goo blog サービス終了のお知らせ 

光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

思い出のネパール二人旅⑫-ポカラからダンプスへ

2025年05月29日 | 日記

 10/24はダンプス村へ移動です。ダンプスは農業主体の小さな村ですが、最近ヒマラヤ展望の出来る観光地として知られてきました。午前9時半にホテルの車がポカラまで迎えに来てくれました。標高1800mのダンプスではジープタイプの4WD車しか役に立たないようです。車種は分りませんが韓国の車でした。

 ダンプス村へはポカラから約30Km。途中峠の三叉路で休憩です。ここは交通の要所で近くの村の娘たちや山から下りてくる荷物を背負った人たちによく出会うそうです。ジャガンさんとっておきの撮影スポット。4~5分すると峠の方から枯れ草をこれでもか、と言うくらい背中に積んだ女性3人が降りて来ました。その後すぐに人間を山盛り積んだジープが通過していきました。

 この峠の右側には大きな川が流れています。ラフティング(ゴムボートで急流下り)で有名なトリスリ川のようです

 今度は三叉路の真ん中の道から、カゴを持った女の子が5人下りて来ました。朝の光が髪の毛にに当たってとても綺麗です。

 更に今度は傘をさした3人組の家族です。ここは見ていると本当に色々な人や車が通り飽きません。

 30分位休憩したのですが、面白い被写体が通り興味深かったです。これ以上休憩していると遅くなるので車に乗り込みました。しかし横にカゴを持ったおじさんがいるのに気づきました。撮影をさせてもらうと、おじさんが頭を下げてきました。撮影した写真を送ってあげたかったのですが、お互い名前も分らない通行人なので諦めて出発しました。一期一会の心境です。


木更津市郊外の野鳥たち-今年もセイタカシギに出会えました。

2025年05月24日 | 日記

 5/20(火)久しぶりにツレと木更津市の長須賀にセイタカシギを観察に行きました。午前5時40分頃到着、さすがに早朝のため誰も来ていません。JR内房線の線路脇にある休耕中の蓮田に行ってみると1羽のセイタカシギが餌を啄んでいました。そして私たちを見つけると急上昇して隣の蓮池に移って行きました。すぐに望遠ズームをつけたカメラで追いましたが、運良く飛行する姿が撮影出来ました。

 木更津市の長須賀は、昔から味の良い木更津レンコンの生産地として有名でしたが、後継者不足や作業が重労働で手間がかかることから蓮農家が少なくなりました。蓮田は溜め池状態の田が多くなった事から、色々な野鳥が飛来してきました。カルガモやシラサギ、バン等です。また蓮の栽培も元気な農家が出てきて、ふるさと納税等でよく見かけるようになりました。

 私たちがセイタカシギを撮影し始めたのは、2021年5月頃からです。たまたま長須賀にカルガモを撮りに来ていたのですが、偶然セイタカシギの抱卵を撮影したのが始まりでした。(下はその時撮影したセイタカシギ、2021年5/10、07時04分撮影)

 この時の印象は「随分足の長い鳥だなぁ」と言う感じでした。近づくと甲高い声を発して警戒していました。それからアマチュアカメラマンも増えてきました。セイタカシギが嫌がらないことを祈ります。

 セイタカシギの体長は約37cm、翼は開くと約70cm。脚の長さは約25cmもあります。食性は動物食、長い脚で水辺を動き回り昆虫、エビ、カニ等を捕食します。

 暫くすると急にセイタカシギのいる池に大型の鳥が急降下してきました。アオサギです。スピードがセイタカシギより格段に速いので、少しブレてしまいました。そして今年もセイタカシギの姿が確認できたので帰宅しました。雛の姿もおいおい撮影出来ると思います。いよいよセイタカシギ親子を撮影する暑い夏がやって来たのです。


思い出のネパール二人旅⑪-ポカラのオールドバザール

2025年05月21日 | 日記

 フェワ湖とその周辺の散策を終え、次はオールドバザールへ向かいました。足はジャガンさんの愛車トヨタの新車です。車種は分りませんが2000ccクラスの高級車です。そういえばネパールでは車のミッションは何故か殆どマニュアル車。燃費が良いせいでしょうか?調べて見ると車の値段と故障したときの修理が安いからのようです。東南アジア諸国、インド等も殆どマニュアル車です。

 暫く走ると古くて静かな街並みが登場してきました。ポカラのオールドバザールです。殆ど人並みはありません。しかしネワール様式の商店や倉庫が軒を連ねており、ムスタン王国(2008年消滅)方面からのラバのキャラバンが今でも訪れるそうです。

