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nachtmusik

♪andante...im tempo...rondo...adagio♫

Count Down~Digitally Remastered

2009-09-02 | Rock♪
リマスター盤の発売日が発表された時は、まだまだ先だと思っていましたが、
気がつけば9/9の発売日まで残り7日と迫ってきました~

ビートルズのアルバムが初CD化された1987年もずいぶんと話題になりましたが、
今回のリマスター盤の盛り上がりは1995年発売の『アンソロジー』を彷彿とさせます。
否、それ以上でしょう...

今回発売される『Stereo Box』と『Mono Box』

両Box購入となると結構な金額なのですが、ほかならぬビートルズとあらば、
そんな言い訳構しいことは一切言ってられません!
というわけでもちろん両Box購入です~
(*Stereo Box→国内盤/Mono Box→輸入盤/関連書籍は3冊購入)

ちなみに私の友人は発売当日の9/9と翌日はリマスター盤を聴きこむために
仕事は有給休暇とのことです~
私もそうしたいところなのですが、諸事情によりそれは叶いませんでした~

最新リマスターで21世紀に甦るビートルズ...
今度は一体どんな伝説が生まれるのでしょうか...



《The Stereo Albums》



《The Beatles In Mono》限定盤




UKロックの大本命!

2009-08-29 | Rock♪
来月、9/2に日本先行発売される超注目アルバム!

The Cribs『Ignore The Ignorant』



私はザ・クリブス=The Cribsを今まで一度も聴いたことがありませんが、今回発売される
4thアルバムはUKロックの大本命と期待されているようです。
その最大の理由はあのザ・スミスの元ギタリスト:ジョニー・マーが正式加入しているから
でしょう。

とにかく私も期待大でこのアルバムの発売を心待ちにします~

追伸:本日、オアシスのノエル・ギャラガーがオアシスを脱退と発表されましたが
   本当でしょうか・・・?


Under the Covers, Vol. 2

2009-08-27 | Rock♪
2006年に発売された『Under the Covers, Vol. 1』の続編が登場しました!

Matthew Sweet and Susanna Hoffs『Under the Covers, Vol. 2』



Vol.1が1960年代の選曲、Vol.2は1970年代の選曲です。
もう何度も聴いていますが、前回同様ポップ感覚溢れるアレンジが絶妙で心地いいです。

1. Sugar Magnolia (Grateful Dead)
2. Go All The Way (The Raspberries)
3. Second Hand News (Fleetwood Mac)
4. Bell Bottom Blues (Derek & The Dominos)
5. All The Young Dudes (Mott The Hoople)
6. You're So Vain (Carly Simon)
7. Here Comes My Girl (Tom Petty & The Heartbreakers)
8. I've Seen All Good People: Your Move/All Good People (Yes)
9. Hello It's Me (Todd Rundgren)
10. Willin' (Little Feat)
11. Back Of A Car (Big Star)
12. Couldn't I Just Tell You (Todd Rundgren)
13. Gimme Some Truth (John Lennon)
14. Maggie May (Rod Stewart)
15. Everything I Own (Bread)
16. Beware Of Darkness (George Harrison)

私のお気に入りは4,5,6,14曲目です。
特に4曲目『Bell Bottom Blues』はオリジナルのクラプトンが歌う切実さに及ばない
にしてもスザンナの歌声には惹きこまれます~

*9/16発売予定の日本盤タイトル『Under The Covers~Great Pop Paradise』は
 輸入盤の『Under the Covers, Vol. 2』と比べて5曲も多い全21曲なので買い直し
 することにします~(泣)


『Under the Covers, Vol. 1』


1. I See The Rain (The Marmalade)
2. And Your Bird Can Sing (The Beatles)
3. It's All Over Now, Baby Blue (Bob Dylan)
4. Who Knows Where The Time Goes? (Fairport Convention)
5. Cinnamon Girl (Neil Young And Crazy Horse)
6. Alone Again Or (Love)
7. Warmth Of The Sun (The Beach Boys)
8. Different Drum (The Stone Poneys, featuring Linda Ronstadt)
9. The Kids Are Alright (The Who)
10. Sunday Morning (The Velvet Underground)
11. Everybody Knows This Is Nowhere (Neil Young And Crazy Horse)
12. Care Of Cell #44 (The Zombies)
13. Monday Monday (The Mamas And The Papas)
14. She May Call You Up Tonight (The Left Banke)
15. Run To Me (The Bee Gees)

私のお気に入りは9,10,14,15曲目です。

気が早いですがVol.3がもし出たら1980年代の選曲ということになるのでしょうか~

A 1st Class Return

2009-08-17 | Rock♪
久々に鳥肌の立つLive DVDに出会いました!

