光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津港から久留里への道・田面通り④-切られ与三郎の墓

2020年02月26日 | 日記
 
 2/21田面通りをツレと撮影して来ましたが、一度木更津駅まで戻り木更津港まで駅西口から続く富士見通りに出ました。この通りを少し進むと「与三郎通り」の看板が見えてきます。富士見通りに面した光明寺というお寺に「切られ与三郎」の墓があるのです。



 歌舞伎の「与話情浮名横櫛」の主人公「切られ与三郎」のモデル、長唄の師匠芳村伊三郎の墓です。光明寺に入り案内板の通りに行くと「与三郎」の墓です。





 光明寺の墓地を通り隣の愛染院境内から田面通りに出ます。そして田面通りに選擇寺という大きなお寺がありますがここには「切られ与三郎」の相棒と言われた「こうもり安」の墓が実在します。この人実名は山口瀧蔵と言い、芝居の人物とは異なり立派な人だったようです。





 田面通りを進むと昭和4年の絵地図に出て来る影山商店(鶏卵販売)、米の久留里屋商店の古い店舗がみえてきます。





  そして富士見通りにつながる与三郎通りに入ると、昭和10年(1935年)に建てられた内山洋服店が目を引きます。蔦の絡まる昭和の看板建築。ショーウィンドウには建築された当時のアイロンが展示されていました。ミニ博物館の様です。