光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津・證誠寺周辺の散策②-観月通り

2020年02月09日 | 日記
 
證誠寺を見学した後、八剱神社まで戻りました。少し木更津らしい所を撮影しようと、見町通りを歩いて飲み屋街の観月通りに向かいました。みまち通り、以前はここを歩くと人と人の肩が触れ合う程の繁華街でしたが、いまは無人の街。店も無くなり八剱神社の駐車場という感じです。(上の写真がみまち通り)



 そして木更津税務署側の道を進み、観月通りに入りました。この通りの入り口には飲み屋やパブの面白い看板が置かれています。



 しかしこの通りも賑わっていた頃とは大違い。潰れた店ばかり歯抜けのように建物が無くなり、駐車場が目立ちます。店の看板はあっても営業していない店ばかりのようです。



 以前雑誌で見た事のある、和田アキ子が来たというお好み焼きの「こんべ」と言う店もありました。でもうらぶれていて営業しているのか分かりません。今度は夜来てみて観月通りの店がどうなっているのか確かめてみようと思います。





 このような景観も結構フォトジェニックです。川沿いにある廃屋もツレの話だと○○組の事務所だったそうです。



  矢那川に架かる古びた橋を渡ると潰れたパブがありました。蔦が壁を覆っています。この隣に同じような蔦だらけの店がありましたが、いつの間にか取り壊されていました。





  時間が12時近くになったので、八剱神社側の厳島神社まで戻りました。そしてこの向かいの木村屋食堂に入り、ランチをいただきました。次回はそのリポートです。


童謡「狸囃子」で知られた證誠寺周辺の散策①-木更津市

2020年02月08日 | 日記

 温かい日差しに誘われ、2/5(水)の午前10時頃ツレとJR木更津駅西口から證誠寺付近を散策、撮影して来ました。證誠寺は童謡「狸囃子」の発祥の地として有名なお寺。駅前の富士見通りを直進、狸最中で知られた和菓子店栄太郎の角を左折し100m位で證誠寺。矢那川の畔にあります。



 平日のせいか参拝者は殆どいません。入り口を入ると右手に親鸞聖人の像がお出迎えです。左手の建物の屋根が昨年の台風の被害でブルーシートで養生してありました。



 正面が本堂。お詣りしてから左手の小さな木の門を潜りました。すぐに大きな童謡碑があります。
 昭和31年(1953年)に建てられたもので、童謡・狸囃子の歌が刻まれていました。





  童謡碑を見学して石仏の置かれた細い道を奥に進むと狸塚。昔證誠寺の和尚さんと腹ずつみを競い、死んでしまったという大狸を埋葬したという伝承の場所です。この伝説を基に野口雨情が作詞、中山晋平が作曲したのが証城寺の狸囃子(しょうじょうじの字が異なるのは諸説があるそうです)JR木更津駅の電車の出発のメロディにもなっています。





  證誠寺の入り口には寺の駐車場がありますが、その隣は蔵のある豪邸。そして横はラブホ、新旧混じり合った木更津の光景です。また證誠寺の横は木更津市の中央を流れる矢那川、昔は人の通らない寂れた所、それゆえ狸の伝説が出来たと言われています。




不思議な富津の大わらじ②-関尻集落の境に吊るす厄除け

2020年02月07日 | 日記
 
 この大わらじを作り村の境界に吊るすという厄除けの行事は、何時から始まったのかはよく分からないそうです。しかし昔は2月に初めて降る雨の日に作っていたようです。今では毎年節分の日に藁を用意し、集落の人たちがお堂に集まって大わらじを作っています。なぜ2月の初めの雨の日に作っていたかなど分からないことが多いのですが、現代に残る特異な民族伝承、何時までも続けてほしいものです。





 13時頃からはじまった大わらじ作りも1時間程するとわらじの姿が見えてきました。しかし重労働ですね。藁を編んだり切ったりするのも大変です。上は疫病神に渡す酒樽ですが、これも形が見えてきました。





  そして14時半頃になると杉の枝と炭を付けた酒樽3個が完成。それを取り付けた約1.5mの長さの大わらじも、30分後に出来上がりました。





 15時頃、集会所の前に大わらじを持った人が出て、見物人や新聞社にお披露目です。新聞社は千葉日報、新千葉新聞、それと富津市広報の方が取材に来ていました。その後、大わらじは3台の軽トラックに積まれ、所定の場所に移動です。



  3か所に分かれて大わらじを取り付けるので、私たちは県道88号線沿いに取り付ける軽トラに続きました。小規模な崖に吊り下げる金具が設置されています。周りはコンクリートで覆われていました。かなり目立つ場所です。手際よく大わらじが吊られて、ここでも写真を撮らせていただきました。



