conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

時を超えた親しみ

2012-03-28 21:19:41 | 日記

 

昨日は好天に恵まれて畑仕事に熱中しました。

種じゃが芋植え付けのための掘り起こしで、格好つけると「春耕」となります。

二畝ほどの掘り起こしは適度の潤滑剤となって、

周りの一群の雑草にも手が回りました。

腰をかがめ、まじかに雑草を見れば、

おおいぬのふぐり、ほとけのざ、ぶたくさと思しき

繊毛のついた小さな葉っぱが広範囲に伸びている。

おおいぬのふぐりは青い小さな花をつけて、見るからに

可哀想な気もするけれど、畑にあっては徒花の域を出ない。

畑にいると不思議に心が和む。

土をいじることは自然の懐に居るような、時間を超えた親しみが湧いてくる。

 

今から二十数年前のこと。

深大寺や神代植物公園の近くを通りかかったときの忘れがたい記憶がある。、

あの辺はまだ畑があって、道路に面した6,70センチ高さの土手の上に広がっていた。

バスを待っていたと思われるお婆さんがひとり、

土手に腰かけながら、しきりに土をいじっている。

かなり高齢なその老女の足が、子供のように前後に揺れている。

両手で土を包むように愛しむように。

時を超えた親しみを、両手の中に包んでいたのだろう。

 

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それだけのこと

2012-03-25 20:28:30 | 詩歌

青い空 白い雲
久々の春陽が地上の家々を取りまいている

ただこれだけの風情で
なんとも言えない
大きな自然の温もりを感じる

大地には花が咲き初め
メジロやシジュウカラが甘い蜜を吸っている

高空には銀翼を光らせ
微かな機音を降り落していく機影

ただそれだけのこと

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震度4

2012-03-16 13:21:07 | 詩歌

gooに来てから半月を回りました。

新しい一歩を宣言して前へ

後ろを振り向かない

それなのに過去が前に現れようと

時計の針が震度4

昨夜もドシンと揺れました

大都会のナマズが目を覚ますのか

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あれから一年

2012-03-11 19:52:32 | 日記

あの日が蘇ってくる。一年目の今日、『東日本大震災犠牲者』の慰霊が各地で行われた。

我が家でも午後2時46分、サイレンを合図に1分間の黙とうをささげました。

瞼の奥には、街を呑み込みつつ瞬時のうちに多くの命を奪っていった、大津波の映像が焼き付いている。

そして、福島原発が追い打ちをかけて、悲しみを深くしました。

一年後の今、やはり思うことは復興の足取りが遅いと云うこと。被災者にとって、生活の設計ができないまま

仮の居所にとどめ置かれているのは、先の希望が断たれているも同然なのだから。

国立劇場で催された慰霊祭では、天皇陛下のお言葉が心に響いた。真心だろう。

 

 

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春到来

2012-03-06 22:15:32 | グルメ

一気に春到来です。

冬野菜のホウレンソウを採取に畑について行きました。

「ついて行く」と言うところがしおらしい?

春の七草(要するに雑草ですが)に混じって、蕗の薹が顔を出していました。

あるはあるは、、、あっちにも、こっちにも。

熊は冬眠から覚めると、真っ先にこの蕗の薹を食べるそうだ。

衰えた肝臓の機能を回復するため、と聞いた。

人間だって、、、と云うことでゴマ油で味噌とあえて一献、美味しくいただきました。

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春の余寒

2012-03-05 20:16:35 | 日記

3月早々に降った大雪も、今ではすっかり溶けてあとかたもありません。

今日は二十四節気の一つ『啓蟄』ですが、何んとまぁ寒い夜になっています。

松の幹に巻いた菰莚の寝床では、春の陽を見ずに焼かれる虫もいただろうに。

そう言えば、びわ湖毎日マラソンも春陽に恵まれず、途中棄権した選手も多かったようです。

タイムは平凡な記録だったけれど、温かい声援に迎えられてゴールできたのはよかった。

一週間天気予報を見ると、明日以降は徐々に気温も上がるようだし、春の日差しも強まるようです。

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