押しても駄目なら

風が吹けば、と共に非線型現象の第二例でしょう。

参議院選挙で自民党大敗、野党過半数を取る

2007-08-03 00:00:46 | きのうきょうの話題
出口調査の予想通り自民党が大幅に参議院の議席を減らし、民主党が大躍進し、野党が過半数の議席を占めた。
安倍首相が選挙運動の最中に安倍を取るか小沢を選ぶか、と選挙民に何度も問いかけた。そして大敗したにも拘らず、首相の座に居座ることを表明し、大方の顰蹙を買っている。私には遂行する政策がある、その事は国民が理解している、そうな。お祖父さんの『声なき声は私を支持している』の身勝手な台詞を思い出した。このことは誰も言っていない。
首相続投は困難だと三愚人が伝えたそうだが、安倍首相は首を縦に振らなかったそうな。選挙か終わってから赤城農水大臣を事実上罷免して、また世の中の失笑を安倍首相は買った。
民主党は首相の居直りは織り込み済みで、衆議院解散に向けてあれこれの手を打って来るらしい。例えば、テロ特措法反対をこれまで以上に大声で主張している。そしてこれにシーファー米国大使が小沢民主党代表に会談を申し入れ、断られている。

・・・とまああれこれ出て来ているが、これらはまだほんの一部だろう。これからじっくり、ゆっくり見て行きたい。

そもそも自民党の長期低落は細川内閣の時から顕在化して、村山内閣で社会党を取り込むという離れ業で主導権を取り戻したかのような錯覚現象を実現した。その後、森内閣でまたおかしくなり、小泉内閣で一発逆転を、青木幹雄参議院議員会長が強く主張して、図り、一応の大成功だった。しかし、小泉首相は特異な人格で、自民党をぶっ壊すと主張して、実際あれこれの自民党の骨格を破壊してきた。それが今回の自民党大敗の原因でもあり、安倍首相の居直りの原因でもある。派閥を壊したから、安倍首相に代わる人材も出て来ない。そもそも今代わって、負ける総選挙を戦おうと言う小泉純一郎のような変人は居ないだろう。つまり、安倍晋三は居直り、そうすれば自民党はますます苦しい状況に落ち込むことになる、蟻地獄に入り込んでしまった。

株価はこの選挙結果を受けて一時落ち込んだが、午後には盛り返したとか・・・。詳しい話は不勉強です。