押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

ブッシュ大統領の「アジアにおける民主化・・・」演説

2007-08-26 23:11:44 | 気になる記事
ブッシュ大統領がミズーリ州で朝鮮戦争、ヴェトナム戦争などの退役軍人を前にして演説をしたそうな。曰く『日本や韓国などアジアの「成功」を引き合いに、イラクでの米軍駐留継続の重要性を訴えた。米国の関与が民主化や繁栄につながったとの趣旨だが、「日本の軍国主義者」との戦いを「イデオロギーをめぐる争い」として国際テロ組織アルカイダとの戦いと同列に論じるなど、・・・』随分乱暴ですね。
この記事の中程に朝鮮戦争、終わりの方にヴェトナム戦争に関する記述がある。

アメリカでの扱いはどうなっているのかな?とGoogle NewsのUS版を覗くとこんな記事がある。これを一生懸命?読むと同じ内容らしいが、各項目のウエイトの置き方が全然違う。ヴェトナム戦争が大きく取り上げられ、イラク戦争では、・・・だから今は撤退すべきではない、となっている。朝鮮戦争のアメリカ人の犠牲があって、今日の韓国の民主主義社会があるのだ、となっている。日本の話なんて全くない。こちらの方が論旨としては明快で筋は通っている。

ところがもう一度よく読むとブッシュ大統領に意見ではなくて、ある歴史家の意見をブッシュ大統領が引用しているらしい。自分の考えに合せて引用しているらしい。

こちらを読むと日本に関する部分が少し詳しく書いてある。この記事を書いた人がGoogleで調べたら、John DowerのEmbracing Defeat、敗北を抱きしめて、が出て来たそうな。この記事に依れば著者John Dowerはこうした引用は間違っていると既に再三抗議しているそうな。

英語の記事を辞書も引かずにパラパラと読んだので、読み違いがあるやも知れません。