WBOスーパーライト級タイトルマッチ
昨年9月以来の再戦となったWBOスーパーライト級戦は、挑戦者のケンドール・ホルト選手(Kendall Holt)が初回僅か61秒での逆転KOで王者リカルド・トーレス選手(Ricardo Torres)を破り、前回の雪辱を果たすと共に王座奪取に成功しています。
10ヶ月前に王者の地元コロンビアで行われた両者の初戦が様々な面で論議を呼んだ内容。それを受けて今回セットされた米国でのリマッチでしたが、1分あまりの間に3度のノックダウンが見られる派手な展開となりました。
初回開始早々にいきなりチャンスを掴んだのはトーレス選手でした。思い切りよく踏み込んで伸ばしたフック気味の右ストレートを綺麗に決めてホルト選手を豪快になぎ倒します。
背中からキャンバスに叩き付けられたホルト選手はすぐに立ち上がったものの、トーレス選手が強引にパンチを集めるとたまらず2度目のダウンを喫します。
綺麗にパンチがヒットしてのダウンではありませんでしたが、かすったようなパンチで膝をついたホルト選手のダメージの深さが窺えるダウンシーンで、このままトーレス選手の電撃勝利は間違いないと見えたのですが、ここから試合がひっくり返るのですからボクシングはやはり怖いです。
勝利を確信して一気に出るトーレス選手がホルト選手をロープに追い詰めます。ここで距離を詰めようと(抱きつこうと?)ホルト選手が前に出た時に、ホルト選手の頭が突進してきたトーレス選手に痛烈にヒット。
カウンターのアッパーの様にヒットしたこの頭突きが完全に効いてしまったトーレス選手。力なくロープへ後退したところにホルト選手の右ストレートを突き刺さされ、がっくりと崩れ落ちて微動だにしない姿を見てレフェリーは試合を止めました。
大逆転でのストップ勝利でしたが、このヘッドバットが今後問題視されて3度目の対戦・・てな流れもあるかも??
ホルト選手は24勝(13KO)2敗。トーレス選手は32勝(28KO)2敗。
試合動画(dailymotion)
Holt KOs Torres in one!
Kendall Holt Knocks Ricardo Torres Silly, Wild First Round
Holt drops Torres in wild first round to capture WBO crown
Kendall Holt Wins In Nuke Fest!
Kendall Holt Stops Ricardo Torres in 1st round KO!
Ricardo Torres: "I Got Careless and Kendall Holt Got Me"
リカルド・トーレス対ケンドール・ホルト(2007/09/01)
マイク・アルヌーティス対リカルド・トーレス(2006/11/18)
ケンドール・ホルト対ベン・タッキー(2008/02/08)
マイク・アルヌーティス対ケンドール・ホルト(2007/04/20)
ケンドール・ホルト対アイザック・ラツシュワヨ(2006/11/03)
昨年9月以来の再戦となったWBOスーパーライト級戦は、挑戦者のケンドール・ホルト選手(Kendall Holt)が初回僅か61秒での逆転KOで王者リカルド・トーレス選手(Ricardo Torres)を破り、前回の雪辱を果たすと共に王座奪取に成功しています。
10ヶ月前に王者の地元コロンビアで行われた両者の初戦が様々な面で論議を呼んだ内容。それを受けて今回セットされた米国でのリマッチでしたが、1分あまりの間に3度のノックダウンが見られる派手な展開となりました。
初回開始早々にいきなりチャンスを掴んだのはトーレス選手でした。思い切りよく踏み込んで伸ばしたフック気味の右ストレートを綺麗に決めてホルト選手を豪快になぎ倒します。
背中からキャンバスに叩き付けられたホルト選手はすぐに立ち上がったものの、トーレス選手が強引にパンチを集めるとたまらず2度目のダウンを喫します。
綺麗にパンチがヒットしてのダウンではありませんでしたが、かすったようなパンチで膝をついたホルト選手のダメージの深さが窺えるダウンシーンで、このままトーレス選手の電撃勝利は間違いないと見えたのですが、ここから試合がひっくり返るのですからボクシングはやはり怖いです。
勝利を確信して一気に出るトーレス選手がホルト選手をロープに追い詰めます。ここで距離を詰めようと(抱きつこうと?)ホルト選手が前に出た時に、ホルト選手の頭が突進してきたトーレス選手に痛烈にヒット。
カウンターのアッパーの様にヒットしたこの頭突きが完全に効いてしまったトーレス選手。力なくロープへ後退したところにホルト選手の右ストレートを突き刺さされ、がっくりと崩れ落ちて微動だにしない姿を見てレフェリーは試合を止めました。
大逆転でのストップ勝利でしたが、このヘッドバットが今後問題視されて3度目の対戦・・てな流れもあるかも??
