前回に引き続き、南京出張のレポート。
筆者、南京を訪れるのは3回目だが、前2回は全て開発区に直行直帰で、南京の市街地に出たのは今回が初めて。
というような状況もあって、今回は南京の方にご案内してもらって、中山陵へ。
この中山陵、孫文のお墓のことです。
孫文の本名は「孫中山」ですからね。
ちなみに、この中山という名称は色んな都市の地名や道路名にもなっていますから、孫文の影響力が窺われるというものです。
市内から少し離れているので、車に揺られること30分。
駐車場に到着しました。
まず目に入ってきたのは・・・
国内団体ツアーの皆さんです。
ツアー客が帽子をかぶるなんて、もう日本ではあまり見なくなった光景ですね。
やはり田舎からのツアーなんでしょう。
さらに歩いていくと・・・
何やら偉い人が乗りそうな車が停車中。
それにしても、関係者がちょっとコワ面ですね。
マフィアかと思ってしまいます@@@
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この駐車場から1人10元の電気自動車に乗って入口まで移動。
以前は近くまで車で行けたそうです。
この辺りも車の急増に原因がありそうですね。
ちなみに乗り場付近は、売る気が見られない売店など昔ながらの風景。
入口に至るまでの参道?は土産物店などが軒を連ねている。
それにしても、孫文の墓で毛沢東というのは、ちょっと違和感が。。。
入口に近づいても、相変わらず団体客のオンパレードです。
平日なんですけどね・・・たくさん人がいます。
休日の状況が思いやられるような。。。
この孫文の墓、ひたすら歩かされます。
まず長い階段に向かうまでの道のりも、ひたすらまっすぐ。
何か革命的な意味合いがあるんでしょう。
ちなみに、この入口に設置されているゲート。
両端の幅が11m、真ん中が12mに設定されているのは、孫文の誕生日である11月12日にちなんでのことらしい。
こういうことには仕事が細かいですね。。。
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そして、いよいよ階段をのぼることに。
息を切らしながら、何とか山頂に近づくと三民運動の文字が。
「民族」「民主」「民権」ですね。
ここで献花する人もたくさんいるようです。
当然ながら、ここでも商売人が発生するわけで・・・
中国人はホントに商売がうまいですから。
中に入ると、孫文の白い像が目に入ってきます。
往時の状況をしのびつつ。。。
天井には、当時の国民党のシンボルマークが。
孫文は、中国における民主国家樹立の立役者であると同時に、共産党の宿敵である国民党の創始者ですからね。
ここの扱いが難しいところでしょう。
この山頂から臨む景色は、とにかく絶景ですね。
孫文が死去する前に、ここを陵墓とするように希望したという逸話が頷けます。
ちなみに、この景色、上まで登ってもあまり下のほうまでは見えないように設計されているとのこと。
これには「上から民衆を見下すことをなくす」という意味が込められているようです。
いまは「貧富の差」が問題になっているので、「あまり下の民衆のことを見ていてもキリがない」という意味に取って替わっているのかも・・・と思ったりするのは筆者だけ???
もっと奥まで入れたようですが、筆者たちが行った時には門は閉じたまま。
こんなときは・・・
双眼鏡のようなものを覗くと中の映像が流れているようです。
1回5元くらいだったような(記憶不明瞭)。
必要かどうかは別として、観光地にも積極的にハイテクを導入しようとするのは中国人らしい発想だと思います。
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