『A 1ST CLASS RETURN:FROM THE JAM』


  
バンド名は《FROM THE JAM》

FROM THE JAM...?と思われるでしょうが、
FROM THE JAMのFROMを取るとTHE JAM...
そうです、あの1982年に解散した《THE JAM》の復活です。

しかしながら復活と言っても《FROM THE JAM》のメンバーにはフロントマンの
ポール・ウェラーは入っておらず、残る2人のオリジナルメンバー:ブルース・フォクストンと
リック・バックラー、そしてポール・ウェラーの代役ラッセル・ハスティングスと
サポートメンバーを加えた計4人編成です。

当然のことながら誰もが思うのはポール・ウェラー抜きで果たして復活が可能なのか
ということです。結論を言ってしまうとそれは絶対に不可能です。
とはいえポール・ウェラーがTHE JAMの再結成を承諾することはありえないですし...
それでもTHE JAMと共に青春時代を駆け抜けた多くのオーディエンスからしてみれば
たとえポール・ウェラー抜きであっても再び観たいのが本音ではないでしょうか...
私もそのひとりです。

やっとのことで入手したDVDはアメリカ市場のリージョンコード1で、日本市場の
リージョンコード2ではないので日本規格のDVDプレイヤーで再生できるかどうか不安
でしたが無事再生できました(再生できなかった場合はマルチリージョンコードに
対応したDVDプレイヤーを買うつもりでしたが)

そして1曲目《All Mod Cons》のイントロが鳴り響いた瞬間...
すべての不安が一瞬にしてふき飛びました~
《FROM THE JAM》として再びステージに帰ってきた2人の《THE JAM》ブルースと
リック...あの頃と寸分違わない熱い思いとメッセージを見事に届けてくれました!
それと大役を担ったラッセル・ハスティングスも見事でした。
歌声に加えてギターがリッケンバッカー330というのがなにより嬉しかったです。

復活初日のセットリストを見て思うことは25年間の沈黙を破るのに充分過ぎるほどの
黄金の選曲だということです。

-Set List- Live at The Forum London 2007.12.17

1. All Mod Cons
2. To Be Someone (Didn't We Have a Nice Time)
3. It's Too Bad
4. The Modern World
5. Pretty Green
6. David Watts
7. So Sad About Us
8. In the City
9. News of the World
10. Little Boy Soliders
11. Private Hell
12. Ghosts
13. That's Entertainment
14. Smithers-Jones
15. In the Crowd
16. Set the House Ablaze
17. When You're Young
18. Start!
19. 'A' Bomb in Wardour Street
20. Strange Town
21. Eton Rifles
22. Going Underground
23. Down in the Tub Station at Midnight
24. The Gift
25. Town Called Malice


Maximum R & B Live

2009-04-26 | Rock♪
The Who『Maximum R & B Live』のDVDが発売されました。



以前、LDで発売されていたものを初DVD化したものです。
それに伴ってDisc2にはボーナストラックが追加されました。

ロックパラスト・コンサート(ドイツ 1981.3.28)

1. Intro
2. Substitute
3. I Can't Explain
4. Baba O'Riley
5. The Quiet One
6. Don't Let Go The Coat
7. Sister Disco
8. You Better You Bet
9. Drowned
10. Behind Blue Eyes
11. Another Tricky Day
12. PinBall Wizard
13. Who Are You
14. 5:15
15. My Generation
16. Won't Get Fooled Again
17. Summertime Blues
18. Twist And Shout
19. See Me, Feel Me

1981年はキース・ムーン亡き後、スモール・フェイセスのドラマーだった
ケニー・ジョーンズが加入していた時代です。
1960年代~1970年代特有のグルーヴ感は失われてしまいましたが、それはそれと
して今となっては貴重な1980年代のライヴ映像です。

追伸:今月はDVD『The Who:Amzing Journey』も発売され、未公開映像の
   オンパレードですね。


thenewno2

2009-04-22 | Rock♪
2006年活動スタート後、2年を経た2008年に1stアルバムが発売されました。
しかしながら入手困難状態となり半ば諦めていたところ先月に再発売されたので
すかさず注文し入手しました。

メンバーはギターとドラムのユニット編成です。


thenewno2『you are here』

そしてそのギタリストなのですが...





