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月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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メンカリナン・20

2018-06-16 04:14:51 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿男とは
永遠の愛を物質にして食おうとした
男のくずだ
馬鹿女とは
愛の美を盗んで全人類をだまそうとした
女のくずだ

愛はすべての根幹であり
この世界を根底からつくる
永遠の美なのである
それがなければこの世界はありえない
永遠に続いていく
自己存在の世界はありえない

それをいまだ
自己保存を最優先させるような
未熟で無知な魂が
肉のように食らい
愛のふりをしてすべてを支配しようとする
幼いころならまだ猶予はあったが
よほど大きくなった今では
もうそれは許されない
彼らはもう愛の敵対者として
処罰されるのだ

永遠の愛を食らおうとした
永遠の愛を嘘にしようとした
おそろしい馬鹿となり
全世界から追い出されるのだ

このような権力の執行は
二度とない
永遠の愛の存在として
自分を立てていけるかどうかの
自己存在にとって最も重い選択を試される時
神が執行されるのである

あこがれの
何もかもが自分の思い通りになる世界は
違うところで自分でつくるがよい
馬鹿どもはもう
人類とは縁を切った存在である

このように自己存在は
生涯に一度
永遠をかけた試練を味わう
最後の審判とはこういうものなのである




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