conparu blog

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十五夜

2017-10-04 20:50:00 | 随想

ベランダのミニ菜園に鉢植えのシークワーサーが、幾つかの実をつけている
直径2センチほどの小さな実ではあるが、隣のカボスにも負けないキリッとした存在感を呈している。昨年はサイダー割りのジュースや、焼き魚の絞り汁にして美味しく戴いた。小味の利いた酸味が南国の風情を連想させて、ちょっぴり悦な気分を味わらせてくれたものだ。今日は旧暦の十五夜ということで、ススキを五本と月見団子を供えて月の出を待つことにした。

余韻のないブッチ切れの政争に幻滅したか、月は上空に仄明かりを反映しただけで姿を見せていない。十五夜と言えば月を仰いで、夢想の世界に分け入った子供の頃を思い浮かべる。この日は青い茅(かや)の茎を20センチほどに揃え、箸にしてお萩やご馳走を食べたものだ。今にしてみれば何と優雅な風習で十五夜を迎えていたのだろうと思う。世が変われば形も変わる。月には餅をつくウサギに変わって、アポロ11号以来の足跡がてんてんてん、、、見えてくるようなアバタが地球を見下ろしている。
呑気なことばかりを言っていられない諸事情もあって、笑いも1オクターブ下げた苦笑気味なのは一般的傾向なのかも知れない。

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