ゲームを取り上げたら暴れた。
スマホ取り上げたらキレる。
こんなご相談が増えています。
厚労省の調査では
中高生インターネット過剰使用の病的使用の推計数は、93万人
不適応使用の推計数が161万人
「ママのスマホになりたい」…親のスマホ依存も増えています。
インターネットを使いすぎた子どもの脳の神経細胞の密度が、減少しているという報告もあります。
今日は、"衝動性と報酬系について"書きます。
衝動と依存は深い関係がありますが、ネット依存では、アルコール依存症や薬物依存症と同じくおしなべて衝動性が高いことがわかっています。
健常者とネット依存の患者に、ゲームの画像を見せたときに、健常者の全頭前夜は特に反応しないものの、依存症の人は全頭前夜や戦場体に強烈な反応が起き、抑えがたい欲求が生じます。
強くブレーキをかけなければ抑えられない状態になっています。これが衝動性です。
また、ゲームを暗示するような9 (合図、きっかけ、手がかり)を見せると、ゲーム依存の報酬型は強く反応します。
ゲーム依存の子供は、快感を期待してゲームしたい欲求を達成するための行動を起こします。
しかし脳はその刺激に慣れてしまい、より強い刺激を得なければ快感や多幸感を得られなくなってしまいます。
そのためにより多く、頻繁に求めるようになっていきます。
この負のループは依存に特徴的なもので、これにより依存が進行します。
刺激に慣れて耐性ができる状態といえます。
耐性ができると、以前のように興奮しなくなるために、より長い時間ゲームをしたりより刺激の強いゲームを選択します。
ゲームもスマホも時間を決めて。
いっぺんに取り上げるのはかえってひどい反発になるようです。