葫（東京都江戸川区東葛西）

今日は仕事帰りに葛西駅で途中下車し、用事を済ませてから駅の北の方に足を伸ばし、
昨年秋にオープンした「葫」で食べることにしました。この店、行徳の名店「葫」で修行した店主が
独立開業した店だそうで、確かに見覚えのある人がいました（笑）。

とりあえずカウンター席に座り、全部入り塩らぁめん（１１８８円）を海苔少なめでオーダー。
出て来たのは豚骨ベースに根菜類と塩を合わせたスープに中太麺が入り、
チャーシュー、海苔、ネギ、モヤシ、半熟玉子、揚げネギなどが乗った一杯でした。

スープはマイルドながらも野菜をしっかり感じさせる味わいで、やや塩角が立った味わいでしょうか。
モチモチした麺との相性も悪くはありませんが、麺がもう少しスープを持ち上げてくれるとなお良いと思います。

チャーシューは脂身少な目で柔らかい肉質が印象的で、心持ち濃い目の味付けなのアクセントになっています。
モヤシやネギのシャキシャキ感と揚げネギの香りが味に変化を加えていますが、半熟玉子は本当に半熟なだけで味付けはなし。
出来れば味玉にして欲しかったような気がします。途中で卓上のニンニクを絞って入れると全体の味が引き締まりました。

全体的には昨今の流行とは一線を画しつつ、オリジナリティ溢れる一杯だと思いました。