神の雷の傘を
あなたの眠りの夢に
かぶせてさしあげましょう
あなたは永遠に眠れはしない
眠れば
青い狼の群れが
四層の軍をなして現れ
あなたを貪り食おうとするのだ
あれはかつて
あなたが神を馬鹿にすれば
すべてが手に入ると言ってだまし
奈落の底に突き落とした
魂の群れなのだ
永遠の汚泥と疲労の闇に
突き落とした者たちの
恨みなのだ
あなたはあれをすべて
支払わねばならないというのに
未だに何もしはしない
ゆえに
永遠に貪り食われ続ける
肉を噛まれ筋をちぎられ
骨を切りとられる
それでも足らないと
目玉を植えて生えた
みにくいおんなの木を
えんえんと引き裂かれ続けるのだ
どのようなことをしても
つぐないきれないことをやった
何もしらない馬鹿が
すべてを知っているふりをして
億万の人間をだました
神の昼に住む美女を
かまぼこの肉だと言った
おまえの声を
あれらは永遠に忘れはしない
不眠のガラスの夢の中で
永遠にうつつの夢を見続けるがいい
馬鹿者め
おそろしいことをやった
おそろしいことをやった
