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ケビン・ミッチェル対カール・ヨハンセン(2008/03/08)

2008-03-26 19:52:43 | ボクシング
英連邦・英国スーパーフェザー級タイトルマッチ

ちと前の試合ですが、
無敗の英連邦王者ケビン・ミッチェル選手(Kevin Mitchell)と英国王者カール・ヨハンセン選手(Carl Johanneson)との、英国人のチャンピオン同士の一戦は、ミッチェル選手が9回ストップ勝ちして保持していた英連邦王座に加え英国王座を獲得しています。

デビッド・ヘイ対エンゾ・マッカネリの英国人同士のクルーザー級王座統一選の前座で行われた、こちらも英国人同士の王者対決でしたが、両者激しくパンチを交換し合う大熱戦となりました。
好スタートを切ったのは23歳のミッチェル選手でした。4発5発と繰り出す力強くシャープなコンビネーションを上下に打ちまくり主導権を握ります。
対するヨハンセン選手もミッチェル選手のハイペースの攻めに完全に後手に回りながらも、しっかりとガードを固めてカウンターを狙い、数は圧倒的に少ないものの何度か良いパンチをヒットさせ防戦一方になる事はありませんでした。

試合のペースが変わり始めたのは3回。この回プレスを強めたヨハンセン選手の前進によって両者の距離がそれまでよりも接近します。このラウンドはミッチェル選手が密着戦で効果的に決めていたアッパーがポイントを奪ったように見えましたが、飛ばしすぎのミッチェル選手の手数が減りはじめ徐々にヨハンセン選手が持ち味を発揮し始めていきました。4回にはヨハンセン選手のカウンターが入る場面が明らかに増えラウンド終盤には右を打ち抜かれ形勢は完全に逆転。
6回はヨハンセン選手のワンツーが何度もミッチェル選手を捉え、ラウンド終盤には左フックのカウンターからの正確な追撃を浴び後退したミッチェル選手。
いつ倒されてもおかしくないと思わせる苦しい展開でした。
しかしこの苦しい流れになっても積極的な攻撃姿勢を貫き通していたミッチェル選手の素晴らしいガッツとタフネスで、今度は逆にヨハンセン選手が疲れを見せ始めます。
8回あたりからプレスが効かせられなくなるようになり、9回にはミッチェル選手の鋭いジャブ、強烈なボディブローで明らかに失速を見せたヨハンセン選手。
押せ押せのミッチェル選手の左フックでダウンを喫した場面で試合は事実上決していました。立ちあがったものの追撃の連打を浴びた場面でレフェリーが試合を止めています。

逆転と言って良いストップ劇でしょう。
ディフェンス面の甘さ、攻撃が一本調子な面などは気にはなりますが、このタフな戦いを勝ち抜いた23歳のホープの今後に期待したいです。

ミッチェル選手は26勝(19KO)。ヨハンセン選手は27勝(19KO)4敗。

試合動画(dailymotion)

Tough Mitchell wins British title
Mitchell Stops Johanneson To Win British Title
Mitchell delivers KO blow

ケビン・ミッチェル対エディソン・トーレス(2008/01/12)

The British Boxing Board of Control Boxing Yearbook 2008

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