conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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年の瀬雑感

2021-12-30 00:02:52 | 随想

年の瀬というザワザワした切迫感がない。歳のせいも無くはないが、多分にコロナのせいによるであろう、不感症気味な停滞感に襲われて味気ない年を終えようとしている。一通りの家庭行事である掃除や食材の調達やら、正月料理の下処理の手伝いはこなしたけれど、気持ちは一向にアンチ正月だ。というわけで、ウキウキ感はないけれど、自分なりの気持ちの整理はついているから、平常通りの時間感覚に引き戻されて、新しい年に向かっていくのだろう。

世の中欲が深くて、何ごともゼニ勘定で頭が占められている輩が充満して、政治から事業に至るまで、億の金が動いているのには閉口する。無いもののやっかみも半分はあるが、金よりも心の拠所としてメンタリティーな安心を、キザではあるが静かな喜びに満足出来ればいいな、と思える年の瀬を引き寄せよう。

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師走独走のつぶやき

2021-12-12 21:52:33 | 随想

部屋の大掃除や外回りの清掃は未だ取りかかっていないが、賀状のイラストやレイアウトは何とか保存状態に辿りついた。かつて現役の頃は、版を起こして手刷りの労も厭わなかったけれど、今ではカメラで収録した画像に頼る、編集の労があるだけの賀状となって、年々投函数も減ってきている。
人の寿命は計り難いし予測も出来ないので、残されたもののみが彼ら彼女らの残影を引きとって、記憶の海にそっと沈めて眠らせてあげるのだ。最近届いた忌中による年賀状辞退の報は、旧友の奥さんからであった。福島原発の被害を受けて住家を追われ、各地を転々とした挙げ句に、漸く元の住地に近い南相馬市に新居を構えたのであったが、終の棲家として如何な心持ちであったか知るよしもない。

新コロナの動きは不気味にも低地を這っていて、大六波の襲来を危惧している内に、変異株オミクロンがこぼれ種のように侵入してきました。幸いにも我が家族に罹患者は出ていないけれど、この先どの様な展開になるやら、世界の情勢とともに混沌と退廃の修羅場を経なければ、もっとマシな人間世に出られないのかも。今日のニュースでは米国ケンタッキー州やその周辺の州で、強大な竜巻に襲わた被害が映し出された。まるで魔神が根こそぎ地上の建物を踏み荒らしたと思える、荒涼たる原野・・・自然の暴威は何処から来て何処へ去って行ったのか、元を正せば人間の自然破壊から原因回帰となって現われているのかも、考えさせられる現象だ。

 

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