 とても親切な方たちでした。作業中も嫌な顔をせず、質問に答えていただき感激です。。
  是非来年も来て他の場所に吊るされる大わらじを撮りたいと思います。






不思議な関尻の大わらじ①-富津市の綱つり

2020年02月06日 | 日記
 
 富津市関尻の集落で、木更津市の牛込、中島地区のツナハリとよく似た行事があるというので、2/2(日)ツレと富津の関尻集会所に行って来ました。この地区では「綱つり」という藁で大きなわらじを作り、集落の境界3か所にわらじを吊り下げ厄除けをするという行事が行われていました。



  この大わらじは13時頃から関尻集会所で制作をはじめるそうなので、私達も12時50分頃には集会所の駐車場に到着しました。関尻地区の集落(17戸)の住民13人がもう集会場に集まっています。集会場の中でミーテングが行われ、周りに用意された藁が作業場に運び込まれます。





 製作は4つのグループに分かれ3つのグループが大わらじを作成。もう一つはわらじに付ける
酒樽を作るグループに分かれて製作が開始されました。



グループごとにベテランの方がいてその人の下で作業が進みます。ただあまり若い人がいないので、ここでも後継者の問題がありそうです。





 大わらじは長さ1.5m・幅60cm位。わらじは片方のみで、わらじと一緒にワラで編んだ酒樽が1個、それに木炭と杉の小枝が添えられます。このわらじを集落の境に吊り下げ、厄病神に「ここには、こんなに大きなわらじを履く大男がいる」そして後の祟りが怖いので、酒樽と新しいわらじを履いて帰ってもらうという願いが込められているそうです。

 また酒樽に付けた木炭は「私の部落では厄病は済み(木炭)ました」杉の小枝は「私の部落では厄病が過ぎ(杉)ました」という意味があり、これを見て厄病神が引き返すだろうということでした。また作業所には小さなわらじも飾ってあり、大わらじとは対照的で和みました。


  

丸亀製麺木更津店で熱々の鴨ねぎうどんを食す!

2020年02月05日 | 日記
 2/2(日)富津市関尻にツレと珍しい行事を撮影した帰り、時間が午後4時頃になったので丸亀製麺で食事をとりました。時間が中途半端なので空いていました。丸亀のうどんを食べるのも久しぶり。熱々のうどんに舌鼓です。



 注文したのは私は鴨ねぎうどんの並盛(税込み690円)ツレは海鮮玉子あんかけうどん(690円)それに春菊と蒸鶏かき揚げミニ(130円)を2人でシェアしました。
       この上が鴨ねぎうどん、下が海鮮玉子あんかけです。



  何時ものように無料の青ネギと天かすを沢山のせて、鴨ねぎうどんをいただきました。2種類のアイガモの肉を使っているそうですが、柔らかくて美味しいですね。焼きネギも太くて噛み応えがあり、苦味と甘みが味わえます。汁も鴨肉の脂がとけて、コクがあり旨いです。



 かき揚げは揚げたて、サクサクして美味。私は半分に割ってうどんに漬けていただきました。ツレの海鮮玉子あんかけうどんは、牡蠣やホタテが玉子あんかけの中に潜んでいます。具やうどんは美味しいのですが、汁が少しショッパイとツレが言っていました。
 薄口が好みのツレなので、仕方がないのかもしれません。注文の際に薄口に出来ればいいのでしょうが、客が多いから無理でしょうね。


昭和と歴史が香る市川市の大門通り④-手児奈霊神堂とカワセミ

2020年02月04日 | 日記
 
真間山弘法寺を参拝してからすぐ近くの手児奈霊神堂を訪問しました。お賽銭を上げ手は叩かないで礼をしてお参りしてくださいとあったのでその通りに参拝。霊神堂の前の説明板によると、この手児奈霊神堂は弘法寺の七世日与上人が、文亀元年(1501年)に手児奈の奥津城(お墓)と言われる場所に霊廟を建立したと伝えられています。





 冬特有の角度の低い日差しが、境内の浄行菩薩を照らしていたので何枚か撮影。またハート型の可愛い絵馬も手児奈霊神堂らしいのでシャッターを切りました。



 霊神堂の社殿右横は50mのプール位の池。真間の入り江の名残りとの由。下の池の写真にも、小さいですけどカワセミの飛行する姿が写っています。分かりますか?



手児奈の絵馬を撮影していたら自転車に乗ったおじさんに呼び止められました。池にカワセミが来ているというのです。コンデジの画面を見せてくれましたが確かにカワセミ。私も池の手すりや葦を捜してみるといました。お腹がオレンジ色で背中がブルーのカワセミが。結構近くにいたのです。





 見ている間に池に向かって急降下。小魚らしきものを咥えていました。綺麗ですね。手児奈が姿を変えて出てきたように感じました。ほんの5~6分で見えなくなりましたが感激しました。因みにトップとこの下のカワセミのバックに写っているのは、ハート形をして手児奈の描かれた絵馬です。



 これでJR市川駅に戻りました。道は大門通りではなく市川駅の前に出る真間本通りを歩きました。真間川に架かるのは手児奈橋。川のテラスには手児奈ゆかりの万葉集2首が、歌碑として設置されていました。



