Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

追悼・将棋好きの石立 鉄男 さん(3)/『スチュワーデス物語』でのご活躍(2)

2007-10-01 17:41:04 | 将棋
10月1日になりました。

9月1日以降、将棋界は、王位戦が終わり挑戦者・深浦 康市 新王位がタイトルを奪取して終幕し、羽生王座が防衛&16連覇に王手がかかっている王座戦も3日に第3局が行われ、19日から大阪府堺市を舞台に、昨年に引き続き、佐藤二冠が渡辺竜王に挑む竜王戦も開幕する状況で、タイトル戦も目白押しです。

ですが、4ヶ月前の6月1日…船戸 陽子 女流二段のブログで既報の通り、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、良く将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、急逝されました。心より、ご冥福をお祈りします。
(また、先月、高柳 敏夫 名誉九段の一周忌を迎えましたね。改めて御二人の訃報に合掌。)

先月から始めた、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有していた『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に紹介する、全10回を予定しているシリーズ。

今日は第2回目をお届けしたいと思います(以下、敬称略)。

また、大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。

【画像引用】

TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第3話&第4話

【ストーリー】

●第3話『とんでもない噂』


ビューティーレッスンの代理教官として、岩倉 ハナ(奈美 悦子)が指名され、訓練課長室を訪れる。到着時刻が遅れていることを柿野(石立 鉄男)に報告するために訓練課長室を訪れた火山教官(秋野 暢子)は、名前から「オバサンだったら時間くらい守って欲しいですね」と口走ってしまうが、目の前にいる女性が岩倉教官である事を柿野から知らされ、驚愕してしまう。


化粧をしたことがなかった訓練生の松本 千秋(堀 ちえみ)は、ビューティーレッスンで自分に相応しい化粧をマスターし、担任の村沢(風間 杜夫)に見てもらうが、村沢から「野菊のような…もう少し素朴な方が良い」と助言され、寮に戻って一人特訓をする。この様子を眺めていた村沢の婚約者・新藤 真理子(片平 なぎさ)は千秋への嫉妬心から、今後最終回まで、嫌がらせを執拗に仕掛けることに…。


スチュワーデスの訓練生は、ショートカットが規則であるが、優等生の石田 信子(高樹 澪)は、恋人の中野 孝(金田 賢一)が長髪を好んでいる事から、これを拒否してしまう。信子の恋心に賛同した木下 さやか(山咲 千里)らが中心となって「ヘアーカット反対運動」が478期の有志の間で勃発してしまい、ビューティーレッスンが座礁してしまう。


さやかが「石田さんの恋人を想う気持ちは、マウンテンゴリラの頭より高く、赤道直下で食べる鍋焼きうどんより暑し。よってヘアーカットをやらない事に決定した。」という「ヘアーカット反対宣言」を訓練課長室で読み上げ、中島 友子(白石 まるみ)から有志の署名まで受け取った柿野は、初めてのことに愕然とする。ビューティーレッスン担当の火山と岩倉も唖然。
村沢は、このとき黙って様子を眺めていたが、説得の策を用意していた様だ。


反対組に21時に寮の応接室に集合を命じた村沢の元に、真理子が仕掛けた嫌がらせのために遅れを取った、中立派の千秋もギリギリ集合時間に間に合う。
ここから、村沢の信子へのヘアーカットへの説得が始まる。


今の信子には、孝の言葉しか耳に入らないと悟った村沢は、信子に孝を紹介するように命じ、そこで、自身のプライドをかなぐり捨てて、信子にヘアーカットをするようにと、孝に説得を依頼する。
孝はアルピニストとしての夢、村沢はスチュワーデスの育成教官としての夢を語り合い、村沢に根負けした孝は、信子にヘアーカットをするように進言する。だが、信子は、あくまで拒否したのは自分の意志として頑固に曲げなかった。