 揚げパン屋さんが営業していました。ジャガンさんの知り合いらしく、調理しているところを撮影させてもらいました。

 オールドバザールから今度は旧市街の中心地にあるピンドゥバシニ寺院に向かいました。朝から色々、回りましたがネパール観光はやはり涼しい朝が一番です。

 この寺院周辺は観光産業が発展する前のポカラ市の姿を保っています。古い寺院のせいか、ネパール本来の風土や人情に触れることが出来ます。

 またこの寺院は丘の上に位置しています。その丘を囲むように売店がありますが、私はジャガンさんに頼んでバックを購入しました。500ルピー(日本円で500円)だったと思いますが、まだ愛用しています。

 寺院から見るポカラ市街はとても素敵です。古い街並みが日本とは異なり、独特の景観を演出しています。この寺院の主神ドゥルガー女神はここから町を眺め、人々の願いを聞いていたのでしょうか。ヒンズー教の女神で、シヴァ神の神妃パールバテイと同じ女神と言われています。優美で美しい神ですが、恐るべき最強の女神でもあり、ライオンに乗り三ツ目を持つ神として日本でも知られています。


思い出のネパール二人旅⑩フェワ湖とポカリスエット命名の謎?

2025年05月14日 | 日記

 10/23はポカラのホテルに午前7時頃ガイドのジャガンさんに来てもらい、早朝のフェワ湖を散策しました。フェワ湖はポカラ市内西側にある湖。ペワ湖とも呼ばれ、ネパールを代表するリゾート地です。面積は5.23㎢、最大水深は24mの淡水湖です。

 朝早いのに結構人がいます。殆どの人がここで働く人でカラフルなボートや救命器具の点検や清掃をしていました。水面の標高は724m、カトマンズ(標高1400m)より低く温暖でバナナの木も生えています。そして貸しボートで湖面に出ると、そこからヒマラヤが一望出来ます。

 ポカラはネパール語のポカリ(湖)からきており、ポカラの象徴ともいえるのがこのフェワ湖と聖なる山マチャプチャレ(魚の尾)です。標高は6993mと他の山より低いのですが、フェワ湖からわずか28Kmでその間に山はなく、目の前にそびえる聖なる山マチャプチャレを見ることが出来ます。

 もともとポカラは北のチベットと南のインドを結ぶ交易路にあるバザールでした。フェワ湖の後はジャガンさんにそのオールドバザールを案内してもらうのですが、その前にフェワ湖付近で、洗濯をする女性を撮影に行きました。

 時間は午前8時半頃でしたが、フェワ湖近くの川では沢山の女性が洗濯をしていました。ネパールでは殆どの家庭で洗濯は川でするようです。

 何故かと言うと、家庭では殆ど停電しているし、排水設備がない、それに洗濯機が売っていない。あるのはドラム式自動洗濯機だけ、それに値段が月給の2~3倍もするそうです。

 それに洗濯機で洗っても汚れが落ちないのです。水質が悪いし洗剤も粗悪品が多く手洗いが一番とのことでした。因みにネパールではあまり洗濯物を絞らないそうです。水が垂れていてもほっておけばすぐ乾くからです。

 蛇足ですが日本の飲料水に大塚製薬のポカリスエットと言うのがあります。このポカリと言うのもネパール語のポカリ(湖)を意味するそうです。最初からこの意味でポカリを使ったのではないのですが、後からネパール語にもこの言葉があると言うことが、わかったらしいです。さらにネパールの都市ポカラはヒマラヤの聖なる山からの水が流れ込んでいる町でもあり、ポカリスエットも体に必要な水分であってほしいと言うことから、このネーミングを使っているようです。


思い出のネパール二人旅⑨-スクールバスとネパールの子供たち

2025年05月11日 | 日記

 1時間後モンキーバナナ店を出発し一路エベレストへの窓口ポカラに向かいました。随分走りました。いろいろ立ち寄ったおかげで日が暮れ、景色も黄昏色です。その夕景の中に学校らしき建物が浮かび上がり、学生服を着た子供たちの姿と話し声が聞こえてきました。

 その道を女性が乾燥した草や桑の枝をこれでもかと言うくらい背中に乗せ運んでいました。日暮れの斜光線がその光景を優しく映し出し、とてもフォトジェニック。

 片道一車線の道路にスクールバスが止まりました。沢山の子供たちが乗っています。ツレが英語で声をかけると皆が笑顔で手を振ってくれました。

 