もう誰だかおわかりですよね~

そうです!
あのジョージ・ハリスン唯一の子息ダニー・ハリスン(1978年生まれ)です。

ビートルズ2世で音楽家としてデビューしたジュリアン・レノン、ザック・スターキー、
ショーン・レノンに続く期待の新星です。

それにしても若き日のジョージそっくりですね~



伝説はふたたび

2009-04-12 | Rock♪
2009/9/9 全世界同時発売『ビートルズ~リマスター盤



以前からビートルズのオリジナル・アルバムをロンドンのアビイ・ロード・スタジオで
リマスター作業を行っているという噂はありましたが、それは本当だったんですね。

ビートルズが解散して今年で39年...
にも関わらずいまだ衰えず人々の関心を集めるビートルズ...

私自身、リアルタイム世代ではなくとも、今回の発表には心躍りました。

今回のデジタル・リマスター盤は初期の4アルバムも初ステレオCD化となります。
さらに嬉しいことにオリジナル・モノ・ミックス盤も発売とのことです。

言うまでもなくモノ・ミックスこそビートルズの面々がアビイ・ロード・スタジオで
耳にしたオリジナル・ソースです。

今までもモノ・ミックスはブートレッグ盤で聴くことはできましたが、今回発売される
オリジナル・マスターテープ起こしの音質とは比べものにならないと思われます。

あと5ケ月の間は既存の音源を聴いて、来るべき9/9に備えようと思います。



Pink Floyd

2009-03-21 | Rock♪
トリビュートライヴ以降、あらためてピンク・フロイドを聴きなおしています。

20代の頃にすべてのアルバムをコレクションし現在に至っていますが、聴きなおして
みてあの頃とは違った思いがこみあげてきます。

そうした思いを感じる洋楽は他にはビートルズ、ローリング・ストーンズ、フー...
そう多くはありません。

お気に入りのピンク・フロイドのアルバム



『Dark Side Of The Moon=狂気』(1973年発表)



『Wish You Were Here=炎(あなたがここにいてほしい)』(1975年発表)



『Animals=アニマルズ』(1977年発表)



『The Wall=ザ・ウォール』(1979年発表)



『Pulse=パルス』(1995年発表)

Aloha from Hawaii Via Satellte

2009-02-13 | Rock♪
エルヴィス・プレスリー『アロハ・フロム・ハワイ』

1973年1月14日 ハワイ、エルヴィスの生涯の中でも特に有名なライヴで全24曲収録
された本アルバムはそのどれもが名曲揃いです。
その中でも私が一番好きな曲は18曲目の《サスピシャス・マインド》です。

1970年代のエルヴィスのライヴでは必ず歌われていた曲で、曲が終わりに近づくと
何度も復活し、観ている者、聴いている者の感情へ訴えずにはいられないほど
躍動感が漲った名曲です。

ここ暫くはエルヴィスを聴いていませんでしたが、今日からまた復活です~

The Great Rock'n' Roll Swindle

2009-02-09 | Rock♪
パンク映画の代名詞とも言えるセックス・ピストルズの
『The Great Rock'n' Roll Swindle』を初めて観たのは私が20才の時でした。



映画を観た第一印象は映画の始まりから終わりまで絶えずハチャメチャなストーリーで
展開される内容についていけなかったというのが正直な感想でした。
あれからもう何年もこの映画を観ていませんが、ここのところ毎日1回はピストルズを
聴いていて、更に昨年イギリスで行われた再結成のLive DVD、そして現在50代になった
彼らが唯一のオリジナル・アルバム《Never Mind The Bollocks》を振り返るドキュメン
タリーDVD『Classic Albums:勝手にしやがれ』を観てからは、今いちどあの狂気と
無秩序に満ち溢れた映画『The Great Rock'n' Roll Swindle』を観たくなりました。



とはいえ、今観てもあのハチャメチャな展開にはついていけないのでしょうが~

Amazing Journey

2009-01-15 | Rock♪
昨年末に日本でも上映され話題となったザ・フーのドキュメンタリー映画のDVDが
4/1に発売されます。しかも本編にプラスして未発表映像までも収録した豪華4枚組!

