ミナミのフと思ったこと…

福知山の眼鏡店 眺望工房ミナミの店の情報、その他。店主 南薗の日常の感じたことなど。

立体視

2010-04-26 16:30:04 | レポート
 やっとすごしやすい気候となりました。ふ~。

さて、巷では3Dテレビが話題になっていますね。

立体視について最近興味深い本(出版は2003年)を見たのでその中身を検証すべく、実験してしまいました。

レポートぽく文体を変えますが、「何をえらそーに」と馬鹿にしていただければ幸いです(笑)
ではどーぞ↓
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 それは一冊の本との出会いが始まりであった。
動物行動学者の日高敏隆(1930年~2009年)のこの本に衝撃の内容が書かれていたのだ。

この本によると、ネコは紙に描かれた絵と立体のものとの区別が付いていないというのだ!

私の記憶によると「狩り」をする動物は進化の過程で眼の位置が正面に位置するようになったはずだ。
当然立体視、そしてすぐれた遠近感を得るために…。
そう考えるとこの日高氏の本の内容は信じがたい話ということになってしまう。

参考までに「基礎両眼視」/関 真司著によると

 ネコ  両眼視野 120°、単眼視野80°x R/L 、盲(後方)80°
 
 ウマ  両眼視野 65°、単眼視野146°x R/L 、盲3°
 
 ヒト  両眼視野 124°、単眼視野42°x R/L 、盲152°
 
 うさぎ 両眼視野前方10°後方 9°、単眼視野170.5°x R/L  (こいつはすごい!)


 日高氏によると、自分の飼い猫に簡単なネコの絵を描いて見せたところ、敵や仲間として見るような行動をとったというのだ!
また窓の線画を描いたところ、そこから脱出を試みたりとか、そこまでバ○かというような内容なのだ。

 しかし残念なことにどんな絵を描いたのかこの本には掲載されていない。

動物学者の権威に楯突く気はないのであるが、真偽を確かめるべく、また肉食ハンターの末裔(ネコどん)としてのプライドを守るべく私は立ちあがった。

 協力者とともにいくつかの図版を自作し、その末裔がごろごろしている(どっちの意味でも)近所のお寺の境内に向かった。
そして探し回ること0.1秒、肉食ハンターをあっさり発見!!↓


何か造物主への反逆をしているかのような不思議な感情と、恐怖と期待が入り混じり、私は震えていた。
そして最初に肉食ハンターにつきだした絵はこれだった。

そう、緊張感が全くないひよこである。
敵や仲間でもなく、「捕まえて殺すにはかわいそうやん…」といった感じのTHEひよこ!!

ハンターは見るや否や一目散に寄ってきたのである。

ひよこピーンチ!!ピンチひよこ!!

これは驚いた!!

が、1mぐらいまで近づくとあっさりと興味をなくし、踵を返してしまった…。


これだけではハンターがどう感じたのか正直よくわからない。
そこで、次の絵を投入することになった。

…続いてしまう。


コメント
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