省会等で、新入学生を構っている暇がないのです。
また、「応援指導」の最中も、当然ながら「行事主催者側」なので、個人に気を配ることはできず、またそれもまかりならない状況なのです。

『応援指導部』にとっては、この「応援指導」も、例えば、野球場に母校の試合を観戦するために足を運んでいただいた「お客様」同然で、お客様と共に「応援」することが『応援指導部』の根本にある以上、「お客様」全員と共に、母校の「応援」をするための「指導」をする集団ですから、「お客様」を公平に扱う必要があるのです。

なので、T先輩はこの3日間、小生にまとわり付くことは、全くありませんでした。
ホッとしたような、なんだか寂しいような…ほんの少しですが、複雑な気持ちでした。

この3日間、団長のSJ先輩が披露した『校歌』のテクを「なんとなく」覚えているだけだったように、今振り返ると感じます。
この時は、2週間後には『応援指導部』の門を叩くことを決意することを、知る由もなかったのですが…。


そして、この「応援指導」の翌週から、新入学生対象の「部活動見学会」が、例年通り始まり、小生は、上限一杯の、3つの部活動に見学希望を出すことになります。

この件を、次回お話しましょう


そして、「部活動見学会」が始まって数日後、小生は思い切って、小生と同じように「背伸び」して、当時は、県下の公立高校の中でも野球の強豪校である、小生の出身中学から一番近い高校への進学を決めた、中学3年生の時のクラスメイトで、座席も小生の前に位置していた“53番”に、部活動のことを相談することになります。

“53番”は、中学ではサッカーをやっていましたが、高校では「強豪校で野球をやりたい」というしっかりした意志の持ち主で、早くも志望校をその高校に定めていました。
ですが、小生から見ても、彼の学力では、若干合格が難しい状況で、彼自身もそれを理解してか、小生に勉強を教えて欲しいと願い出てきました。
小生も、座席が前後ということもあって、その迫力に圧倒されて快く引き受け、彼に勉強を教えていました。彼とは、今でも年賀状のやり取りが続いています。

そして、“53番”の一言が、小生にある決意をさせました。
もう予想はできると思いますが、その件は、次々回にお話しましょう

(次回に続く。)

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3 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございます (ディープインパクト)
2007-04-19 19:06:11
 コメントありがとうございます。今日会社を休ませてもらって、心療内科のある病院に行ってきました。病名は社会不安障害だそうです。時間はかかるようですが、薬を飲み続ければ治癒していくようです。僕はもう治らないと思ってたので、先生の言葉を聞いて少し安心しました。
 ミッキーは今日はなぜか元気です。妹とその子供たちが来ていたのですが、喜んでいました。
 明日は頑張って仕事に行けそうです。早退しないように仕事頑張りたいです。
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Unknown (KOF)
2007-04-19 22:21:10
どうもお晩でございます。



新入生に対しての校歌、應援歌指導というのを行う所はそんなに多くはないでしょうね。但し、行っているとしても應援団ではなく生活指導の先生だったりするのでしょうね。



そういえば春高の試合を観ると春高生は元気に声が出てますね。さすがに應援の指導が行き届いてますよ。



因みに私も塾の入学式の前に應援指導部による歌唱指導がありました。

若き血と丘の上の指導はありましたが、塾歌に関しては歌唱指導は行いませんでした。今でも行いません。演奏を聴き、歌詞カードを見て他の人の声などを聴いて覚えるらしいのです。

これは今でも塾の不文律となってます。
返信する
コメント、ありがとうございます。 (Dancho)
2007-04-21 01:41:44
●ディープインパクトさんへ。

やはり、無理はいけませんね。
静養できる時は、ゆっくり休まれるのが一番です。

とにかく、専門医を受診し、診断がはっきりしたことは、良かったですね。

ディープインパクトさんの体調が早く良くなること…祈っています。

これからも、お身体をご自愛下さいね(笑)。


●KOFさんへ。

校歌や、応援歌があること、そして、応援の進め方の指導を「行事」として組み込まれるというのは、そんなには多くないようですね。

ただ、どうも各都道府県のいわゆる「ナンバースクール」に該当し、応援団が部活動として存在する高校は、こうした伝統が良い形で残っているようです。

もう少し、小生なりにリサーチはしますが、素晴しいことですよね(笑)。

慶應義塾の塾歌は、HPでも歌詞が公開されていませんし、いわゆる「着メロサイト」へ行っても、それは同じです。

それだけ格式が高いものなのだろうと、想像しています。
でも、塾歌は、一度耳にすると凄く心に響きます。
不文律なのも、なんとなく理解できます。


コメントを頂きましたお二方に、先ずはお礼まで。
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