光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

続袖ヶ浦公園の妙になれた野鳥たち

2022年01月31日 | 日記
 
  1/27(木)ツレと久しぶりに袖ヶ浦公園を散策してきました。午前9時20分頃ですが、気温が2度と低くて入園者の姿もほとんど見られませんでした。私たちの目的は冬鳥の撮影なので、人が少ない方が切りとるフレームに邪魔なものがはいらないので好都合ですし、密も避けられます。公園入り口のパーキングから、野鳥が沢山飛来する遊漁池に向かいました。そこには沢山の野鳥がいて、私たちの姿を見ると一目散に寄って来ました。





  ツレが池の側にある野鳥のえさ販売機で、1個100円の長方形の餌を2個購入してきました。もうこの段階で池の淵は野鳥でイッパイです、なれていますね。公園で飼育しているのではと思ってしまします。

         
 
  初めは池の淵で投げ入れた餌を食べていましたが、オナガガモのメスが飛び立ちテラスに上がってきました。





 それからはメスだけでなく、派手な外観のオスたちもテラスの手すりに乗り餌を要求してきました。2年ほど前にも、同じような光景を見ました。その時に『袖ヶ浦公園の妙になれた野鳥たち』と言うタイトルでUPしたのを思い出し、今回は『続袖ヶ浦公園の妙になれた野鳥たち』として紹介しました。

 それにしても野鳥の餌が高すぎ、1個100円もするのに2~3回あげるともう終わりです。そして池のテラスには食パンは野鳥には塩分が多いのでやらないでくださいと注意書きがありました。商魂たくましい、市営の公園なのに。


田の神様が網で囲われた!-木更津郊外は開拓が急激に進行中。

2022年01月27日 | 日記
 
 3回目のワクチン接種が気になる今日この頃。木更津の中里を今月15日頃走行中の事でした。内房線の踏切近くの小さな祠一帯が、緑の網で囲われていました。片側1車線の市道沿いにある祠ですが、大規模な住宅工事が行われるようです。この祠はツレが2011年9月に発行した『木更津』と言う写真集の中で、田の神様と言うタイトルで紹介しています。



  近くに在るコンビニに車を停め、田の神様の所に行ってみました。祠周辺はもう整地が進んでいて、田んぼだった所が埋め立てられていました。





 最近木更津のあちらこちらで、田んぼが埋め立てられ建売住宅が建っています。近所の人の話では土地の値段がまだ安くて、アクアラインを使用すれば通勤圏との由。人口も増加しているようです。





 上と下の写真は2020年4月に撮影したもの。ここはたまに通りますが、田の神様は何時も綺麗に整備されていて、土地の人に愛されていたのに残念ですね。祠が亡くなる事はないでしょうが、なるべく以前と同じ状態で保存されてほしいものです。


下洲(新富津)漁港の正月

2022年01月24日 | 日記

 千葉県も1/21からまん延防止等重点措置がとられ、また昨年のような悪夢が甦って来る今日この頃。1/2富津漁港の船祝を撮影に行ったところ新型コロナ禍の為中止、空振りになって気落ちしたのですが、まだ早朝なので近くの富津岬や下洲漁港に寄って来ました。不要不急の行動が制限されているので、1月24日はこの時の写真等をUPしました。トップは富津岬の先端に在る明治百年記念展望塔です。


 この記念搭は昭和46年(1971年)に完成、五葉松に似たデザインで、高さは21.8m眺望が良くて、東京湾や対岸の景色が一望できるパノラマビューが楽しめます。近くには明治時代から大正にかけて造られた人工島第一海堡(上の写真)や第二海堡も見る事が出来ます。



  富津岬のそば富津海水浴場の隣が下洲漁港です。海水浴場の砂浜から房総丘陵や東京湾観音が良く見え、大貫方面に進むと電柱が規則的に並ぶ海苔の種付け場が姿を表します。



 沖を見ると海苔の摘み採り船「もぐり船」が漁港に向って、航行しているが見えました。お正月といえども海苔の作業は休みなしの様です。





  下洲漁港に着き、港内を散策してみました。海苔漁師が結構作業をしています。この漁港は海苔専門の漁港で、ここの海苔は東京湾最大の生産量を誇ります。



  漁協側の海苔網冷凍庫の前で、ネコとくつろいている漁師さんがいたので、海苔の出来はどうですか?と聞いてみました。今年も魚に海苔が食べられているけど、防魚ネットを張っているので昨年よりはズーッといいね。との事でした。牡蠣の養殖も始めてると聞いているので、何処で買えるかも聞いてみるとここの漁港に来ればいいよ。でももう販売は終了しているかもしれないと答えてくれました。


