conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

晩夏一服

2007-08-31 02:25:00 | 日記
 大地を冷やす秋雨に暑気は何処へと我がうちを観る

あれほどの暑さが何処へ行った、と思わせる気温の急変である。秋雨がすっかり暑気を取り払い、冷え冷えとした秋気に包まれて、晩夏一服の感がある。けれどこの時期の湿度の高い気候では、動き回るほどに熱気を伴う、はっきりしない鈍重感が体内をかすめる。

これも一時的な現象で、まだまだ晩夏の残暑が続くそうだ。

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トイレから月光へ

2007-08-27 23:43:00 | 日記
水周りの補修工事は、場所によっては苦労するところがあります。
水タンクがあり、太目のパイプがL字に曲がっているトイレなど、無理なく完全にネジが締めこまれていないと、水漏れがしてしまう。

今日もまたトイレの水漏れ補修をしたところ、どうも頂けません。
水タンクを持ち上げ、パイプを垂直水平に直して、パッキンを新しいのに換えても、じわ~っとカップリングから水が滲み出てくる。

シーラーを巻いてねじ込めば良かったかもしれないけど後の祭り、狭いところで汗びっしょりのお父さん(私)は、前回の水攻めに会わないだけでも作業に納得したのでした。

シャワーを浴びてパジャマ姿で外に出ると、丸い月が煌々と雲を照らしていました。
爽やかな夜気が私の周りから、月に照らされた光雲の彼方へと連なっているのでした。

明日は6年半ぶりの皆既月食だそうです。
関東地方も曇りがちだけど、見られたらいいな。
  
 秋月の雲ひき寄せて照らしおり  
              

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白椿あわれ

2007-08-27 00:40:00 | 日記
蝶やトンボの少ない夏ではあったけど、樹木の葉は例年通り繁茂して強い日差しを遮ってくれた。

その中でも白椿は、部屋の中から窓を通して見える、お気に入りの額絵となって、常々心を癒してくれた。

ところが、よく葉裏を観ると2センチほどの幼虫がびっしり集っていて、ショックを与えるとくも糸を垂らすようにして落ちてくる。

アメシロ・・・アメリカシロヒトリかと思うこの虫は、大食漢でことごとく葉を食い荒らしてしまう。

おかげで窓から見える美景は、随分とそがれてしまった。
抜け殻も付着していて、風の吹きようによってはアレルギーの素ともなりかねない。

高枝切りを持ち出して、一本一本慎重に切っていったが、最後には電動ノコギリの出番でバッサリ、後顧の悔やいを残さず・・・そう有ればいいのだが・・・。

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友への見舞い状

2007-08-21 00:36:00 | 日記
300メートルほど離れた郵便ポストに、先ほど「残暑お見舞い」葉書を投函してきた。
住宅地内なので歩いている人もなく静かなのだけど、戸々の小窓からは灯りがこぼれ、人の気配も感じられる。

ひそやかに秋気が訪れている晩夏とはいえ、
まだまだ寝苦しいほどの熱気が篭り、寝つきの遅い家も多いことだろう。

郵便と言えば、かつてはこまめに書いたものだが近頃は随分と億劫になって、賀状を出すのが関の山、面倒になってきた。

いざ書くとなると忘れ字が結構あって、辞書を引くのも面倒な気がしてくる。

いい加減な字を書くわけにもいかないから、結局辞書を繰るわけだけど、もともと辞書を繰る所為は嫌いではなかったので、引いているうちに派生語まで引いていることがある。

インターネットの普及で、通信手段も「書く」から「打つ」に変わり、頭の中で考えなくても文章に沿った漢字が整えられる、いわば便利性の不便によって字体が宇宙遊泳してしまうのだ。

私の数少ない友の中で、O君は定期的に水彩の葉書絵を送ってくれた。だんだんと絵に深みが出て、描いているときの心のひださえ感じられるようになったのが嬉しかった。

その友へ随分と久しぶりに、「残暑お見舞い」状を出したのでした。

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涼風の夜

2007-08-19 00:21:00 | 詩歌

生を吹き返したような、とうとうと、
ふつふつと、こんこんと吹き渡る風

窓いっぱいに夜陰の冷気を吸いながら
残暑をしばし忘れていよう

ハイビスカスの紅の色も、
イチジクの青い実も、
冷気の中で眠っている

のろまなゴキブリが死んだふり、
ひっくり反ってそのまま
女房の手にかかる
熱暑の夜半を振り返る

ひょうひょうと、さわさわと、
深みゆく夜の中で
贈られた風にありがとう


<万の海里を吹き分けて涼夜あり>

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温度計もへん

2007-08-18 00:35:00 | 日記
照り返しの強い玄関脇の温度が43度もあった。でも40.9度が今までの最高気温であることを考えれば、明らかにいかれた温度計なのか。

この誤差は現実の暑さの中で、意味を持たないからさらりと流そう。
今日の日記は本文なし、序文で終わり・・・連日連夜の猛暑熱帯夜で疲れもこもりがち、夜更かしを避けましょう。

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熱射の町

2007-08-12 09:43:00 | 日記
  蝉時雨こいしや熱射の町は無音の日照り

こうも暑い日が続くと、クーラーがありがたい。何処かに置き忘れた思いを呼び戻してくれる。
遠く微かに、音が近づいてくる。
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トイレの"DO IT YOURSELF”

2007-08-09 01:22:00 | 日記
二日間かけてトイレの壁紙を張り替えました。けっこう難作業だった、と言うのが実感です。天井から床まで2メートル以上ありますから、糊の付いたまま持ち運ぶことからして工夫が要ります。

形状に合わせて切り込みや角だしをするとき、切り込みすぎたり角だしが充分でなかったりで、隙間が開いたところも傷が付いたところもありました。

当然補修となるのですが、細かいところは女房に任せて、水洗タンクの付け戻しや、ウオッシユレットのホース取り付けに及んだまではよかったのですが、水道元栓を開けたとたん、ホースが外れて水が噴出しました。

床は大洪水になり、せっかく張った壁紙も飛沫を浴びました。幸い壁紙に異常はなかったので、ほっと一安心。

くたくたに疲れていましたから、気が回らなかったのですね。遅い夕食でワインを飲み、シャワーを浴びたら元気が戻りました。

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夏本番

2007-08-02 00:28:00 | 日記
暑い8月が来た。心理的にも特別暑い夏は、銀行の窓口で国民健康保険税と資産税の振込みから始まった。

梅雨明け宣言は出ていないものの、実質的に「もう明けた」らしい。
外気が30度を超えているのを皮膚感覚が捉えたが、風道に立つと汗の気も飛ぶ微温強風の洗礼に見舞われた。

何処かでは『秋』の気配も忍ばせて、短い夏の始まりと終わりを告げる便りもあったりで、南から北へと日本の季節が脈動しています。

つかの間の汗切りの風が止む頃、じぃじぃと炎の太陽に身を焼かれるだろう。
じぃじぃと蝉の鳴かない夏が肌を焼く。
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