<中国ブログ>中国サイコウ 元/上海駐在日本人が綴る日中経済の状況など

中国駐在時代の経験・知識をもとに、
最高(サイコウ)の日中関係の再構築を目指し、
日本と中国を再考(サイコウ)する

上海 マンションの不具合レポート 1

2011-12-24 | 中国社会学
海外駐在と言うと聞こえはいいが、実際のところはそうでもない。

アジアでも治安の不安定なところであれば、いまでもメイド付き、セキュリティ完備の豪邸に住むなんて話も聞くが、上海のような国際都市ではそんなところに住む必要もないワケで・・・。治安も安定していますしね。

上海は現在、日本人が最も多く住む海外都市と言われ、気候もそれほど違わないため、日本と遜色のない生活ができると思われがち。
これを駐在の立場から正しく表すなら、「日本と同じような生活はできるが、日本と同じ暮らしはできない」といったところか。
その端的な例が住居。
今回は、特にマンションの不具合にスポットを当てて話を進めたい。

まず、在上海日本人のマンション事情を簡単に紹介。
駐在員がどのクラスのマンションに住むか・・・?
これはやはり企業の格や階級などによって大きく左右される。

大企業の駐在員などは、ほぼ100%日本人だけが住むサービスアパートメントで生活するケースが多い。
ここでは、ほぼ日本での生活と遜色ない、いやそれ以上の不自由のない生活が保障されると言っても過言ではない。
住居内でちょっとした不具合が見つかっても、電話1本ですぐ解決してくれるし、宅配便なども代理で受け取ってくれる。
その他、共用施設の充実ぶり等も言うに及ばない。

では、その下のクラスである個人オーナー物件はどうなのか?
実は、このクラスに住んでいる駐在員は結構多いようだ。
筆者もこの部類の一人。
ってことで、我が家の事例を紹介しつつ。。。

まず、開口部について。
日本の住宅、確立された規格に基づいて生産されたサッシで、ピシャっと閉まる。
最近では二重サッシも当たり前になってきたから、とにかく機密性がしっかり。

対して、中国はというと・・・



ご覧のとおり、レバーをガチャっと捻るタイプが主流。
これ、何が困るかって、機密性が悪い、レバー部分に負荷が掛かりすぎるってコト。
そして、案の定、1ヶ所のレバーが・・・



折れました@@@



根元からバキっといった感じ。
うーん、このマンション、まだ6年くらいしか経ってないはずですが。。。

幸い、この折れた開口部は2つのレバーで止めるようになっていたため、現在は残りのレバーで持ちこたえているが、下の住人などは同じようにレバーが壊れて修理を頼んだところ「修理できない」の一言で終わりとのこと。
できないって・・・???
でも、受け入れるしかないようです。

そんなこんなで、上海での冬、室内のほうが寒かったりします@@@
これから駐在される皆さん、防寒対策は抜かりなきように。

次に、玄関のドアノブ。



ドアノブを止めているネジに注目!
明らかに純正のネジではないんですね。どこで買ってきたのやら。。。
実際、このドアノブ、ネジが根元で折れて機能不全になったことがある。
つまり、外から開け閉めできなくなっちゃったんですね。
幸い、すぐに修理できたから事なきを得たが・・・(っていうか、変なネジを締めただけですが)。

余談だが、上海では日本のホームセンターに当たるものを見かけない。
そのため、ネジをどこで買ったらいいのか、2年経った現在でも不明なまま。
誰か知ってたら教えてください!

そして、室内のスイッチを見ると・・・



完全に曲がっていますね。。。
現地の人は、あまり小さなことに拘らないから?
でも、このスイッチ、実際に機能していない。
入居した際、不動産会社の担当者が言うには「施工業者が配線を間違えたので、この電灯は付かない。直そうとすると、壁を剥がして大規模にやり直す必要があるから、これで勘弁してほしい」とのこと。
うーん、ちょっと道理が違うような。。。

おまけに、住居の壁は塗装してあるだけ。
この塗装も仕上げが悪いので・・・



ご覧のとおり、表面が剥がれていく始末。
こういうのを見ると、青色に塗らなきゃいいのに・・・と思ってしまう。

日本では、自分の住居は自分色に染めていくもの。
翻って、中国では自分を住居にフィットさせていくことが求められる。
まあ、郷に入れば郷に従えってコトで・・・

次回、設備編に続く。。。

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