『アメイジング・ジャーニー:Amazing Journey~The Story of The Who』




収録内容(*HMVレビューより)

 映画本編~
・1965年のデビュー前から40年以上にわたる活動の奇跡を克明に記録し、現メンバーの
 ロジャー・ダルトリー、ピート・タウンゼントだけでなく、スティング、エッジ(U2)、
 ノエル・ギャラガー(oasis)、家族やマネージャーなどの証言を織り交ぜ、様々な角度
 からザ・フーを検証
・デビュー直前のライヴ映像
・名盤『ライウ゛・アット・リーズ』のライヴ映像

 DVDのみの収録~
・1964年のザ・ハイナンバーズ名義のPV
・レイルウェイ・ホテルでのライヴ映像
・1969年のロンドン・コロシアムでのライヴ映像
・映画本編で流れなかったリーズ大学での未発表ライヴ映像
・フル・メンバーでの最後のライヴとなった1977年のキルバーンでのライヴ映像

Disc1『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』本編(120分)

Disc2『アナザー・ドキュメンタリー:シックス・クイック・ワンズ』(約88分)

Disc3『キルバーン・ライヴ』(約64分)

Disc4『ロンドン・コロシアム・ライヴ』(分数未定)
   『リーズ大学ライヴ』(約4分15秒)
   『レイルウェイ・ホテル・ライヴ』 他 (分数未定)、計約84分



もう未発表映像は出尽くしたと思っていましたので正直驚きました。
特にオリジナルメンバー4人が揃って観客の前で演奏した最後のライヴ
『キルバーン・ライヴ』は必見です!
(*このライヴの9ケ月後にキース・ムーンは他界)


《ライヴ・アット・キルバーン》セットリスト 1977.12.15
1. I Can't Explain
2. Substitute
3. Baba O'Riley
4. My Wife (by John Entwhistle)
5. Behind Blue Eyes
6. Dreaming From The Waist
7. Pinball Wizard
8. I'm Free
9. Tommy's Holiday Camp (by Keith Moon)
10.Summertime Blues
11.Shaking All Over
12.My Generation
13.Join Together
14.Who Are You
15.Won't Get Fooled Again

Back In The High Life

2008-11-10 | Rock♪
Steve Winwood『Back In The High Life』(1986年発表)



『Back In The High Life』
1.Higher Love
2.Take It As It Comes
3.Freedom Overspill
4.Back In The High Life Again
5.Finer Things, The
6.Wake Me Up On Judgement Day
7.Split Decision
8.My Love's Leavin'

数多くあるスティーヴ・ウィンウッドのアルバムの中でも一番好きなアルバムは?と
聞かれると迷わずこのアルバムを挙げます。

1980年代特有の明るく軽快なサウンドを満喫できるだけでなく、大御所ウィンウッド
ならではのノスタルジックな雰囲気が漂う名曲『バック・イン・ザ・ハイ・ライフ・
アゲイン』が特に素晴らしいです。
また脇を固めるゲスト陣もナイル・ロジャース、チャカ・カーン、ジェイムス・テイラー、
ジョー・ウォルシュ...超豪華です。

追伸:1989年の来日時、偶然にも私が働く職場にツアーメンバーと現れました。
   咄嗟にサインをと思った私は色紙がなかったのでA4のワープロ用紙を恐る恐る
   差し出したところ、笑顔で快くサインしてくださったウィンウッドの気さくさが
   今でも忘れられません。

There'll Always Be An England

2008-10-27 | Rock♪
UKパンクの総帥《Sex Pistols》が1977年に発表したアルバム『Never Mind The Bollock』
30周年を記念して行ったライヴDVDが来年1月に発売されます。
ライヴ開催地はロンドン・ブリクストン・アカデミー



私が初めてアルバム『Never Mind The Bollock』(邦題:勝手にしやがれ)を聴いた
のは18才の時でした。



1曲目『Holidays In The Sun~さらばベルリンの陽』のオープニングで聴こえる軍隊
行進を彷彿とさせる足音が数秒鳴り響いたと思った途端...強烈なギターサウンドから
始まるイントロには衝撃を受けたものです。

それまでにクラッシュ、ジャムといった1977年デビューのUKバンドは聴いていました
が、ピストルズを聴いた瞬間わかったのはUKパンクの始まりは間違いなくピストルズ
だったんだと遅ればせながらようやく気付いた日のことを思い出します。

もうあれから何十年もの時が経ち、彼らもあの頃放った強烈なカリスマ性は今や失せま
したが、それはそれとして年老いてもなお現役のパンクロッカーとしてファンの前に
登場する現在の《Sex Pistols》を観るのも感慨深いものがあります~

