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conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
[ブックマーク『conparuの白い航跡』もよろしく]

眠れる「時」

2015-02-26 20:44:26 | 随想

どこかで遠雷のような空気を震わせて
21世紀の神話が作られている

懐かしくも恐ろしい皮膚感覚が
電光石火のように時を飛び超えて
歴史の井戸水を汲みあげているのだ

氷河は溶けて流れ
霊峰の法師は山に戻らない

何時からか神泉は枯れたまま
野獣の棲家となった

「時」が眠りから覚めるまで
荒野はお前のなすがままだ




古代は神話の世界でもある。
澄んでいる泉水を掻きまわす愚劣は相応しくない。
とは言っても先達の古代史は、私にとって
洞穴の一灯に相応しく、一灯に照らされた
絵を見た思いがしたのである。

日本の古代史は先住民族の支配地域に、新しい渡来民族が入って来たことによって劇的に展開した。その地が北九州である。

古社の祭神では高木神と天忍穂耳尊、大国主命の三柱が広域に祭られている。
大国主命の子孫が九州中南部を支配していたところへ、北部の天孫族連合が侵攻し、敗者の姫との婚姻によって両者はした。婚姻によって九州一円が天孫族の支配するところとなった。おそらく流血は最小限にして、多勢を味方に引き入れる方策だったのであろう。

天孫族の基盤が九州に出来上がった。これまで列島を支配していた倭国の大王は、大国主とその子孫であるが、出雲大和に至っても天孫族の策は引き継がれていくこととなる。神武天皇の東征が長髄彦を徹底的に打ち砕いたとしても、多くの倭国民を同化して日本国民としてしていった方策は一考させられる。

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オレオレ・・・

2015-02-18 15:48:52 | 日記

昨日10時ごろに電話があった。
受話器を取ると「・・・・・」受話器の向こうはダンマリ

私「もしもーし〇〇ですが」
彼「・・・・・」

私「もしもし、どなたですか?」
彼「・・・・・オレだよ、オレ・・・」(低い陰気な声)

私「だれ?」
彼「オレだよオレ、、、わかんないかな」

私「わかりません、だれ?」
彼「・・・ヒロ・・・」

私「ヒロ何ですか?わかりません」「ハッキリ言って下さい!」
彼「・・・・・」「やまざきさんじゃなかったですか・・・」ガチャン

もう、おわかりです。相手の「・・・」は計算しての沈黙。
こちらに特定の人を想像させる手口です。

こちらが想像して〇〇さん?とか云うものなら
相手のペースに乗っかってしまいます。

それにしても、、、吾輩にも来るとは世もスエだな。

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見果てぬ想い

2015-02-13 10:40:14 | 随想

古代を探究している人は多い。
しかも専門的、学術的な論考もあって、一素人の浅学からすれば敷居が高いのだけれど、大いに参考勉強になった。
今までに大分県の極楽ねこさんという方のブログ、『豊後古代史通信』を拝見して『難民が作った国「邪馬台国」』の集成は大変得るところがあった。http://shippo2422.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

それとこれから勉強しますが、こちらは福岡の「油獏」さんのブログ、『天神地祇』~「古代妄想」「神社百景」「神々の成立の謎」ETC
等々ボリューム満点の内容の深いものです。http://aburabaku.jp/archives/cat_171467.html

お二人とも九州の地にあって、こよなく古代を愛し、資料を駆使して文化の流入地であった、
北九州連合小国と邪馬台国の位置づけや、大陸半島との交流、出雲との関係において新鮮な感動を与えてくれました。

まだ拾い読みですが、油獏さんの『神社百景』の中に書きとめられた、九州に鎮座する神社の祭神で「天忍穂耳尊」を祀るところが多いのに驚きました。天照大神の子であり、瓊々杵命の父でもある天忍穂耳尊は高天原に居残ったままでした。
九州中南部域に於いては「大巳貴(大国主、大物主)」を祀るところも多い。出雲の支配が及んだ大古の形跡を示している証左だと
述べています。

本格的な研究史書に出会うと、浅学の古代物語は腐食したブリキのように原形を留め得ません。出雲の支配が九州にまで・・・考えてみると大古に於いて、出雲こそが倭国であったという指摘は妙に納得がいく。

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