仮宿 451のミニベロ

OCNブログ人の終了に伴い、一旦こちらに退避しました。

K2板とHammerHead

2010年01月06日 | 20: テレマークスキー

テレマークスキーのビンディングは、先シーズンから、

22DesignsのHammerHeadを愛用しています。

http://www.twentytwodesigns.com/

機能にあふれながら、シンプルで無骨な形。いかにもテレマークといったコンサバなスタイル。

あぁ、いいです。

A1_2

■取り付け位置の調整中の図

 

Hh

■あぁハンマーヘッド。怖いなり。 

 

 

A3

■この愛用しているK2のテレマーク板は、インサートビス仕様です。

 スキー板は、本所のドロヨケと一緒で未加工品が普通なのですが、

 テレマークのビンディングの取り付け穴の規格は限られているので、

 この仕様はありです。

 

A7

■ビンディングの取り付けは、穴あけやらねじ切りや等、経験と道具を要する、

 アナログ的な作業で、とても気を使います。

 でもインサートビスならその心配はありません。

 板とビンディングを買ってきて、家でボルトを締めればOKです。

 (※使うビンディングによっては、ボルトの長さやヘッドの形状など、

   専用のオプションが必要な場合あり) 

 

A2_2

■しかし、22DesignsのHammerHeadは、独自の6穴なので、そのままでは使えません。

 

B1

■ここは、22Designsで作られたインサートビス対応のアダプター(結構高い)があるので、

 これを使います。6穴の内、中段の2穴を除く4穴を使います。

 取り付け位置については、大まかな前後だけで、細かい調整は出来ません。

 板穴の前後の調整、アダプター前後の調整を組み合わせて、4つの選択肢があります。

 実際には板の調整幅も、アダプターの調整幅も同じ20mmなので、ひとつ重なりがあり、

 3段階の調整幅になります。

 

B5

■K2 SuperStinx 167cm

 去年は+12mmのセットでしたが、前回の石打丸山では試しに-8mmで滑ってみました。

 ゲレパウでは気になりませんでしたが、圧雪では板の前が押さえられず、

 初動が遅い印象でした。慣れかもしれませんが、今年も+12でどこでも滑りましょう。

 ※コードセンター

  テレマークのビンディング取り付けの標準位置。板の長さのちょうど半分。

  ここにビンディングの3ピンラインを合わせて取り付ける。

 

B6

■カミさんのK2 ShesPiste 153cm

 セッティングがコードセンターに比べてマイナスにはならないです。

 やはりゲレンデメインということであるなりか。 ブーツも小さいので+24mmがいいやちか。

 同じ日、同じ条件で、セッティングを変えて、滑り比べてもらうしかないでありますね。

 

 インサートビスで無ければ、一度取り付けてしまえば、そうそう位置の変更などしないので、

 あとはスキーの腕前ということになりますが、簡単に位置を変えられるので、

 ちょっと悩んだりするのであります。 しかし簡単に変えられるといっても、

 4個+4個+ヒール2個の左右で計20個のボルトを、フィールドで変えるのは、

 面倒ではありますね。

 位置違いの3setを持って、フィールドでチェックできるのが理想ではあります。無理。

   

B4

■少しだけウエストの広いWorldPisteも、インサートビスの位置関係は同じであります。

 

B7

■さんざん愛用してボロボロになった旧バージョンのSuperStinxのビンディングは、

 +12でセットしたものとほぼ同じ位置でありました。

 

 

■補足1

 アダプターを噛ませると、ヒールのパーツも、高さを合わせないといけないのですが、

 それがプラのパーツと、柔らかいヘッドの鉄ネジだったので、けっこう厄介でありました。

 ヒールパーツが取れなくなり、無理やりで壊したりして、パーツだけ直接発注したりして。

 今年のパーツは、サイトで見る限りは金属になったようであります。

 

■補足2 

B2

 アダプターのビスは、緩みやすいので、LOCTITEであります。

 去年の経験でわかっていたのに、すっかり忘れて、増し締めしなかったのであります。

 キャリアに積んだ朝の高速で、ネジが一個取れてしまいました。

 確かに走行中に車の屋根にカチンと音がしたのですが、

 カミさんともども、小石が飛んできたのかな的な、のんびりした反応でありました。

 滑り終わって、家で板を拭いているときに気が付きました。

 でも、ネジが1個くらいなくても、ガタガタせずに滑れたのでありました。むー。

 

