先日、知人から結婚式のご招待を受けたので、今回は「中国における結婚式」をテーマに。
筆者、中国で結婚式に出席するのは、これが初めて。
周りの日本人も、初めてという人が結構多かったですね。
まあ、数年間駐在しているくらいで、「結婚」という機会に遭遇することも多くないでしょうからね。
今回は、日中比較なども交えつつ、中国の結婚式をレポートしたい。
まず、「日本と比べて大きく違うのか?」というと、正直言って、あまり大差ないと考えていい。
以前の中国がどうだったかは別として、最近の若者は「西洋化」が進んでいる。
カップルの間では「浪漫(ロマン)」というのは重要なキーワードとなっており、それが最大限に求められるのが「結婚披露宴」と言っていいだろう。
この点、バブル期の日本とよく似ているかも。。。
ただ、実際の進行などの面では、日本とかなり違う部分もあるので、そのあたりも織り交ぜつつレポートを進めたい。
まず、受付の状況から。
中国では、受付で「記帳」というより、赤い台紙に「サイン」を行う。
日本ではココで祝儀を手渡すワケだが、どういうわけか、中国の出席者は皆、サインしかしていない。
当然、筆者も祝儀を出していいものか見当がつかず・・・、そのままスルー。
会場横のひな壇では、カップルが出席者から祝福を受ける様子が。
このあたりは、日本と似ていますね。
ただ、必ず出席者と1枚ずつ写真を撮影するようになっているらしく、筆者も後で呼ばれて撮影することに。
かなりキチンとしています。。。
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会場に入ると、すでにテーブル上には前菜類がズラリと並んでいる。
当たり前のようにタバコと灰皿も。
周囲のテーブルでは、もう宴会が始まっていますので。
それにしても、中国の結婚式、服装がカジュアルです。
特に、男性はほとんどがポロシャツ。
ま、外はかなり暑いですから(筆者も、新郎からの指示でポロシャツ着用)。
中国の結婚式、みんなでワイワイお祝いしよう!という気持ちが強いようです。
日本も見習ったほうがいいかも・・・、今どき礼服なんて。。。
もっとも、若い女性はかなり着飾っていましたから、男性との比較ではいささかギャップを感じつつ。。。
ちなみに、会場のレイアウトはこんな感じ。
中央に「ファッションショーで使用するような長いステージ」があるのが特徴的。
これは、日本と違いますね。
予定時間から20分以上遅れて、いよいよ式がスタート。
こんな感じで入口でスタンバイする姿も、日本と同様の光景。
もっとも、ココで寄り添っているのは新婦の父親。
会場に入場すると、新郎が前述のステージで待ち受けています。
ここで、新郎と新婦の父親が言葉を交わし、ステージ奥へと進みます。
コレ、日本で言うところの「人前結婚式」ですね。
中国では、日本のようにチャペルなどで結婚式を挙げる習慣はなく、披露宴とセットというのが一般的なようですから。
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そのため、神父の代わりを司会者(プロ)が務め、誓いの言葉や指輪交換、誓いのキッスなどが次々に進行。
そして、カクテルシャワー、ケーキ入刀まで一気に進行。
日本とは比べものにならないほど、「巻き巻き」です@@@
これが終わると、新婦は1回目のお色直しへ。
新郎のほうは・・・というと、
フツーの円卓に座って、食事してます(一番上座の円卓ではあるが)。
ここで初めて気付いたが、日本と違って、ステージ上にテーブルがない。
これも、日本のように気取った感じがなくて、私は好感が持てたが。。。
ちなみに、料理のほうは「中華」一色。
大皿料理が次々に押し寄せてきて、中盤から早くも満腹気味。。。
そうこうしていると、キャンドルサービスの時間帯に突入。
でも、この披露宴でのキャンドルは・・・
アロマキャンドルでした。。。
ひとつひとつのテーブルで点火するの、面倒ですもんね。
さすが中国、やっぱり合理的です。
最後は、ステージ上で抽選会などが開催され、宴会?もクライマックス。
日本と決定的に違うのは、長々としたスピーチや歌の披露などが無いこと。
あと、全く形式ばったところがないですね。
日本もいまはその傾向にあるのかも知れませんが・・・。
最後は、五月雨式に解散という感じ。
気がついたら、隣のテーブル、全員いなくなっていましたから。
とにかくフランクで賑やかな中国の結婚式。
「幸せいっぱいなカップル」というのだけは普遍です。
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