自転車乗りの自転車屋です β版

新潟県新発田市でサイクルショップ27(CS27)という自転車店を営んでいます。

持ち込みホイールの組み立て。 経過報告を兼ねて…。

2009-12-29 22:55:44 | CS27のブログ
コメント欄から組み立て依頼を受けたホイールを組んでいます。


後輪は出来上がりました。

スポークは販売元で加工したらしく、長さがまちまちでした。
誤差は最大2mm。 2mmって少ないみたいですが、ネジ山4巻き分です。

ネジ山の加工は専用機で作ったようですが、送り速度が速かったのかセンターがずれていたのか、大半が曲がっていましたね。
頑張って組んだんですが、テンションを上げる前に一本ネジ山から切れてしまいました。

ニップルごと逝ったんで、ニップルの色が一つ違います。
ごめんなさい。このサイズのブラックが無かったんです…。
スポークは星、ニップルはDTを使いました。



角度をずらして見ると、大胆に肉抜きされているのが判ります。

居合わせたお客さん達は、なんのホイールか判らないようでした。
19インチで固定ギア。しかも2.60が履ける幅のリム。


トライアルのホイールです。
昔はBTR(バイシクルトライアル)、数年前にはトリアルシンとも呼ばれていました。
レギュレーションでホイールの直径が20インチと決められているのですが、エアボリュームを稼ぎたいため太いタイヤが欲しくなります。
でも太いタイヤを付けてしまうと20インチを超えてしまう…。
それならリムをインチダウンしちゃえ!ってことで19インチになりました。

なんかDHバイクの後輪に24インチを履かせた時のような話ですね。

このリムに付けるタイヤの呼称は「20"×2.50"」とか「20"×2.60"」とか。
なんで19"って言わないんだろう???
「for 19" rim」とでも書いてたんだっけ。




フロントハブです。

ディスクローター側じゃない方はラジアル組みになるのですが、ハイローハブになっているのでスポークを中から外に挿し込む事しか出来ません。
一本だけ外から中に向かって挿してみましたが、画像で判るとおり左のフランジが邪魔をしてスポークが抜けません。
無理やり挿してもいいんだけどね…。



とりあえず、仮組みしてみました。

スポークの長さを計算してみたらローター側が4mm足りないのですが、あくまでも計算上ですので実物で合わせてみないと判りません。
明日、本締めしてみます。
反ローター側は計算通りの長さでした。

もし組めなかったらスポークをカットして2クロスにするか、改めて3クロス用のスポークを作るか…。
在庫も調べてみます(スポークの在庫は数百種類あるので、すぐに出てこないんです)。

また明日ご連絡致します。

場合によっては(スポークの取り寄せとかしちゃうと)組み立ては来年になっちゃうかもしれません。
コメント (6)
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