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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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ベラトリックス

2015-04-20 07:05:51 | 詩集・瑠璃の籠

みっともないことをしてはいけません
あなたがたが
影から不思議な手を使ってやっていることに
わたしたちが何も気づいていないと思っているのなら
あなたがたはとんでもない愚か者です

あなたがたのやりそうなことなど
百手先から読むことができます
あなたがたが胸に常に焚いている
愚かなあこがれの火の匂いは
苦しいほどわたしたちの感覚を刺すのです

女性よりも お金よりも
もっと欲しいものが
あなたにはある
それは天使の段階に昇れる階段です
すべての人間を超えることのできる
偉大な天使になれる階段です

愚か者よ
あなたは嘘をつくことなど平気でできる
裏庭の誰もいないところで
蛙の首を絞めることなど簡単にできる
あわれな小人の弱みを握って
吐いた煙りの香りに酔わせ
馬鹿なことをやらせることなどお手の物だ

あらゆる 卑怯なことをして
完璧な計画を立てて
あなたは自らを聖化し
あまりにも美しい
偉大なる天使になるつもりなのです

おやめなさい
馬鹿が本当に天使になるには
それは永い年月と修行が必要なのです
天使にできることが
未だ少年期の暗黒にひたっているあなたにできるはずがない
愛と理想のために命を捨てることができますか
人々を助けるために真心のみで行動することができますか
三千人の人間の命をいっぺんに救うことができますか
性欲と金銭欲と権力欲を捨てることができますか

つまらないことを考えているよりは
人間としての自分を真面目に受け入れ
人間としての自分ができることを真面目にやりなさい
真っ正直な自分こそが あなたにとっての天使です
嘘で塗りたくった権力や
小手先の技術を操って
天使になることなどできるはずがない

今 この地上で
肉体を持っている存在の中では
天使以上の者は存在しません
わたしたちは今 地上世界では
権力もたくさんのお金も持っていませんが
愛のみであらゆることができます
数カ月で人類すべてを救うこともできるのです

わたしたちを甘く見てはいけません
わたしたちと あなたがたの段階の差は
あなたがたが思っている以上に 大きいのです
それはこれからだんだんわかってくるでしょう

見えないところから
わたしたちをだまそうとしてはいけません
それはわたしたちがそれに気づく前に
あなたがたに返って行くのです
あなたがたはまだ 愛の世界について
何も知らない

たったひとりの人間にさえ
愛を捧げることのできないものが
大きな愛をもってすべてに尽くすことのできる
天使になれるはずがありません
みっともない考えは捨てなさい
あなたはまだ人間なのです

どんなに大きな権力を持ち
財力を持ち たくさんの部下を持っていようと
わたしたちにとってあなたは
まだまだ小さな子供なのです



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ベクルックス・29

2015-04-19 06:59:08 | 詩集・瑠璃の籠

もうご存知の通り
これからの時代
美女という存在は地球上にいなくなります
段階のまだ若い人間たちの中には
美形と呼べる女性はいますが
それは正確には美女とは言えません
美女という存在はあくまでも
人間としての学びを深く積み
心も姿も美しくやさしく
高い教養と豊かな感性を持ち
女性としての使命を十分にわかっている
そういう女性のことを言うのです

美しい女性は
霊魂の世界にはたくさんいますが
そういう女性ももう
美女という肉体をまとって生まれてくることはありません
そんなことをすれば
勉強の進んでいない小さい男に
何をされるかわからないからです

男性たちは この現実に
平静を装いつつも
かなりショックを受けています
なぜなら 男の人生の目的は
ほとんど美しい女性とセックスをするということだけだからです
それだけのために
男はあらゆることに生命を燃やすのです

このことについては
わたしは男性のために
例外もいるということは言いません
男が女性にやったことがひどすぎるからです
冷たいと思う人もいるかもしれませんが
すべての男の人生の目的は
美女とセックスをすることだと言いきっても
べつに嘘にはなりません

美女という存在がいなくなれば
男性たちの人生は非常に苦しいものになるでしょう
なぜなら彼らは 美女が本当に好きだからです
何万年の人類史の中で 
自分の心に正直になれなかったばかりに
男は愛する女性を失うのです
だが人間はどんなにつらくとも
生きていかねばならない

美女という存在がいなくなるのが
苦しすぎて
どうしてもいやだというのなら
そういう人は
女性たちのところに行って
すべての女性たちの前で
土下座をして謝ってきなさい
もう二度と嫌なことやずるいことはしないと誓って
あらゆる女性たちに 
今までやってきたことの全てを
心から謝ってきなさい

もう一度 地球上で
真実の美女に出会いたいのなら
お願いしますと言って女性たちに頭を下げ
これからは女性のために何でもすると誓いなさい
これができる男性はいないと思いますが
一応教えておいてあげましょう
ですがたとえそれができたとしても
女性たちの心を動かすことは難しいでしょう

あきらめなさい
もう二度と美女が蘇ることはありません
それは法則上ひっくり返すことのできない
厳しい真実なのです
美女のいない世界を
どうすれば生きていけるのかについて
男性は真剣に悩みなさい



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ラスアルゲティ・10

2015-04-18 06:59:59 | 詩集・瑠璃の籠

蝋の薔薇を打ち捨て
静かに歩き始めなさい
微かな水晶の香りのする風が
あなたを 法則上の真実に
導いていく

賢い乙女のように
予備の油を準備しておきなさい
偽物の自分が生きていた人生の中で
自分のものだと思っていた暖かな灯火は
白い林檎の影が消えてゆくように
静かに闇に吸い込まれる

当たり前だと思っていた幸福が
薄紙が湯に崩れていくように
消えてゆく
あなたの本当の人生からやってきた
青い鬼の呼ぶ声が聞こえる
だがあなたは耳を閉じて
何もわからぬふりをする

深更の闇が タールのように溶けてきて
あなたの魂に触れる
闇から生まれてきた黒い蚤が
あなたの魂にたかり始める
猛烈なアレルギー反応があなたの魂を襲い
その痒みが疱瘡のように全身に広がってゆく

きらいだ いやなんだ
あなたは 全身を掻きむしりながら
偽物の顔の奥にある
本当の自分がささやく声を聞く
いやなんだ いやなんだ
いやなんだ
べつにいいじゃないか
偽物でも悪いことをしなければ
生きててもいいじゃないか
馬鹿じゃないんだ おれは
間違ってなんか いない

あわれな愚か者よ
あなた自身の魂が
今の人生にアレルギーをもよおしているというのに
まだそこにいるつもりなのか

蝋の薔薇を打ち捨て
静かに歩き始めなさい
微かな水晶の香りのする風が
あなたを 法則上の真実に
導いていく

あきれた馬鹿の恥が
あなたの心臓を世界中にばらまき
臭い泥沼に足をとられる前に
予備の油を準備して
正直なあなたの人生に向かいなさい



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ヌンキ・14

2015-04-17 06:44:17 | 詩集・瑠璃の籠

世間という世界には
巨大な青いナメクジがいる
目には見えないが
猛烈に臭いガスを吐きながら
世間をのろのろ歩いている

人間の住む町を
ゆったりと這いながら
ナメクジは呪文のように繰り返す
おれのまねをしろ
みんなおれのまねをしているんだ
みんながおれのまねをして
同じことをしていれば
何にも考えずに楽に生きていけるんだよ

ちょっとでも
おれと違うことをしているやつがいたら
みんなでいじめて殺せ
絶対にいやな馬鹿にしてつぶせ
だれも おれに逆らうな
おれのまねだけしていたら
人間は無事に世間を生きていけるのさ

世間という世界には
巨大な青いナメクジがいる
目には見えないが
とてつもなくいやな匂いを発して
人類を洗脳している

馬鹿なことはしないで
世間様の言う通りにしていたら
楽に生きていける
みんなと同じことをしていたら
馬鹿にされていじめられることもない
いやな人間だと思われずにすむ

人間は オンリーワンなどという
歌を歌いながら
ほとんどみな
同じような生き方をしている
それは世間の青いナメクジが
いつも 人間の脳味噌をなめているからだ

馬鹿なことはするな
おれさまの言う事だけ聞いていればいい
人間はみな おれの手下になるのだ
俺に逆らうやつは
みんなでいじめて殺せ
絶対に 馬鹿な奴にしてつぶせ

おれとおなじ生き方をしていたら
楽に生きていけるんだ
何も考えずに
世間の言う事だけ聞いていれば
苦しいことは何にもしなくても
順調に生きていけるんだよ

今でも 青いナメクジは
世間を歩いている
半分腐った体を引きずり
吐き気をもよおすガスを吐きながら
のろのろ歩いている

誰も 何もしなくていい
馬鹿ばかりの世間のいうことを聞いて
ほんとうに何もせずに生きていたら
とうとう世間が腐った
神様の目の色が変わって
風向きが妙な感じにねじれ
世界がきしむ音の中で
自分の仮面が溶けていく
みんながだんだん変なものになっていく
一体誰が こんなことをしたのだ

一体誰が こんなことをしたのだ




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アルマァズ・20

2015-04-16 07:20:35 | 詩集・瑠璃の籠

自分の小さな欠点を突かれる時
猛烈な怒りがわいてくるのは
自分が本当の自分ではないからです

色々な嘘をついて
人には見えないところで
ずるいことをたくさんやって
必死に自分以外のよい人間になろうとしているから
少しの傷でも
他人につかれるのが 嫌なのです

絶対に
自分以外の自分でなければ
あなたはいやなのです
だからいつでも 人のまねばかりして
自分とは違う人間になったような気分になるのが
何かの異物が入ったサイダーを飲むような感じで
微妙に快いのです

苦しい感じがするけれど
自分が自分じゃない他人でいられるのが
かなりいい
本当の自分はもう忘れて
ずっとこっちの自分の中にいたい
そうすれば苦しいことなんて
何でもなくなるだろう

くだらない汗を流して
一生懸命ずるをして
毎日毎日 偽物の自分を
ガラスの人形のように大切に磨いている
ほんの少しでも傷が見つかれば
あなたは真っ青になってそれを必死に隠そうとする

完璧でなければいやなのは
遠い昔に林檎と間違えて
真珠を燃やしてしまったことが
今でも苦しいからなのです
あんまりにひどいことをして
みんなに嫌われてしまった
いやな自分になってしまったのが
あなたはとても苦しかったのです
だからそんな自分は馬鹿にして
青鹿の目の中にある真実を盗んで
本当の自分という名の 偽物の自分を
あなたは作ったのです

もういいでしょう
そろそろやめなさい
あなたが生きている自分は
本当の自分ではないのです
言わずとも気づいているでしょう
本当はみんな嘘なのだということを
知っているからこそ
あなたは 誰も知らない秘密の部屋の中で
毎日のように
美しい偽物の自分を磨きながら
どこかに傷はないかと点検しているのです

青薔薇の花びらのように
生きながら死んでいた
偽物の自分を脱いで
もう本当の本当の自分に戻りましょう
空の奥から鳥の声の振りをして
神があなたを呼んでいる
あなたはそんなことは知らなかった
偽物の自分を本物にすることばかりに熱中して
たくさんの大切なものを見失っていた

遅すぎるなどということはありません
今からでもやり直し
本当の自分を生き直しなさい
罪の償いをするために
心から人に頭を下げる練習をしましょう
自分が悪かったのだと
言うことができるようになれば
あなたの本当の自分の中の
美しい魂の光が強まってくる

人に少しでも欠点を突かれる時
自分の中にどうしようもない怒りが現れるのを感じたら
あなたの今の存在は紛れもなく偽物なのだと
理解しなさい
難しいことではありません
もうあなたもそれほど子供ではない
飽きるほどやってきた愚か者の仮面を捨て
生まれたままの素直な生きた自分を
生き直す訓練を始めましょう



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アルデバラン・17

2015-04-15 07:00:56 | 詩集・瑠璃の籠

蛇の子宮の中に隠した
偽物の青い林檎の中に
おまえがなりたかった
あこがれのあのひとの
夢がある

風を曲げ 川に糞を流し
真実の愛を竈の薪で焼き殺し
あふれるほど馬鹿をやって
見せかけの愛を作るために
上等の香水で
殺した女の血の匂いを隠した

暴虐の炎で世界を凍らせ
あらゆる悪を尽くして
世界を荒らしまわれば
全てのものに勝利して
自分が一番偉くなれると思っていた
悪辣非道の道に狂い
あらゆるものを愚弄し
世界中の人間が全部馬鹿になれば
自分が一番偉い馬鹿になって
みなを支配できると思っていた

愚か者よ まだわからぬか

すべての人間の上に君臨して
一番偉い馬鹿になるということは
あらゆることを人にやらせて
すべての人間に
子供のように甘えるということなのだ
赤子のようにすべての人に甘えて
つらいことや厳しいことを
全部人にやってもらって
自分は永遠に何もやらなくていいという
虚無の匂いのする愚か者の夢なのだ

何もしなくてよいのなら
そこに生きて存在している意味もない
存在しないもののために
だれが愛を捧げるだろう
崩れてゆく夢の中で
おまえはまだ
あこがれの美しい炎の幻を
探している

紫色の勲章をつけて
黄金の立派な服を着て
神のような聖者に化けて
あらゆるものに賞賛されることを
今か今かと永遠に待っている
猿のような馬鹿者よ
永遠の死者として生きるために
どれだけの馬鹿をやった

おまえのなりたかった
あこがれのあのひとの夢は
蛇の子宮の中にある
紫色の勲章を額に打ちつけ
森の中をさまよいながら
探して来るがいい

それが見つかるまで
帰って来てはならない




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アルギエバ・11

2015-04-14 06:53:33 | 詩集・瑠璃の籠

自分のやったことの結果というものを
ブラックホールの終末として
ゴミといっしょに捨てるようなことを
してはならない

傲慢不遜の結果が
虚偽と不正の結果が
あまりにもみじめな
人生の第二部をむかえたとしても
それは永遠不変のものではない
一つの状況として
常に変化の種をはらんでいるものだ

大事なことは
本当の自分が今何をやるかということだ
自分自身で歩ける足があるのなら歩け
痛いことを乗り越えるために
下げられない頭を下げて
人の下になるということを味わってみよ
そこから新しいことが始まってゆく

苦労などという甘いものではない
法則の激流は
人間を人間以下のものにさえたたき落とす
それはおまえがやったことが呼び出した
炎のような法則上の現象なのだ
だが それが最終結果だとして
全てを捨てて何も行動しないということは
生きながら自分を死の奈落に突き落とすことだ

永遠不変のものなどない
たとえ法則の結果があまりにも酷いものであろうと
自分の心で進むことを考えよ
本当の自分の足で進んでいくものは
自らの新しい道を切り開く

糞ばかりの穴倉から出て来い
阿呆らめ
餓鬼のあめ玉のようなプライドは捨てよ
ぞんぶんに大人の生き方を教えてやる
男のやり方 人間のやり方を
教えてやる

熱い生命の煮えたぎる
真実の自己存在の生き方を教えてやる
恐れるな 逃げるのではない
漆黒の闇を何重と塗り重ねられた
恐ろしく深い奈落の底に落ちようとも
光のイメージを胸に燃やし
自分のすべてを使って
這い上がる努力を実行せよ
呆れかえる阿呆をやり
世界に恥をさらしても
それを乗り越え
おまえたちは生きてゆかねばならぬのだ

目の前の現象を
人間のやったことすべての結果だとして
ゴミといっしょに捨てるのではない
それは次の段階に行くための
足がかりだと考えよ

自己存在は常に生きながら進む
あらゆる活動を燃やしていく
おまえもやるのだ
逃げてはならぬ
おまえもやるのだ

我が名はアルギエバ
獅子の星である




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アークトゥルス・7

2015-04-13 07:03:08 | 詩集・瑠璃の籠

この未曽有の危機の時代に
人類を助けるために
新しく人類の天使になってくれるという
星もいくたりかいらっしゃいますが
それを喜んでばかりいるのは
愚かなことです

なぜなら 彼らは
地上での生命活動は
一切しないからです
というより できないのです

人類の天使は
太古の昔より転生を繰り返し
あなたがたと共に地上で生きて来た
激しい人類史の流れを泳ぎながら
あらゆることをあなたがたとともにやってきた
その経験の積み重ねがあるからこそ
地上での生命活動ができるのです

新しくきてくれた星には
その生命活動の経験がありません
それは今から始めようとしても無理なのです
地上での生命活動を経験したことがなければ
人間たちとの縁というものがありません
地球生命として生きた人生の経験が全く白紙のままでは
地上で天使の活動をすることは不可能に近いのです

故に あなたがたは
古い古い時代から
あなたがたのために時を費やし
愛を尽くし
地球上での深い人生経験を持っている
天使を大事にせねばなりません
傷だらけになりながら
人間とともに血の川を必死に泳いできた
天使を大事にせねばなりません

新しく来てくれた星は
バックの霊界での活動が主な仕事になるでしょう
地上世界に自分の表現を伝えるときは
地上に生まれてきた天使か
使命を与えた人間を通して
やることになるでしょう
彼らは愛のためにあらゆることをやってくれるでしょうが
地上であなたがた人類と 様々な経験を共にして
直接友情を深めることはできません