Electric Arguments

2008-10-21 | Rock♪
御大 ”Paul McCartney” の新譜が来月発売されます~



と言っても純粋なソロアルバムではなく《Fireman》という名のユニット
(Paul McCartney & Killing Joke)によるアルバムです。

このユニットでは過去に2枚のアルバムを発表しているのですが、私はまだ2枚とも
聴いたことがありません。

今回3枚目のアルバムでは過去2枚と違ってボーカル入りとのことですので今回は
購入して聴いてみようと思います。

それにしても今年66才になるポールは今もビートルズ時代と変わらず次から次へと
音楽が湧き出てくるのでしょうね~

あとは1日も早く来日公演が観たいものです~

The Smiths

2008-09-23 | Rock♪
1980年代の音楽は多種多様で数多くのアーティストが輩出された時代でもありました。
それはある意味、音楽業界のショービジネス化が完成した時代だったのかもしれません。

1960~1970年代の音楽にあった芸術性・メッセージ色は影を潜め、1980年代を一言で
表現すれば華やかさとビジュアル性が前面に打ち出された時代だったような気がします。
でも当時としてはそれは自然な流れでもありました。

1960~70年代の音楽はある意味、作り手側・聴き手側が”真剣勝負主体の音楽”を求めて
いたのに対し、1980年代はすべての人と言うわけではありませんが多少なりとも”軽快
で気軽に楽しめる音楽”を求めていたのではないでしょうか...
当時の時代背景が反映されていると思います。
もちろんこれはあくまでも私の回想ですが...

しかしそういった1980年代のミュージックシーンでありながらも、頑なまでに硬派で
気概のあるバンドも存在していました。

1980年代にして...唯一のカリスマと言われた...
イギリス・マンチェスター出身のバンド《The Smiths》(活動期間 1982-1987)

真摯な姿勢で自分自身と向き合い、これほどまでも傷つきやすく切なく憂いに満ちた
バンドがこの時代果たして他に存在したでしょうか...

しかし1980年代当時、ラジオ・テレビからよく流れていたのはデュラン・デュラン、
カルチャー・クラブ、ワムなどで、スミスが流れていた記憶はほとんどありません。
それはMTV全盛時代だったこともあり、PVを制作しなかったスミスは当時の音楽業界
とは異なった独自路線を貫いていたからです。

しかし、あれから何年も時が流れた現在、1980年代に数多く登場したアーティストの
中で現在も人々にその音楽が聴き継がれ、後世に影響を与えているアーティストとなる
と私の中ではスミス以外ほとんど思い浮かびません。
但し、アーティスト別ではなく、曲単位のコンピレーションアルバムだと1980年代は
聴き映えがすると感じるのは私だけでしょうか...


スミスのボーカリスト:モリッシーの甘く切なく憂いに満ちた歌声...
ジョニー・マーの極限まで贅肉を削ぎ落としたギターサウンド...

ジョニー・マー曰く...
「ギタリストはあくまで伴奏者である。テクニックをひけらかすのではなく、曲に
 ふさわしいフレーズさえ弾けばよく、無駄な音は一音たりとも弾くべきではない」

また彼のギターを評して「ギター1本でフィル・スペクターを演奏する」

一聴して1980年代に出現した他のアーティストとは異なるサウンドです。

とはいえその音楽が時代を超越した普遍性が備わっていたのかどうかは何年も後に
ならないとわからないことではあります...

《UK Original Album》


1st『The Smiths』(1984年発表)


2nd『Meat Is Murder』(1985年発表)


3rd『Queen Is Dead』(1986年発表)最高傑作の誉れ高きアルバム


4th『Strangeways Here We Come』(1987年発表)ラストアルバム



《Compilation Album》


『Hatful Of Hollow』(1984年発表)



『The World Won't Listen』(1987年発表)


『Louder Than Bombs』(1987年発表)


『Singles』(1995年発表)



《Live Album》


『Rank』(1988年発表)



ジョニー・マーがスミス時代に愛用したGibson ES-355 Bigsby Cherryの同モデルを
オアシスのノエル・ギャラガーは現在メインギターとして使用しています。
*同モデルのBlack Finishをローリング・ストーンズのキース・リチャーズも愛用して
 います。


スミス以降、このマンチェスターの血脈はストーン・ローゼス→オアシスへと
受け継がれています。