昭和と歴史が香る市川市の大門通り③-真間山弘法寺(ままさんぐほうじ)

2020年02月03日 | 日記
 
 JR市川駅からレトロな大門通りを散策。1時間位して突き当りの弘法寺に至る階段の前に着きました。ここは奈良時代行基上人により薄幸の美女・手児奈(てこな)の霊を供養する為創建され、当初は求法寺と呼ばれていましたが、平安時代に空海上人が伽藍を構えて弘法寺と改称し、今日に至っています。



 弘法寺前の急な階段を見上げるとこれは急だ登るのは止めようかと思ってしまいました。(笑)
前来た時もそんな事を思ったなぁ、と考えつつ登る事にしました。27段目にいつも濡れている涙石があるというので、探しながら進むとありました。この石段を造営する際の悲しい伝説があるそうです。





  石段を昇り切ると立派な仁王門があります。門をくぐる際に上を見ると縄と御幣で作られた結界と思われるものが作られていました。中心には天と書かれています。(トップと下の写真)





 境内に入ると巨大な枝垂桜が目に飛び込んできました。樹齢400年と書かれた伏姫桜です。開花している姿は見た事がないので、3~4月にツレを誘って来てみようと思います。





 伏姫桜の隣にも少し小さいですが、月見桜という桜の木があります。2本の桜が咲いたら綺麗でしょうね。伏姫桜とのコラボが楽しみです。この後登って来た石段を降り、手児奈霊神堂を訪問。そこで思わぬ事にカワセミと遭遇しました。ビックリです。



昭和と歴史が香る市川市の大門通り②-絶世の美女・手児奈伝説の地

2020年02月02日 | 日記
 
 レトロな街角大門通りを歩いて行くと京成線の踏切近くに「大門岡埜」という和菓子店が在ります。
上野・岡埜栄泉堂の暖簾分け店のようです。木更津にも岡埜栄泉があり、チョット懐かしかったです。
 ここにも昭和を色濃く残す八百屋がありました。けっこう安いので買っていこうという気になりました。





 この店の辺りから壁に万葉の歌パネルが掛けられていました。これは市川市ゆかりの書家が万葉集の和歌を書いたものだそうです。大門通りは別名「万葉の道」と呼ばれています。





  さらに通りを行くと真間川に出ます。この辺が昔の真間の入り江だったそうで、川に沿って
万葉集の歌碑や文学の碑が建てられていました。





 川を渡ると赤いつぎはしが見えてきます。むかし真間の入り江付近には、沢山の洲が作られ洲と洲をつなぐ橋が架けられ、その中の一つがこの継ぎ橋だったと考えれれています。
またこの先には和洋女子大や千葉商科大があり、そこに通う学生たちの姿が見られました。





  橋の側にはつぎはしと言う話飲茶屋があります。美味しい珈琲を出してくれるそうです。そしてこの先に手児奈霊堂があります。奈良時代のとても美しい手児奈(てこな)という名の女性が、多くの男性に慕われつつも、誰に寄り添うことなく、真間の入り江に身を投げたという伝説の地。この女性の墓と伝えられる場所に建立されたのが手児奈霊神堂です。



昭和の雰囲気が香る市川市大門通り①-昭和25年創業の肉屋のカツサンドもあります。

2020年02月01日 | 日記
 
 1/30(木)松戸に所用で行った帰り市川の真間弘法寺(ぐほうじ)参道・大門通りを訪問しました。約2年ぶりです。ここは車が1台通れる位の道に旧くて味のある店が沢山残っている貴重な通り。また万葉集にも歌われた手児奈(てこな)ゆかりの里でもあり、とても素敵な場所です。



  綺麗に整備された市川駅北口を降り、国道14号千葉街道を少し小岩駅方向に進むと14号沿いに日蓮宗真間弘法寺と刻まれた石碑が目につきます。ここが大門通り。
    細い石畳に昭和の雰囲気が香る今時貴重な道です。



 まずアキモト商店・日用雑貨の店。最近見かけなくなった座敷帚や金属の湯たんぽを売っていました。そしてレトロな八百屋。鉢植えの花も置かれています。





  珈琲専門店もみかけますが、ここはジャズを聴かせる店が多い事でも知られていました。しかし今はあまり見かけません。やはり飲食店や飲み屋が多くなっています。





 暫く歩くと広い道と交差します。信号脇の古い建物が良い雰囲気を醸し出していました。そして京成線の近くに「肉の山崎」と言う店があり、昭和25年(1950年)の創業と看板に書かれていました。店先に美味しそうなカツサンドやメンチカツサンドが売っています。おやつ代わりにカツサンドを1個購入、税込み290円でした。





 カツサンドを食べながら、レトロな雰囲気を楽しみました。カツサンドのカツは厚い1枚肉ではなく、薄い肉を何枚か重ねたもの。とても美味しかったです。