な~んにもない

もう、わけわからんわ。

今日も眠るように歩く

2020-05-19 17:43:06 | 日記


雨上がりの空気が心地よく肌を包んでは逃げていく。

朝方にはゴミを荒らしていたカラスも、この時間になるとねぐらへ帰っていない。

通り過ぎていくエンジン音の余韻がこだまする。




何に疲れたのかなんて、どうでもいいのか、わからなくなってくるのか、

ちゃんと燃え尽きることが出来たのかを確認するように歩を進めると、

自粛による経済破壊活動で沈んで行く音があちこちから聞こえてくる。





多くの為政者たちは、火の粉がかからない答えに飢えている。

どのような傾向があるのかを探って、相場を張るような思い切った判断はしない。

失敗したってポストを失うだけで済むのに・・・なんて思ってしまう。





科学的根拠なんて言うけれど、要するに経験則。

データを取るまでの間、被害は拡散するし被害者もでる。

逆説的にに言えば、そんな流暢なことができるウィルスだったということもできる。






やがて日本列島も梅雨にはいる。

エアコンで涼を取る人も増えてくる。

不要不急が叫ばれて患者が減ったお陰もあって、
医療崩壊をおこさなかった病院に、またあの人達は集まってくるのだろうか。

心地よい風に吹かれて夕暮れの空を見上げると、やっぱりすべてが溶けて行ってしまう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

余の中から世の中へ

2020-05-16 07:24:14 | 日記

未明から降りだした雨音の激しさに目が覚めた。

時間を確認して窓へ視線を送り、その雨の強さを再確認した。

そして、もう一度眠り直そうと思った時に
つい先程まで私の全てだった夢の世界は跡形もなく消えていた。



記憶を搾っていくうちに概略は思い出せた。

だけどあれだけリアルだったのに、
信じるには足りないほど、細部はもう思い出せない。

雨音にも慣れてくると、それさへ意識の脇へと追いやられていた。




日々繰り返されている、夢と意識と無意識の連携作用。

物質社会にどっぷり浸かって暮らしているのだから、
個人の中だけで消えてなくなったものは、
最初からなかったものと直ぐに変わらなくなる。

大小を問わなければ、誰にでもある閃きの経験に、
この種の生命は生きづいているのかもしれないが。



ふと、ある記憶が頭をよぎった。

近頃聞かなくなった
「チョットイイデスカ?アナタハカミヲシンジマスカ?」
の二人組からの唐突な質問。

そして、
信じるという言葉すら必要ない時代があったんだ
という気になった。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うろこぐもな気分

2020-05-15 08:51:20 | 日記


昨夜は寝付けず、寝不足な朝を迎えた。

いつもの時間にオートマティックに目覚めたはいいけれど、体がだるい。

朝食は巻きずし。賞味期限はたいていギリギリな奴が提供される。




見上げれば、季節外れなうろこ雲。

天気の下り坂を示すサインだ。

さすがに旬ではないからか、美形とは言えない。



下り坂なのは、直ぐに敵意がみなぎってくる我が心中もそうだ。

昨日は、働き方改革の申し子へ、暴言を吐きたくなる気持ちをぐっとこらえた。

消えたわけではなく、無意識内でくすぶる材料がまたひとつ増えたに過ぎない。




足りないものばかり数えて、ため息をつく回数が増えている。

我が努力に胡坐をかいて、自分で自分を褒めてやりたいのかも知れないけれど、

表面だけを捉えて感情的になっていると、つまらぬ環境を自分で作ることになる。




苦手なことと短所とは別物だし、得意だからと言って長所とも限らない、
と言い聞かせてみる。

自分の弱点を直せば人生はよくなる、という教育を受けて来たけれど、
思い込みなのか事実なのかはわからない。

が、「いっそ、大雨が降らないかなぁ」という思いは変わらなかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暑さ対策が命とりにも

2020-05-13 08:05:36 | 日記


大型連休が終わり、夏日が続いている。

沖縄はもう梅雨入りしている。

公園では早朝トレーニングする人が増え、デートを兼ねている人もあるようだった。




日常を取り戻そうとする人たちの行動を、「緩み」と評されるのが今のトレンドとなっている。

生身の生活に戻らずにはいられない人たちと、きれいごとで片付けようとする人達のひずみを感じる。

非常時にあって教育をどうするとも言われているが、個性も独創性もない政策ばかりが並ぶのをみると、
また元に戻していいものかという気になってくる。




今回の騒動で、多くの人達がステイホームの呼びかけに応えて、不要不急の外出を見つめ直さざるを得なくなった。

そして、実際にやってみて不要不急を守ると何が残されたのか。

それぞれにジッと見つめ直したに違いない。




新型肺炎へのこれまでの経験から、ウィルスにも活動しやすい空間があることは、もうわかっている。

他の事で病院へ訪れたひとの内、既に感染していて発症していない人や、一旦治ってしまっている人がどの程度いるのかも。

その分析が公表され、報道され、議論される日はおそらくまだ先の話になるのだろう。

それを考えると、検査数を劇的に増やすと病院はどうなるんだろうかな。



今日もお天道様が大きな笑顔で進む道を照らしている。

悩むことで迷いを昇華するひとだってあるんだよとばかりに、ジリジリと伝わってくるものがある。

木陰に漏れる光の美しさに誘われて近づいてみたら、その美しさはもう留まってはいない。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

殉ずる決意

2020-05-11 08:32:02 | 日記


昨日は夕方五時まで布団の中で過ごした。

ラジオを聴きながらトイレに二度行った以外はずっと寝っ転がったままだった。

さぞかし眠れなくなるだろうと思っていたけれど、寝落ちし、今朝は目覚まし時計にしっかりと起こされた。




外へ出てみると、梅雨を思わせる空気感が漂っていた。

高温多湿で草木が勢いよく伸びる季節を思わずにいられなかった。

名も知られず地位もない者こそが、人生を本当に楽しめることを知らなければならない気がした。




知名度と高い地位の象徴、高級官僚集団、厚生労働省が発表している。

日本における、平成30年の年間死亡者数は、1,362,470人だと。

そして、同じく日本での新型コロナによる死亡者数は、5月10日時点で613人だと。

ちなみに、世界では276,435人だという。




身を切って努力した得られたここまでの成果なのだろう。

お先真っ暗なニュースも続くだろう。

約3,700人の人が、今日もなんらかが原因で命を落とす計算となる。

完成することもなければ、特殊能力開発に見込みもない私に、今という時間は問い続ける。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする