ケンタウルス・２４

神は
愛を分ける

人間を
愛するものと
愛さないものに
分ける

愛を馬鹿にし
平気で悪いことをするものを
神はもう愛さない

勉強をせず
無知の闇にこもり
獣のエゴを振り回し
この世を荒らし続ける
馬鹿者を
神はもう見限る

人間を守るために
神が着せていた
愛の衣をすべてはぎとり
素裸にして
神の家を追い出す

あほうは去れ
二度と
愛の世界に
近寄ってはならぬ

永遠の樽が満ちる
その時まで
虚無の荒野で
虚無のように
ぼんやりと生きるがよい