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ダニー・グリーン対フリオ・セサール・ドミンゲス(2009/08/15)

2009-08-19 21:09:41 | ボクシング
IBOクルーザー級王座決定戦

先週末に米ミシシッピ州で行われたジョーンズ対レイシー戦のセミにオーストラリアの元2階級制覇王者ダニー・グリーン選手(Danny Green)が登場。アルゼンチンからのフリオ・セサール・ドミンゲス選手(Julio Cesar Dominguez)と空位のIBO王座を争い、パワーで圧倒する5回TKOでグリーン選手が勝利しています。(体格比較)

非常に身体が硬く動きがギクシャクして見えるグリーン選手。
立ち上がりはその固い動きを突かれる形でドミンゲス選手の左フックや強烈な右フックのボディーブローに先手を許しかけたオーストラリア人。しかし身体が硬い分パンチは強烈で、初回終了間際にジャブから繋いだ左フックを強く当て、直後にドミンゲス選手の右ストレートにカウンターで合わせた右フック1発でドミンゲス選手の足元を大きく揺らします。
ロープを掴んでダウンを免れたドミンゲス選手でしたがこの場面でレフェリーのカウントが入ります。2回以降もグリーン選手の非常に固そうな左ジャブ、左右フック、右ストレートなどのハードなブローで体力を削られ続ける中、5回にグリーン選手のジャブで2度目のダウンを喫し、最後は強烈な左フックや右フックを次々に浴びせられてかなり深刻なダメージを負って再びダウンを奪われてのストップでした。

グリーン選手のパンチの強さが非常に印象的でした。次は地元オーストラリア・シドニーでこの日メインで快勝したロイ・ジョーンズ選手と対戦する話が浮上しているグリーン選手。
ジョーンズ選手のスピードに手も足も出ない完敗という展開が最も可能性が高そうではあるものの、1発当てれば・・・との期待も抱かせるカードで実現するのならば楽しみです。

グリーン選手は27勝(24KO)3敗。ドミンゲス選手は20勝(14KO)5敗1分。

試合動画(megavideo)

Jones stops Lacy; Green next?(fightnews)
Roy Jones vs Danny Green To Land in Sydney(Mark Vester/boxingscene)
Green-Jones in Sydney?(Craig Watt/fightnews)
写真
August 15, 2009: Roy Jones Jr. vs Jeff Lacy - Biloxi, MS(Scott Foster/FightWireImages)


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4 コメント

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Unknown (Ike Quarty)
2009-08-20 12:42:07
出てきたときはフェネックのようにオーストラリアを代表する選手になると感じていたんですが、あれからもう6年も経つのですね。それにしてもスーパーミドルからあげてクルーザーでもパワーがあるというのは凄いですね。早くタイトル戦線にも絡んでほしいものです。
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Unknown (管理人)
2009-08-20 19:04:00
>Ike Quartyさん
最後のラウンドのフィニッシュに至るまでのグリーン選手のパワーショーは凄みがあって良かったです。
今話が出ているシドニーでロイとやるって話が実現すれば、フェネック対ネルソン2並のビッグイベントになるのではないでしょうか。
あの時は雨の屋外で、観客が多すぎたのかWOWOWの放送で会場の音声が潰れてたのが印象に残ってます。
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Unknown (Unknown)
2009-08-22 07:26:25
ジョーンズとやっても遊ばれて終わりそうですね。
かつてジョーンズもどきのマンディンのスピードに翻弄されて負けてました。

あの頃と比べてどの位の上積みがあるかによりますけど、いくら衰えたといえどヘビー級の選手のパワーをスピードで翻弄したことのあるジョーンズに勝つのはかなり厳しいんじゃないかと思います。
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Unknown (管理人)
2009-08-22 10:20:30
>Unknownさん
ロイがグリーンにとって速すぎる相手だ、ってのは全く同意なのですが、ヘビー級の相手をスピードで翻弄したからうんぬんってのはその理由としては違う気がします。

ジョンルイ戦でパンチを食いつつ耐え抜いた→だからクルーザーの選手のパンチに耐えられるだろう、とかだったら多少は意味があると思いますが、
ヘビー級相手にスピードで翻弄した事がクルーザー級の相手とやる事の参考にはならないと思います。
一般論ですがスピードはクルーザー級の方が速いはずですから。
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