立て
人間よ
いつまでも臭い糞を
食っているのではない
迷いのきぬにもつれ
無知の甘えにどっぷりと浸かりながら
馬鹿の聖者になる夢を
追いかけている
愚かな自分と決別せよ
逃げることはできない
本当の自分から逃げ続け
苦い酒の中に頭をつっこみ
すべてを忘れようともがいている
あさはかな自分と決別せよ
片腕をちぎり捨てるように
馬鹿に腐った自分をちぎり捨て
まことのおのれをつかめ
立て
人間よ
おまえには足がある
おまえには腕がある
おまえには頭がある
おまえには
おまえがある
それらをすべて
自分で支配し
自分が自分をやるのだ
そうすればおまえは
果てしない道を
走りぬくことができる
すばらしい自分の力を
発見するだろう