Ab

■このネジは、市販のものが使えるので安心です。

 市販のもののほうが、硬くて、きっちり精度が出ているのでいいように思うのであります。

 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
高速でネジが落下!! (すけ)
2010-01-07 22:49:33
高速でネジが落下!!
こ・恐かとです。
僕はスキー板を落としたことがあります(^^;
一般道やったんですが、後続の車が居なかったのが幸いでした。
板は見事に割れましたが、保険で新品になりました(w
ちなみに保険代は5000円でした。
友達から保険金詐欺と言われました(w
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>こ・恐かとです。 (Mako)
2010-01-07 23:42:55
>こ・恐かとです。
ごめんなさいです。

スキー板もこわいどすな。
でも、なんですの。5000円の保険て。
なんかえーどすな。
シーズンスキー保険みたいな?
ひょっとして、私が入っている山岳保険
(遭難時の捜索費やヘリ代が一部保証)も、
キャリアからスキー落としたら、
新品になるのかしら。むー。
調べてみよう。




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はじめまして。 (Shingo)
2010-01-15 21:47:19
はじめまして。
突然のコメント申し訳ありません。

記事興味深く読ませていただきました。
私も自分でハンマーヘッドの取付するつもりですが、ヒール部分のクライミングベイルセットがうまくいきません。よろしかったらアドバイス頂けないでしょうか?
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Shingoさん、コメントありがとうございます。 (Mako)
2010-01-15 22:21:09
Shingoさん、コメントありがとうございます。

クライミングベイルは最初、私も戸惑いました。

インサートビスであっても無くても、基本は同じです。
使うパーツは、ヒール本体、ヒールキー、
ベイル(金属)の3点。それにスクリュー2本です。

ポイントですが、組み付ける前に、
あらかじめ3点を組み立ててから、という点です。組み立てたら外れないように、
ムギューと手で押さえながら、板にセットします。
このムギューがマニュアルに書いてないんですよね。むー。

※組み立てるといっても、スクリューで板にきっちり締め付けるまでは、
キーは本体には完全にはまっていないので、
手で押さえていなければなりません。


他のポイントは、
・ベイルを立てた状態で組み付ける
・キーの方向性と、ベイルの押さえどころに注意する

言葉でうまく説明するのは難しいです。
参考になりましたでしょうか。
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ムギューと手で押さえながら、板にセットするしか... (Shingo)
2010-01-15 22:46:50
ムギューと手で押さえながら、板にセットするしかないよなぁ・・・と思っていたのですが、これで確信が持てました。ありがとうございました。
「ムギュー」を合言葉に取付してみます。

本当にありがとうございました。今後、ブログの方は定期的に拝見させて頂きます。
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ほとんど、ご自分で核心に迫られていましたね。 (Mako)
2010-01-16 00:08:19
ほとんど、ご自分で核心に迫られていましたね。
>「ムギュー」を合言葉
わはは。
これ1回取り付けてなじむと、
次回からはそうでもなかったです。
最初のテンション高目が、とっつきにくいところですが、
組み上げて見ると、良くできてるなぁと思いました。

ハンマーヘッドで滑られた感想など、
そのうちコメントいただけたらうれしいです。







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こんばんは (Shingo)
2010-01-30 23:51:17
こんばんは
アドバイスのおかげで取り付けもうまくいきました。随分前に取り付けは完了していました。ありがとうございました。
本日、ようやくハンマーヘッドで滑ってきました。
こんなシンプルな構造で多くの機能を持っているなぁというのが感想です。滑りだけでなく登りも快適そうで、素晴らしいビンディングに出会えた喜びでいっぱいです。

しかしです・・・問題がひとつありまして・・・

技術がついていかないのです(苦笑)
いつになったら旨くなれるのでしょうか・・・
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滑られましたか。 (Mako)
2010-01-31 00:37:04
滑られましたか。
いいですよね。ハンマーヘッド。
私は、使う板を全てハンマーヘッドにかえてしまいました。むふー。

私は体重が軽く、脚力も無いので、
ピボットは、ゲレンデでも山でも滑るときは前から2番目です。
登るときは一番前。
ブーツは、去年までT2X、今年はT2ecoです。
ピボットの3番目から後ろは、使えないです。かかとが突っ張りすぎるのであります。
オプションでソフトスプリングがあればいいのですが、あるのはスティッフだけ。むー。
ボムシェルのスプリングはソフトなので、
それが使えればいのですが、少し径が小さいので使えないのです。
22Designsが作ってくれないかなぁと思っております。

>技術がついていかない
わはは。同じです。
「Practice , Practice and Practice!」
なのであります。
でも私の場合、残雪の山々を歩き回れて、
下手でもザラメを気持ちよく滑れるだけの道具と技術があれば、
それで十分かなぁとも思っております。

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