conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

コロナ禍の自分空間

2020-05-28 16:34:50 | 随想
コロナ騒動が緊急事態宣言解除に至った今、感染者数は収束の方向にあると言い、このまま終息に向かうのか、変異種の2次感染に拡張されるのか、予想もつかない。WHOのテドロス事務局長が言うように、決してコロナ禍に対する予防措置を緩めないことが肝心だとの言は的を得ている。中南米やアジア、アフリカではこれからが感染のピークを迎えるとの予測もあり、2次3次感染が暗然と世界を取り巻いている不気味さを思わずにいられない。
緊急事態発令中の不要不急の外出規制で、生活サイクルを乱した人も多くいた。わが家は比較的状況反応が良いほうで、老夫婦で畑作業に精を出すとか、この際とばかり読書をしたり、アナログレコードを引っ張り出してプレーヤーにかけることで、時間的な空虚感はなかったのであるが、満足感を得られない内容もあった。読書は続けて読むには3日が限界であったし、レコード鑑賞はコンポ自体が低級なので音質がすこぶる悪い。そこでコロナ禍を逆手にとって、思いのままの悠久な時間の中でネットショッピングに走ったのである。ショッピングマーケットの「楽天」でオーディオ機器の購入予約をした。ところがコロナ禍が邪魔をして、流通の不便から3ヶ月以上も入荷を待たなければならない。全ての流通に云えるのでこれも仕方のないこと。何をするにも忍耐が必要だ。コロナ禍の緊急事態解除を心から喜べないのは、今後の推移が読めないからで、企業の業務再開によって通勤の混雑も戻ってきた。接触の機会が濃密になって、見えない敵が3密を脅かしていることに変わりはない。
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流れが変わる?

2020-05-21 11:22:03 | 随想
ここに来て世の流れが良くなってきたかなと思える。国民の総意とまでは行かないまでも、民パワーの盛り上がりが政治の流れを変える最良の手だ。言うまでもなく、こんな時だからこそ医療界の問題もいろいろと矛盾が表面化して、新コロナウィルスの防御用具不足から受け入れ態勢に至るまで蜂の巣をつついたような混乱を見せた。医療従事者に対する偏見は、その家族にも及んで理不尽です。一つには島国根性が異種排除に走ってしまう、大衆迎合的な心理伝播の働きがあるように思える。逆に医療体制にしても、診療科によっては本当に患者のためになっているのか?と危惧する後進性もある。兎に角このような試練を繰り返しながら、本物の民主主義へと移行していくものと推察します。
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千変万化

2020-05-15 22:09:11 | 随想
現在の文明との関連性において、古代文明の発祥地が同一の発展を遂げものではない。
時は回り地の栄は移ろう、千変万化の現象に照らせば、今日の都市の姿も明日には変わる。過去の栄華はあくまでも過去のもの、とは云っても「夢よ再び」の願望は人の世の常であるから、歴史の転換期には願望が渦巻いて後者が前者を覆してきた。
時の流れには自然の理が伴っている。これを無視して強引な手法で事を為そうとすれば、必ず流される。いや、溺れてしまう。藻掻く姿は見苦しい。
 世界を見れば習近平もトランプも藻掻いています。小トランプだって流れの中で藻掻いています。混沌とした時代の隙間では邪鬼が本当の姿を現して、民衆を在らぬ方向へ誤誘導してしまう。国難に対しては武器で対応すれば済むと云うものでなく、平時の外交努力こそ最優先の課題として取り組むべきだ。政治の辣腕は外交で発揮して欲しい。もし、武力で対抗するとなれば、先に待っているものは徴兵制だろう。今の若い人たちが政治に無関心でいるとすれば、いつかは戦場へ駆り出される日が来るかも知れないのだ。
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エネルギーの反転

2020-05-04 21:18:30 | 随想
 グローバリズムの先々には華やかな国際化が進んで、リベラルな知的社会と揺るぎない民主国家が構築されていると思っていた。これが一般的なビジョンだと思う。ところが新コロナの大津波が五大陸を呑み込んで反転し、歴史的人類の英知を沖合の海中に連れ去ろうとしている。津波とともに悪夢が地上を席巻して、白亜紀の地層を掻きむしり、爬虫類の再生と跋扈する幻影を映し出している。中生代の地球体フラッシュバックが、とんでもない現世の闇から放出されたのだ。中生代その頃は、人類の種も海底の藻と共に揺れて、光合成の育成の最中にあったか、宇宙のビッグバーンによってはじき飛ばされた塵芥の中で眠っていたかのどちらかであろう。反転作用は運動エネルギーの飽和状態に現われる方向転換と云われ、全く予想外の方向に状況を変えてしまうらしい。コロナ禍による世界の秩序が崩れて、第四次産業革命が起きる可能性も涌出してきた、ことに喜ぶべきか戸惑うべきか。ITとロボットによる工業生産、インターネットと人工知能が結びついて、居ながらにして生産に関与し、スマート電化であらゆるものがオートメーション化する。文字通り夢のようなIT産業到来であるが、明日明後日にやって来るものでもないから、現在の産業(崩壊)、生活困窮の状態のまま、耐乏を続けるしかない。産業も家庭も疲弊した後にどの様な社会が来るのか、「失われた時代」此方の方が現実味を帯びてくる可能性がある。
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