 バスの反対側を2人の女性が、枯れた茅の茎のような物を運んでいました。ネパールの女性は働き者です。

 どこの国の子供たちもそうですが、ネパールの子供たちは明るくて元気ですね。半逆光の中、並んで写真を撮らせてもらった女生徒たちがとても素敵で、輝いていました。


クマガイ草の群生と出会えました!-木更津市田川の里クマガイ草自然園

2025年05月08日 | 日記

 今年も木更津市のはずれの田川の里で2000~3000株のクマガイ草と出会えました。体調が良くないので2025年は恒例のクマガイ草は見られないかと思ったのですが、田川の里の松野さんに電話で咲き具合を聞いてしまうと、やはりクマガイ草の群生に会わないわけにはいかなくなりました。そして4/18(金)初夏を思わせる気温の中、ツレと車で出かけてきました。午前11時頃に到着です。

 

 クマガイ草はラン科アツモリソウ属に分類される多年草の一種です。和名の由来は膨らんだ形の唇弁(しんべん、下側にある花弁が他より大きくて、幅広く、花を下から受けるような形の花弁)が昔の武士が背負った母衣(ほろ)に似ている事から、源平合戦の熊谷直実と一ノ谷で討たれた平敦盛にあてたものと言われています。

 クマガイ草は日本各地、北海道南部から九州にかけて広く分布しています。草丈は40cm位まで延び、葉は対比するように二枚つき花はその間から茎の先に開きます。また日本では環境省のレッドリスト絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けている貴重な植物です。

 なお当園は開演時間午前9時~午後4時、維持管理費1人500円(高校生以下無料)

 クマガイ草の撮影は当然林の中。これまで撮影してきた時間は、午後1時から3時頃です。今回は午前中なので光の当たり方が大分違い、戸惑いました。クマガイ草群生の前方に強い光が当たり、気をつけないと白っぽい写真を大量生産してしまいます。この花の撮影は少しくらい暗い午後の方が良いようです。

 やはり満開の時期らしく、次々に見学者がやって来ます。松野さんも説明に大忙しです。私たちは30分位撮影した後、朝取りのタケノコ(税込み一本300円)を三本購入して帰りました。柔らかくて美味しいタケノコでした。この時期このタケノコを味わえるのが無類の楽しみです。


旧安西家住宅の端午の節句-恒例の木更津歳時記

2025年05月06日 | 日記

 木更津市・太田山に在る旧安西家住宅において、鯉のぼりや五月人形が飾られ、子供たちの健やかな成長を願う恒例の行事が行われました。期間は4/26(土)~5/6(火)まで、なお4/28(月)は休館日です。

 茅葺きの大きな家屋の側に鯉のぼりが泳いでいます。一番上の魔除けの吹き流しと4匹の鯉のぼりです。ただ風がないとだらっと垂れ下がり迫力がありません。

 端午の節句は、季節の節目となる日に制定された五節句の一つ。男の子の成長を祝い健康を祈る行事とされています。鯉のぼりは端午の節句に飾られた「武者絵のぼり」から始まったとされています。江戸時代には男の子の成長や出世を願うため家紋が描かれた「武者絵のぼり」や武具を庭先に飾っていたそうです。それが武家だけでなく庶民に広まり、多くの家が庭先にのぼりを飾るようになったのがこの行事の起源と言われています。

 この旧安西家住宅は太田山にありますが、この日は体調が悪くツレに鯉のぼりと五月人形を撮影してきてもらいました。私は車の近くで蜂を撮影していました。

 また太田山頂上に立つ高さ28mの「きみさらづタワー」が逆光でフォトジェニックなので、何枚か撮影しました。なお最近ツレには随分助けられています。


今年もクレーン車で揚げた鯉のぼりを撮影-木更津市

2025年05月03日 | 日記

 4/8(火)銀行からの帰り道、久津間漁港方港に車を走らせている時でした。いつもはクレーン車のアーム部分が空に向けて何機か伸ばしているだけなのに、今日は違いました。鯉のぼりが6匹アームから出ているワイヤーに取り付けられていたのです。雄大ですね。この鯉のぼりを見るのは今年で3年目ですが、2025年の鯉のぼりは早いです。昨年は4/15頃でした。

 ここは一二三開発重機と言う会社の重機が置かれていますが、当然会社の経営者の方が揚げているのでしょうね。

 なお4/26(土)この場所を通ると鯉のぼりの数が増えていました。大きなクレーンで真鯉が一匹加えられていたのです。

 これで景観が増しました。大人が見ても気分は爽快。これから先も続けてほしいものです。