Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

渡辺 明 竜王が防衛&4連覇へ幸先良いスタートを切る!/『第20期 竜王戦 第1局』

2007-10-17 22:22:22 | 将棋
昨日から、大阪府堺市の茶室『伸庵』を舞台に開幕した、『第20期 竜王戦』の第1局…。

2日目の今日、勝敗が決しましたね

結局、114手まで、後手番の渡辺 明 竜王が、挑戦者・佐藤 康光 二冠を敗って、今期のシリーズの開幕を、白星で飾ることに成功
防衛&4連覇に向け、幸先良いスターを切りました

さて、本局を少し振り返りましょう。

1日目の封じ手前の49手目に、佐藤二冠が▲2五歩と仕掛けました。

そして、封じ手の50手目ですが…小生の第一感の△2五同桂でした。

まぁ△1三銀と銀を引く手との、ほぼ二者択一でしたが…当たりましたね
この二者択一では、銀のバックよりは、桂馬を跳ねた方が、乱戦模様にはなるかもしれないですが、調子がいいのかな…と

その後は、相矢倉では、先手が攻めて後手が受けに回ることが多いらしいですが、後手の渡辺竜王が、入手の桂馬と角をうまく活用して、戦場がいつの間にか、先手玉が居座っている8筋と9筋に移しまうほど、攻めていましたね…。

すなわち、佐藤二冠が渡辺竜王の攻めを、自玉の方に「引き付けた」格好となりました。

まだ戦場が2筋と3筋だった局面では、後手陣の5三にいた銀が、4二~3三へ見事に動いていましたので、渡辺竜王の指し回しが、小生にはとっても冷静に見えました。

自然な手を、自然に指せる…見ていて気持ちが良い将棋でしたね

さて、小生が「さすが」と感じたのは、後手の渡辺竜王が放った、「角の活用」を最大限活かした感じで先手の7七の銀を取りに「踏み込み」に行った、82手目の△7七角成ですね

これで角を切りに行ったわけですが、あくまでも攻めに出た積極策…行かざるを得なかったのかもしれませんが、決して攻めを切らさない構想は素晴らしいですね。

再終盤の110手目の△8六飛と切ってから放った、112手目の△5八角ではっきりしたようですが、やはり73手目の▲9六歩を咎めに行ってからの立て続けの攻め…これに尽きる感じがします

相矢倉で後手が攻める将棋…勉強になりました

ファンを大切になさる渡辺竜王です。

恐らくご自身のブログで、この対局をじっくり解説して下さることでしょう
楽しみに待ちたいと思います
(個人的には、昨日の記事でも触れましたが、41手目の▲9八香を見ての胸の内と、封じ手の根拠と、その後の指し回しについて、じっくりお聞かせ願えればなぁ…と、厚かましくも思ってます。)

おっと…。

昼間は業務に勤しんでいるので、もちろん視聴が叶わないのですが、「ダイジェスト」は今日の深夜にありますね…
正直、まだ寝不足感は否めないですが…、どんな将棋だったか…プロ棋士の解説(担当は、阿部 隆 八段と聞いています)をじっくり拝聴して、勉強したいと思います

さて、このシリーズの「ポイント」ですが…

ディフェンディング・チャンピオンの渡辺竜王が佐藤二冠の挑戦を再び退けて防衛し、「前人未到」の4連覇達成で、『永世竜王』に王手をかけるのでしょうか
挑戦者の佐藤二冠が、昨年のフルセットで奪取が叶わなかった悔しさを内に秘め、今度こそ渡辺竜王を倒して、昨年の雪辱を果たすのでしょうか

この2点でしょう

見所たっぷりの竜王戦…第2局は、10月31日と11月1日の2日間、三重県伊勢市で行われます。

小生にとっては、10月の業務進捗月次報告会と学術論文の紹介がちょうど終わった頃です
英語との格闘は始めているとは思いますが、余裕を持って観戦できそうです

楽しみですね
Comments (2)
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