光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

アンティークな喫茶店でランチを食す-木更津市・木旺舎(もくようしゃ)

2020年02月19日 | 日記
 
 2/12(水)木更津市の田面通りをツレと撮影後、ちょっと遅めのランチをJR木更津駅東口近くの木旺舎で食べました。田面通りには適当な飲食店が無く、いろいろ捜して歩いたので午後1時近くに木旺舎に入店です。

 ここは1階が雑貨屋、2階が珈琲や食事処になっています。木旺舎の姉妹店ベールフオンセには何回か行った事がありますが本店は初めてです。木旺舎は昭和51年(1976年)創業の老舗喫茶店、内装にも年期が入っています。



 階段を上り扉を開けると木のテーブルやカウンターがずらりと並んでいました。アンティーク風な雰囲気が漂っています。昔よく行った学生街の喫茶店と言う趣です。客は8人いましたが皆女性です。

 BGMはジャズみたいですが、ガロの「君とよくこの店に来たものさ...」という曲が聞こえてきそうです(少し古いでしょうか)



 私が注文したのはランチメニューからハヤシライス(税別1300円)、ツレはパスタランチからシーフードパスタ(1250円)です。久しぶりにハヤシライスを味わいましたが、酸味があり、そしてコクもあり、五穀米のライスとよく合い美味しかったです。ボリュームも結構あって満足しました。ツレのパスタも麺はアルデンテ、具の海老やホタテが柔らかくてとても美味。





 ランチメニューなので、両方ともコーンスープとサラダ、デザートが付いています。ツレはデザートをケーキのミルフィーユに変えたので、+300円追加です。



 ケーキは大きいですね。半分もらいましたがパリッとした食感が最高、お腹一杯になりました。私のデザートは抹茶のアイスでした。


  

変わりゆく木更津市-田面通り(たもどおり)周辺①

2020年02月18日 | 日記
 
 2/12(水)ツレとJR木更津駅東口の閑散とした光景を、撮影に行こうと午前11時頃から出かけました。まず駅東口左手の木更津ハミングバードストリートと言うゲートを潜りました。



 昔はいろいろな店があったようですが今は殆ど空き地。駐車場にもなっています。一番街商店街を左に進むと4つ店が並ぶバラックのような建物。年期が入って何の店か分かりません。ただ角は一光堂と言う写真の店だったようですが、今では焼きそば等を売る飲食店が営業しているようです。



 萩原病院を通り越し一番街商店街に戻ります。入り口と出口に派手なゲートが2本立っています。何を意味するゲートなんでしょう、不思議なデザインです。





  田面通りに出ました。昔は商店の多かったこの道も空き地と駐車場だらけ。台風の被害か
フェンスや塀が壊れています。壊れたフェンスに掛けられた網にネコが寝ていました。何か用かと言う顔で睨んでいました。





 高級刃物専門店・安田と言う店が営業していました。ショーウィンドウにはカワセミのデコイが置かれています。今時珍しいですね。向かい側の店は有田屋金物店でしょうか?看板の文字が錆びて消えかかっています。もしかしたら見えないように消してあるのかもしれません。





  田面通りを稲荷町交差点方面に進むと松本ポンプ(株)。木更津で一番早くから営業していたという老舗の水道屋です。この辺りから路地に入りました。すると風乱と言う店が出現して来ました。夕方から営業する飲食店のようです。しかし田面通り周辺は不思議な店が多くて楽しめますが、空き地が増殖して過疎化が進んでいるようです。



木更津の野鳥たち-鶫(ツグミ)とモズ

2020年02月17日 | 日記
 2/15(土)1か月ぶりに木更津の自宅近くの小山の上にいるツグミを見ました。ここが縄張りらしく、去年の年末位からこの小山に来ていました。最初の写真とこの下はその近くの農業用水のフェンスにいたツグミ。3枚目は2/15の07時20分頃撮ったツグミです。







 ツグミは夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、冬になると日本に渡ってくる渡り鳥。今年は12月の初めの頃から見かける様になりました。上と下の写真は1/15 16時頃撮影。



 下は2019年12/25の07時18分撮影のツグミ。



 そして今年2/11日07時50分頃、農道を歩いていたツグミ。渡って来る時は群れているのに、この辺で見かけるのは殆ど1羽です。縄張りを持って散らばっているようです。





