conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

アメリカハナミズキ

2020-10-31 16:58:57 | 詩歌




アメリカハナミズキ

赤い実が熟れていても 鳥は寄りつかない
固く閉ざされた実の中には 毒や渋が詰まっているのだろう
街路樹使節?として日本に来た晩秋の姿は 青空に映えて美しい
でも、どこか単独の内に秘めた想いが 虚空に漂うのは寂しい

自然の風物は人の心に語りかけて、その存在を意味あるモノに留める。
自分が対象物にどの様な感情を持つか、美感、嗜好、思想、生き様、
虚空は広げた風呂敷のようにハナミズキを包んで 私の目を待っている

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案の定その通りになった

2020-10-26 21:27:13 | 随想

案の定その通りになった。
安倍政権を継続すると云った新政権、庶民感覚からすると政治が地に着いていない。
遠い異空間で仕切られているといった距離感が、政治を庶民から遠ざけているのではないか。事柄は様々にニュースで伝えられているので個別の案件には踏み込まないが、日本を取り巻く東アジアの政情や軍事情勢がきな臭い中で、与党としてのガードの堅さが国内政治に反映されていると見る。となるとコロナ禍で経済が落ち込んだ分、当然のてこ入れがあって、国の基盤である財政を重視するのは「いろは」の“い”ではないか。そこには個人の尊厳とか権利の遵守とかは二の次になる。こうなると『お国のため』が優先されて、いつか来た道の分岐点を過ぎることになる。この分でいくと少子化は軍備の上からも望ましくない。『産めよ増やせよ』号令一下、戦争への下準備へと行きかねない。大方の危惧している不安は軍靴の足音ではないか。現在の政情を危惧するとすれば、菅政権がもし強行政策を採り続けて民意から離反したときに、国民から見放される恐れがあることだ。説明責任を果さなければ寄って立つ処も無いに等しい。

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秋空とコスモスの花

2020-10-18 22:33:02 | 詩歌

澄みわたる大空にコスモスの花



鬱屈しそうな「Withコロナ」の日常、連日の雨とあって、いささか気分も滅入っていた。今日も予報では雨だったけれど、心地よい快晴に恵まれたので日曜菜園までの1キロ弱の路を歩いてみる。

菜園に程近い空き地では、澄み切った秋空に向かって、思いの丈を伸ばして咲いているコスモスの花に出会った。広大無辺の天空へと差し招く花の心が、縮こまっていた私の心をこじ開けてくれた。



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国のかたち

2020-10-05 15:15:29 | 随想

「自分の国は自分(の國)で守る」第一義的には当然のことです。足らざるを補うも然り、安保条約の存在になりますが、かつての大国も台所事情が逼迫してくると、海外派兵や基地負担が重石になると云うことで、それらが縮小傾向にあります。「世界の警察官」の役目も終わったと云うことになれば、縮小傾向は避けられません。この期に及んで憲法改正が叫ばれていることについては、その前段における自衛力の範囲が問題になります。仮に敵国から攻撃された場合は、当然国を守る自衛隊の反撃も可能と言われますから、何をもって憲法改正と云われるのか。この中でも特に「緊急事態条項」という緊急時の政府への白紙委任状如き、薬にも毒にもなりうる法案が注目されています。個人の恣意的な独裁政治が、第二次大戦の悲劇を招いた事例として、この法案の危険性が指摘されるところです。国難に直面しつつある状況が認められる今日、重要なことは国民への丁寧な説明と国民への向き合い方です。疑念を持たせるような行跡で法をねじ曲げることがあっては、信用されなくなります。何よりも外交による危険排除が優先されるのではないでしょうか。

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