conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

ホッとHOT

2006-06-30 00:34:00 | 日記

今日も暑かった。
40℃を超えている釜前、
黙々と焼きを終えて直ちにシャワーを浴びる。
夕飯はその後で、ゆっくりと・・・

ニュースが画面に流れた。
29年ぶりの母子対面、
切々と情がかよう・・・拉致の非情。


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雨の紫陽花

2006-06-25 22:25:00 | 日記

  降る雨に紫陽花いろを増しにけり

灰色の雲が低く覆い、ちまちまと小雨が降ったり止んだり、涼しげな梅雨最中であります。
それでも室内や屋外で体を動かせば、じっとり汗をかくほど、当然ながら湿度も高い。
特にこの季節の長雨ともなれば、暗澹とした気圧の重みを感じて、気分も憂鬱であります。それゆえに戸外の状況は遮断されて、自分空間の中でさまざまな想像に浸ります。

このような下で紫陽花の深まりゆく色を眺めていたら、物語の世界に閉じ込められてしまいそうだ。

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遠い日

2006-06-16 00:33:00 | 詩歌

少年の魂が
千年杉の下を潜るとき

白い雲にであった
孫悟空はいなかったけど
あの雲にちがいない

おで迎えは嬉しいが
重すぎた

雲は煙のように
目の前から背中に消えた

遠い日の記憶・・・

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スズメバチの恐怖

2006-06-15 00:11:00 | 日記

スズメバチは大型の蜂で獰猛な性格、と言う認識から「スズメバチ」と聞いただけで拒否反応を起こしてしまいます。
このスズメバチが、こともあろうに・・・(もう構えていますよ)、二階のベランダに巣を作り出しました。しかも出入り口の頭上です。
直径7センチ、長さ9センチくらいの新築ほやほやの巣ですが、もう立派に『スズメバチの巣』です。

かつて十年近くも前のこと、自然同好会に参加して野鳥観察に赴いたときのことです。山の中だったので、会長さんが「この辺にはスズメバチが多いので、そばに寄ってきても決して追い払ったり、叩いたりしないように」と厳重に注意されました。
もしも、手を上げたり体を動かしたりすると、敵性生物と勘違いして攻撃してくるからです。
山中の観察展望塔に上っているとき、会長の言うとおり何処からとも無く、ぶ~んと羽音が聞こえ、大きなスズメバチが飛来しました。

皆の回りを一巡したかと思うと、如何したことか私の首と耳元に羽先が触れるほどに近づき、電気ノコギリのような羽音を鳴らし続けました。
誰も彼も、し~んとして静止画のように緊張して動けません。動いているのはスズメバチだけ。
息を止めてじっとしていると「相手にならない」と思ったか、ぶ~んと飛び去って行きました。

さて、ベランダのスズメバチです、猫に鈴をつけるようには行きません。恐怖心があるけど挑戦です。失敗は許されない。
薬局でジェット噴射の蜂駆除用薬品を買ってきて狙いを定め、一気に噴射しました。かけすぎて天井から雫が滴り、体の一部にかかってきましたが、その甲斐あって駆除成功です。





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豚舎と景観

2006-06-11 01:07:00 | 日記

多摩の西北にある狭山丘陵は、広大な都立自然公園として、またトトロの森としても知られているが、かつては狭山丘陵を境にして、東京都と埼玉県が分かれていたらしい。
今では一部が都に編入されている地域もある。この狭山丘陵からさらに北にある狭山台地が今日の主舞台である。

西から東へと緩やかに傾斜しながら、広い裾野を描いて茶畑のうねりが続いている。
遠くには秩父連山が聳え、台地の西端には奥多摩の峰々が望見できる。狭山台地の縁に沿って切り崩されたような段差が続いているのは、太古からの多摩川の氾濫によって侵害された、扇状地の傷跡の対岸なのである。

狭山台地は穏やかな風情の中にあるが、木枯らしの吹く季節は狭山おろしの痛烈な風に見舞われて、印象が一変するのだ。広大な台地には大正時代の飛行場があったと云う話にも、当時を偲ばせるものは何も無い。

私が多摩の地に来たのは、三十年前だった。この辺一帯には、雉が見え隠れして、人影をみると足早に茶畑の中へ姿を隠してしまう。禁猟地区なので、今でも時折見られる光景なのである。

裏山と言っている狭山台地の林道は、狭山台地の西にあって、狭山茶の起源に係わる広大な畑の中を貫いている。大妻女子大の校舎もこの茶畑の一角にあり、ゴルフ場に隣り合わせた緑の中で、ライトブラウンの校舎と尖塔が際立った存在を見せている。自然の中に君臨する人工の造物である。

この大妻女子大へ向かう道筋に豚舎が建つようになり、甚だ閉口している。
犬の散歩道でもあるから、出来るだけ歩けるだけ遠くに行こうと思い、この豚舎の前に来るのだが、特有の臭いの故に行く手を阻まれることがしばしばである。
大型の豚舎は高窓で中が見えないけれど、窓から押し出されてくるムッとした空気が、もろに豚香?を運んできて、豚たちのうごめきさえ察せられる。
一つ先にある豚舎は、細かく仕切られた鉄柵と屋根だけがついた、豚にとってはアウシュヴィッツの豚舎なのだが、そんな思いも知らずに大きなお尻を並べて寝転んでいる姿は、いとも平和のきわみと言わざるを得ない。

狭山台地の自然景観の中に出現した豚舎は、美観を損なうだけでなく周囲に居住する県人や都民にとって、大いなる災いである。隣接するゴルフ場や女子大生にとっても、イメージダウンの評価損となる。







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