 モズも最近よく見かけます。上下とも2/1の15時50分頃電線に止まっていたモズです。



明治35年創業・清水屋の美味な和菓子-流山市

2020年02月16日 | 日記
 
 流山本町江戸回廊の散策を終え、ツレの土産に江戸川沿いの菓子舗・清水屋の和菓子を購入しました。古い店構えが和菓子の美味しさを語っているようです。出先で古い和菓子店が在ると必ず寄ってしまします。この清水屋は創業が明治35年(1902年)118年前です。建物も創業以来の建築とされ国登録の有形文化財に指定されています。





 店に入ると和菓子の他にいろいろな物が置かれていたので、写真を撮ってもいいですかと聞いてみると「どうぞ」と言っていただいたので何枚か撮影しました。



  いろいろな和菓子があるので何を買おうか迷いました。ショーウインドウの上に陣屋もなかの文字が見えたので、これを2個(@税込み198円)とさくら餅2個(@172円)にしました。陣屋もなかは、近藤勇の本陣が置かれた蔵の形を模した物のようです。
 こしあんとつぶあんがあり、栗の入ったこしあんを購入しました。



 帰ってからツレと和菓子をいただきました。さくら餅は桜の葉の香りが爽やか、餡は上品で甘すぎずもう2~3個食べられそうな美味しさです。陣屋もなかは餡の中に入った栗が良い仕事をしてます。パリッとした皮と柔らかいこしあんがとても美味。



 古い清水屋を出ると江戸川沿いの本町通りが明治時代にタイムスリップしたように見えました。店の横には国登録有形文化財の説明板が置かれ、柘植の木の苗がありました。無料で持って行きませんかと書かれていました。お店の人の親切心が顧みられるようで、微笑ましかったです。



流山本町江戸回廊②‐レトロな風情の残る道

2020年02月15日 | 日記
 
 ローカル線流鉄・流山線に乗り、流山駅周辺を散策しました。江戸川沿いを走る本町通りは、江戸時代から明治大正にかけて商業の中心地で、今もレトロな風情が残る町並みです。流山市観光の目玉として整備されたこの「流山本町江戸回廊」をゆっくりと楽しみながら見て周りました。



 上から2枚の写真は、キッコーマンの流山工場の壁に設置された昔の風景や万上みりんのラベル等を拡大した物。流山白みりん誕生200周年を記念して展示された「なかまちミュージアム」です。そしてこの下は白みりんを開発した二代目堀切紋次郎とその妻の肖像画です。



 

 また流鉄・流山駅からこの旧キッコーマン流山工場まで荷物を運ぶ引き込み線が昭和40年代まで使われていました。現在は道路になっていますが、駅まで続く緩いカーブが残っています。



  本町通りを少し戻ると通り沿いに土蔵造りの歴史的建造物が見えます。呉服・婦人服の新川屋です。弘化3年(1845年)創業。建物は明治23年(1890年)に建てられた物で、国登録有形文化財に指定されています。そして下は南側の鬼瓦・大黒天です。





 続いて大正12年に建てられた町屋造りの建物を改造したレストラン・丁子屋(ちょうじや)。その向かいは浅間神社、幕末に官軍の陣地が敷かれた場所です。





 浅間神社の先を流山キッコーマン方面に進み、路地を左に曲がると近藤勇陣屋跡。慶応4年(1868年)に新選組が本陣とした醸造家・鴻池の跡地。近藤勇は流山を戦いに巻き込むのは忍びないと自首、板橋にて斬首されています。この後創業明治35年の和菓子店・清水屋本店に寄り、ツレの好きな最中と桜餅を購入して流山駅に戻りました。



流鉄・流山駅周辺の小さな旅-流山本町江戸回廊

2020年02月14日 | 日記
 
 2/10(月)松戸に所用で出かけた際、久しぶりに乗って見たいと思っていたローカル線・流鉄に乗車、流山駅周辺を歩いてきました。風もない暖かい日でした。JR馬橋駅を降り、跨線橋を左に進むと流鉄・流山線の案内板が見えてきました。





 階段を降りると流鉄のホーム。流山線は路線総延長が5.7㎞、駅は6駅しかありません。木更津の久留里線より小規模です。終点の流山駅まで運賃は200円。写真を撮っていたら駅員さんが、もう電車が出ますが乗りますか?というので「乗ります」と言うと、切符を買う時間がないので下車駅で清算をするように指示されました。ウグイス色の若葉という車両の開いているドアに駆け込みました。乗客は4~5人です。