訓練生の髪を規則通りに切らせることができない村沢は、訓練教官の辞任を宣言するが、「ここまで訓練をこなせたのは村沢の存在が大きく、いなくなったら頑張れない…」と素直な気持ちを吐露した千秋の姿をみた信子は、自分の頑固さが人間的な視野の狭さを指摘された事に気づき、前言を撤回してヘアーカットを決意する。


信子の説得のために反対組を集めた時間にギリギリ間に合った千秋を、金銭譲渡で幼馴染の江原 三郎(光石 研)に乱暴するように仕向けた事を白状した真理子は、今後も、「あなたが可愛がるものは、たとえ野菊の花一本でも圧し折る」と豪語。
何も罪のない千秋に被害が及ばないようにと、真理子をなだめるため、村沢はこの時、真理子に命じられるがまま関係を持ってしまう。しかし、この事件が後々に尾を引くことになってしまう。


これで第3話が終了するが、そのエンディングがこれ。
訓練センター周りのランニングから訓練開始を宣言した村沢と、訓練生がランニングする姿である。羽田空港付近の当時の風景や、東京モノレールが走る光景などが映し出され、ドラマに清々しさを与えている。

●第4話『ショックなラブシーン』


着物の着付けの(機内のトイレで15分で和服に着替える)訓練終了後、478期生達は、火山と共に、野外キャンプへ出かけるが、現地近くにある真理子の父・久之(鈴木 瑞穂)の別荘で、買い物帰りの千秋は、村沢と真理子のキスシーンを目撃してしまう。時同じくして、同期の池田 兼子(春 やすこ)も同じ現場を目撃してしまう。


ショッキングなシーンを目撃してしまった千秋は、気持ちを紛らわすために、派手に踊りまくる。そんな姿を、切なく信子,さやか,友子らは見つめる。


寮に戻ってもショックから立ち直れない千秋を、さやから同期生達は慰める。兼子と落合 克美(松岡 ふたみ)は、村沢と別荘でキスした相手が、新藤 真理子であることを突き止め、仲間に報告する。
同期生達は、このまま落ち込むよりも直接真理子に会って、事実を確かめるように助言する。千秋も、モヤモヤした気持ちをスッキリさせるため、意を決して真理子に会うことにする。


事実を知った千秋は、ショックでスチュワーデスになることに絶望し、実家に立てこもってしまう。
信子ら同期生も、村沢に事実を確認するために詰め寄り、何とか千秋を訓練に戻るように働きかけて欲しいと懇願する。
もちろん、村沢もそのつもりで、千秋の実家に出向いては、インフライトセールスの授業を敢行するが、義父の誠治(長門 裕之)に殴られては追い返されてしまう。それでも、村沢は諦めていなかった。


誠治から「家宅侵入罪で村沢を提訴する」と柿野は訴えられるが、村沢は、誠治を柿野が引き止める間に、インフライトセールスの授業を千秋の実家で行うことを提案する。柿野も渋々承諾する。


何としてでも千秋をスチュワーデスに育て上げたい…その熱意が千秋に通じ、授業がようやく成立する。
しかし、柿野の引止めから戻った誠治に、やはり最後は追い出され、「何度殴られてもまたくるから」と言い残して村沢は去る。


村沢の熱意と、自身のスチュワーデスへの夢の実現への執念のため、千秋は村沢が誰と交際しようが、最初に2人で約束したことを守ると村沢に宣言して、インフライトセールスの試験に合流する。
そんな千秋を温かく迎え入れる、さやか,友子,信子らであった。


【編集後記】

今回は、後々のストーリの展開の上で大事な場面が随所に登場するため、石立さんの登場シーンは少ないが、ポイントとなる局面ではやはり、欠かせぬ人物として登場なさっていた。
このドラマにあって、石立さんの存在はやはり絶大だった様に感じる。


【予告】

次回は、第5話からの数話をご紹介します、エントリーは11月1日の予定です。
お楽しみに。

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