ただ 人間を取り囲む
見えない自然界の愛の中に
彼らの暖かな愛もあるということは
知っておいてください
それはこれからの厳しい試練の時代を生きる
あなたがたをおおいに助けてくれることでしょう
彼らに心寄せれば
彼らの愛はあなたがたの心を暖め
生きていく力を強めてくれることでしょう

見えぬものを見る目を育て
聞こえぬ声を聞く耳を鍛えなさい
透明な風の中にこもった
様々な愛の色を見分ける感性を開きなさい
そうすれば あなたがたのために
あらゆることをしてくれる
見えない天使の愛がわかるようになるでしょう



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アルマァズ・19

2015-04-12 07:15:05 | 詩集・瑠璃の籠

清らかな水晶の音楽を握り
魂の裏についていた
黄金の光の鍵を引っ張りなさい

すると突然世界が明るくなり
今まで生きていた自分が
薄青い蛹の皮となって
足元に崩れているのを見るでしょう

魂に開いた窓から
神の光を導きいれ
真実の自分に目覚めなさい
あらゆることができる
自分の手の自由に気付きなさい
どこへでも飛んでゆくことのできる
自分の足の軽さに気づきなさい
心臓が破裂しそうになるほど
内部からあふれでる愛の悦びに
酔いしれなさい

美しい本当の自分の姿が見えてくる
それが解脱です
あなたは あなたの
愛の本当の姿を見いだし
ただ愛のみで
すべてをやっていく
真実の自己存在になるのです

みなさん
わたしはアルマァズと名乗ります
けれどもわたしはまだ
人類の天使ではありません
わたしは
人類の天使の中に
愛の天使が一人もいなくなったということをきっかけに
あなたがたのもとに来ることを決意した
新しい星なのです

わたしはメラクのように
地上での生命活動はしませんが
あなたがたの 多くの愛を失った心の暗闇を
少しでも明るく照らしていくことを
自分の使命として自ら決めたのです

失った愛もたくさんありますが
新しく来る愛もあります
まだそれはとても少ないが
これからのあなたがたの進歩次第で
新たに来てくれる愛は増えてくることでしょう
現実は甘くはない だがゆく道は決して闇ばかりではありません

厳しい道を歩みながら
解脱の段階をくぐり
新たな自己存在として目覚めなさい
そうして魂の新生の門をくぐったあなたがたは
全く新しいものとなり
明るい愛を光のように世界に広げていく
かつてない愛の姿をあらゆる自己存在の前に現すでしょう

わたしは そのように
解脱の段階を目指す
あなたがたの生を助けてあげましょう
ほかの星の活動とバランスをとりつつ
できる限りのことをしてあげましょう

多くの愛を失っても 絶望してはなりません
愛というものは
いつどこから生えてくるかわからないのです
わたしはこの危機の時代から
人類の天使のひとりとなることを決意し
新たに活動を始めます



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アルフェラッツ・4

2015-04-11 07:46:10 | 詩集・瑠璃の籠

嘲笑と嫉妬を吸い込んで
濁った色に染まった両目を
きょろきょろと動かしながら
どこかに他人の馬鹿がないかと
ゴミ拾いのように背を丸めて生きている
自分以外の人間はすべて馬鹿でなければ
生きるのがおまえは苦しすぎるのだ

人間よ あわれなやつらよ
罪の神の青い吐息が
おまえの脳味噌を凍らせてゆく
馬鹿ばかりが藁のように詰まった
脳髄は石のように縮んで
裏の世界の水に浮かんでいる

まだ生きていくつもりか
青薔薇の死のように
生きれば生きるほど
自分を殺し続ける
鉛の人生を生きていくつもりか

氷のたまごの中に真実を閉じ込め
虹のような反物質で偽物の真実を作った
あふれるほど悪いことをやっても
嘘ばかりついて人をだましても
べつに間違ってはいないのだと言う
あるはずのない水の太陽をあがめながら
おまえの目はまるで鼠のように
勝手に眼窩からはい出して
他人の影を探している

人間よ あわれなやつらよ
苦しくはないのか
生きれば生きるほど死んでゆく
命の叫び声を空耳の向こうに捨て
流行遅れの冗談で自分をごまかし
石のように引きつって笑いながら
まだ幻の人生を生きてゆくか

人間よ あわれなやつらよ



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