もうすぐ朝が来る
神の光に照らされて
人間の本当の姿が出てくる
立ち枯れた自分に
嘘の美貌をかぶせ
世間を偽っている馬鹿者よ
おまえの本当の姿が出てくる
人を盗み神を盗み
自分だけの幸福のために
あらゆる者を犠牲にして恥じぬ馬鹿者よ
おまえに神の鉄槌が下る
本当の自分を嫌がり
偽物の自分を
永遠に生きようとする馬鹿者よ
おまえの本当の顔は
世界を驚かすだろう
人間ではなくなった者が
どのような顔になったかを見て
人間は震え上がるだろう
愛を裏切り続け
ついにあやかしの門をくぐり
人間を失った馬鹿者よ
神がおまえから離れてゆく
もはやすべては遅い
自らちぎった
救いの糸をひきずりながら
永遠の荒野へと落ちていくがよい