  馬橋駅から流山駅まで15分位で到着。女性の駅員さんに運賃を払い流山駅を出ました。駅前に流山本町江戸回廊のMAPがあり、面白そうなのでこの回廊を歩いてみる事にしました。



  駅前の県道5号線通称流山街道を右側に進みました。建物の間に流鉄の車庫と列車が見えてきました。面白い光景ですね。駅から約150m歩くと信号です。そこを左に入ると江戸川沿いの本町通りにぶつかります。途中古くて蔦のからんだ蔵が見えてきました。横に創業・文政初年(1818年)安田酒店と切り抜かれた行灯が置かれています。背が高い立派な蔵です。







江戸川沿いに出るとそこは三叉路。角は「ましや」と言う呉服店です。安政6年(1859年)創業の老舗、横の蔵も綺麗に整備されていて、流山市の指定有形文化財に登録されています。




久留里中華の名店・喜楽飯店-汚な美味しい店認定店

2020年02月13日 | 日記
 
 2/8久留里のまちゼミに参加したのですが、集合時間より1時間程早く行って駅前の喜楽飯店で昼食を食べました。久留里に来たらここの料理を食べない手はありません。これも久留里訪問の楽しみの一つです。壊れかかったようなみゆき通りを入ると猫が顔を出しました。飼い猫でしょうか?可愛いですね。
 レトロな食品サンプル横の扉を開けて入ると、12時近いせいか客が沢山入っています。





 先客が出た席を店のおばさんが手早く片付けて2番という席に座りました。昭和の雰囲気が残る大衆食堂そのものの店内です。先日行った木更津の木村屋食堂によく似ていますが、こちらの方が広くて年季が入っています。



 この店はいろいろなTVや雑誌に取り上げられています。店の壁には「汚な美味しい店の認定書」が掛けられ、とにかく外観では考えられない程旨い料理が出てきます。



  私が注文したのは担々麵(税込み750円)ツレはシナチクラーメン(550円)と餃子(450円)です。5分程で担々麵。次いでシナチクラーメンが登場です。担々麵は黄色いスープ。あまり見た事のない担々麵です。これはすりごまがたっぷり入っているからとの由。美味しいですね。麺は細めのストレート麺。ちょっと硬めでスープの辛さによく合います。ほどほどの辛さで、挽肉と細かく刻んだ野菜が程よい食感を出しています。





  ツレのシナチクラーメンは文字通りラーメンにシナチクが山盛りになったもの。ラーメンが良いですね。醤油味のスープがとても美味。モヤシと海苔がいい仕事してます。





 後から注文したので餃子は5分ほど遅れて出てきました。チョット小ぶりですが、美味しい餃子でした。丁度まちゼミの時間が来たので、これで退出。今日も美味しい中華をいただき、ごちそうさまでした。



久留里まちゼミに参加して②-千葉県最古の水道水源地・真勝寺

2020年02月12日 | 日記
 
 2/8(土)久留里まちゼミにツレと参加しました。その時いただいた昭和12年(1937年)に書かれた久留里の鳥瞰図(ちょうかんず)を見ながら案内人の坂本商店の御主人と久留里の街を散策です。
 (上がその鳥瞰図のコピーですが、スキャナーが故障中なのでデジカメで複写しました。その為少し不鮮明ですが、左下の久留里駅や上の店が並んでいる久留里街道等は判別できると思います)
 
 江戸時代に掘られた久留里の大井戸を見学した後、この井戸より古い千葉県最古の横穴井戸が現存する真勝寺を訪問しました。





  真勝寺は天文9年(1540年)に創建された禅宗・曹洞宗の古刹。社殿入り口には重厚な彫刻が施されており、有名な波の伊八の流れをくむ職人の作だそうです。



 社殿横には大きな池があります。昔はこの池に沢山のカエルがいたそうで、そのせいか寺には大きなカエルの彫刻が置かれていました。



 そして池の右側には横に掘られた井戸があり、水が湧き出しています。これは久留里藩黒田家7代目の黒田直静(くろだなおちか)の時代(嘉永4年1851年)に作られたもの。この清水を集めて竹樋で久留里上町8ヶ所の余水桶に給水し、共同で使用したと言われています。





  真勝寺入り口には山門がありますが、これは元々この辺りにあった久留里城の城門を模して造られた物だそうです。その後小高い場所に在る真勝寺を下り久留里街道に降りてきましたが、道の横には鶏が放し飼いになっていました。こんな光景も久留里らしいので何枚か撮影しました。