ホルト選手は24勝(13KO)2敗。トーレス選手は32勝(28KO)2敗。
試合動画(dailymotion)
Holt KOs Torres in one!
Kendall Holt Knocks Ricardo Torres Silly, Wild First Round
Holt drops Torres in wild first round to capture WBO crown
Kendall Holt Wins In Nuke Fest!
Kendall Holt Stops Ricardo Torres in 1st round KO!
Ricardo Torres: "I Got Careless and Kendall Holt Got Me"
リカルド・トーレス対ケンドール・ホルト(2007/09/01)
マイク・アルヌーティス対リカルド・トーレス(2006/11/18)
ケンドール・ホルト対ベン・タッキー(2008/02/08)
マイク・アルヌーティス対ケンドール・ホルト(2007/04/20)
ケンドール・ホルト対アイザック・ラツシュワヨ(2006/11/03)
効き方からしてヘッドバッドで100%間違いない。
95%くらい勝ったような内容だったのに。
コットを追い詰めたトーレス、こんなんで終わって欲しくないし納得できない結果ですね。
両方の選手に対して興味がないからかもしてないけど。
それよりSL級には良いホープが数名いるから、その選手との試合のほうが見たい。
貼ったつべの動画ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ホルト選手の頭が効いていたのはほぼ間違いないと思いました。
ですが、いまのところ海外記事を見渡してみても頭突きを問題視しているような記事は見当たらなく、特に揉めることも無いのかもしれません。(ESPNの記事でヘッドクラッシュがあったとの言及はありましたが)
私自身も、これは故意のものには思えないのでトーレス選手にとっては不運ではあったものの仕方が無い結果なのかな、と感じています。
トーレス選手自身も「ちと荒く行き過ぎて不注意だった(超意訳)」とか述べているみたいですし。
>Unknownさん
ホルト選手は、最初に負けた試合が今回と逆のような試合でのKO負け、Dディアスにストップ勝ちした時もダウン喰う、トーレスとの初戦も倒されて逆転負け、
と打たれ脆すぎて不安定ですよね。
トーレス選手の方も、パンチはあるけど世界タイトル獲った試合、ホルト選手との前戦と疑惑と言われてもしょうがない様な試合の連続でしたので、いつ陥落してもおかしくない不安定王者。
たしかにおっしゃるように興味が沸かない気持ちはよくわかりますw
この階級の若手は充実してますよね。
この日のセミに出ていたラモン・ピーターソン良かったです。
ほかにもブラッドレー、ホプ甥、デボン・アレキサンダー、ビクトル・オルティス
と活きの良い名前が並びます。彼らにとってホルト選手は美味しい王者になりうるのではないかと期待してしまいます。
別な話なんですけどブテとアンドラーデの試合の日が決まったみたいです。僕の好きな選手ベスト5に入る同士の試合なのですごく楽しみです。
でも魅力的なボクサーですよ。
コットといいホルトといい序盤からこんなにメッタメタに出来るボクサーはすごいです。この試合も完璧で評価がグッと上がるような衝撃の1Rだったのに・・・無念すぎる・・・
ホルト選手は初黒星を喫した試合もよく似た試合をやっています。(展開は逆ですが)
http://dv.ouou.com/play/v_38d7f698b6fb8.html
ブテ対アンドラーデは両者にとって試される事の多い非常に興味深い顔合わせだと思います。楽しみですね。
>プクーさん
ホルト選手とはこれで1勝1敗、しかも2試合ともにスッキリとはいかない(?)内容だったので第三戦が行われる可能性は高そうです。
それが実現しなくても世界挑戦のチャンスはすぐに訪れると思うので、そのときに力を示して欲しいですね。