  途中高澤の水で案内人の坂本さん達と喉をいやし、最後に寛永元年(1624年)創業の吉崎酒造店の自噴井戸を見学、久留里駅に戻りました。



久留里まちゼミに参加して①-君津市

2020年02月11日 | 日記
 
 1月中に申し込んでおいた久留里のまちゼミに2/8(土)ツレと2人で参加しました。久留里の町は何度も撮影に訪れているのですが、土地の人しか知らない情報もあると思い参加して来ました。天候にも恵まれ気温も上がって散策日和です。



 午後1時30分久留里駅近くの観光交流センター前に集合です。10分位前に集合場所に行くと私たちが申し込んだ「昭和初期の絵図で巡る久留里の老舗と名水の井戸」というコース担当の方も来ていました。久留里の坂本商店の御主人でした。



 坂本さんから昭和初期に書かれた久留里の町の鳥瞰図(ちょうかんず・鳥のように高い位置から見た地図)のコピーをいただき、まず久留里駅の説明を受けました。それによると久留里駅周辺には米を貯蔵する蔵が何棟もあり、この観光交流センターの建物もその蔵の再利用だそうです。もう1棟残っており屋根の部分が他の建物から突き出ていました。

 そして駅前のみゆき通りの細い路地を通って久留里街道に出ました。このみゆき通りには久留里中華の名店・喜楽飯店があります。(1番上の写真がみゆき通りの入り口)



 久留里街道に出て説明を最初に受けたのは木村金物店。昭和初期の建物で、久留里鎌の販売で財を成したそうです。右隣りは浜野屋古くから続く呉服、洋服の店です。久留里街道(国道410号線)を右に向かうと久留里という名の信号があります。



 このT字路の信号の裏にあるビルも古いビルで、昔は旅館だったそうですが、今はたい焼きと珈琲の店です。



  信号を左折して県道82号線に入り、1本目の路地を左に曲がると蔵のある通り。坂本さんが先程説明してくれた木村屋金物店の蔵もあり、古い母屋や蔵の特徴を詳しく話してくれました。



 倉のある路地を戻り県道82号線を少し直進しました。ここには沢山の井戸があります。久留里自慢の自噴井戸ですが、この通りの井戸はすべて元井戸からパイプで水を引いたものだそうです。パナテックスワダ横の井戸には車で水を汲みに来た人がいて、ペットボトルに水を入れていました。



 

 県道82号線沿いの井戸の元井戸は、神明神社の反対側の路地を入った場所に在る久留里の大井戸です。足場が組んであり少し高い位置にあります。路地を入った空き地の中にも井戸がありますが、これも久留里の大井戸から引いた物だそうです。



木更津のレトロな木村食堂で絶品・オムライスを味わう

2020年02月10日 | 日記
 
2/5(水)ツレと木更津駅西口の證誠寺付近を散策。昼になったので、厳島神社前の木村屋食堂に入りました。ここは角地なので入り口が正面と横の2か所あります。そして両側から見える食品サンプルがレトロな雰囲気を醸し出しています。このサンプルを写真に撮っていて、車にぶつかったという話もあるそうです。



 食品サンプルで目立っていたのが、一番上の棚のオムライス。店に入る前に私はこれを食べようと決めました。



  店の人が注文を取りに来たので、私はオムライス(税込み700円)ツレはラーメン(550円)と餃子(400円)をお願いしました。テーブルの上には調味料と食べ放題の梅干しが置いてありました。懐かしいですね。学生時代によく行った大衆食堂にも置いてあったのを思い出しました。



 ラーメンが5分位、オムライスと餃子がその3分位後に出てきました。オムライスのビジュアルが良いですね。こんなに形よく出て来るのはまれです。スプーンで割って見ると中はケチャップライス、玉ねぎと鳥肉が入ってとても美味しいです。私にはドンピシャの味でした。




 
 ラーメン好きのツレはここのラーメンが気に入ったようです。昔の中華そばの様だと言っていました。私も少しいただきましたが、スープが旨いですね。コクがあるのにあっさりしています。麺は中細ストレート麺。木更津文明軒の麺です。餃子も美味しかったです。



  店内は昭和の雰囲気そのものです。奥には神棚があり、その下にはここの女将さんと思われる人が座ってます。この光景どこかで見た事があると思ったら袖ヶ浦のよろずやです。つげ義春の漫画に出て来るやなぎ屋主人のモデルになった長浦駅前の食堂です。客も良く入っていますね。美味しいオムライス、ごちそうさまでした。