失われゆく木更津の厄除け・ツナハリ②

2022年01月20日 | 日記
 
  ****このブログは本来昨1/19にUPする予定でしたが、手違いによって遅くなり20日に伸びてしまいました。申しわけありません。またオミクロン株が広がっている今日この頃、当ブログも取材や旅行が出来なくなり、当ブログ以降は不定期更新にいたします。コロナ禍が落ちついたらまた戻したいと思います。それまで宜しくお願い致します。管理人****
 
 ツナハリの撮影は2022年1月15日にも行いました。午前8時頃なので人影は殆どありません。私たちが空を見上げて藁製のイカやタコを撮影していると、それは何ですかと逆に付近の住人から聞かれる始末です。住民が入れ替わりツナハリを製作していた人達が亡くなり、他から新住民が移り住むようになったからでしょうね。





 トップの写真は中島地区の吉祥天付近のツナハリと小梵天、次は吉祥天の入り口付近に張られたツナハリです。この付近がツナハリの密集地です。そして下は金田に近い中島地区のツナハリ、周りのツナハリより背が高く時期が来ると整然と張られています。





  三井アウトレット近くの道路上にもツナハリの姿が見られます。一本の電柱に藁人形等が括り付けられています。昨年までは2本の棒にツナハリが付けられていたのですが、今年は一本になってしまいました。下の写真が2本の時の物。2018年1月に撮影しています。





 アウトレット駐車場横の電柱にもツナハリが付けられていました。昨年ツレが見つけたのですが、目立つところではないので気付きませんでした。。しかしもうタコの藁飾りが下に落ちていました。車に引っかけられると、直ぐに取れてしまいます。貴重なものなので大事にしてほしいものです。



 またこの他、牛込地区には2~3年前までツナハリが張られた場所が何か所もありました。その写真も多数撮影してあります。特にこの下のツナハリは牛込漁港近くの方に詳しく説明していただいたものです。他のツナハリもトラックの通行の為に1本の棒に取り付けるようになったものばかり、どれも貴重なツナハリでした。今年もそこに行って見たのですが、もう影も形もなくなっていて残念です。

         



         

木更津の厄除け-ツナハリ①

2022年01月18日 | 日記
 
  1/8(土)木更津市中島地区の厳寒の海で行われた梵天立てが終わると、それに付随する色々な神事を中島、金田、牛込地区で見る事が出来ます。ツナハリ(藁飾り)と呼ばれる災い来るなと言う厄除けです。疫病神は昔から道を伝って町や村に忍び込む、という言い伝えがありました。そこで集落の境に綱を張り、藁(ワラ)で作ったタコやエビを吊るして疫病神を封じたそうです。





  最初見に行ったのは、木更津市牛込の天満宮横に架かるツナハリです。幅3mの道路に藁の綱に凧やイカが下げられ風にたなびいています。タコの藁人形は末広がりを表し。エビは腰が曲がるほどの長寿、サイコロは幸福と安全を意味しています。



  天満宮の後ろにも農道の交差点があり、ここにもツナハリが吊られています。



  同じようなツナハリなので、製作も同じ組が行っていると思われがちですが、全く違う人たちが製作しています。





  次に行ったのは牛込地区集会所側のツナハリです。細い農道に2本の竹が建てられその間にツナハリが張られています。竹の光景の中に丁度集会所が入っていました。また逆から見ると三井アウトレット側の観覧車が見えます。



 牛込集会所からアウトレットに向かう道に1/8に見た梵天立ての小梵天が建てられた場所が在りました。鯨地区の集会所の近くです。梵天立てに参加した証のようなものでしょうか?小さな祠もありました。





 その先に鯨地区の人達が作ったツナハリが吊れてられています。高い場所に吊るすので大変です。2015年1/12に一度吊す場面を撮影させていただきました。参考までにUPしました。


厳寒の神事・木更津市中島の梵天立て②

2022年01月17日 | 日記
 
1/8(土)江戸時代から続く木更津市中島地区で行われている「梵天立て」をツレと見てきました。この日、木更津の午前7時の気温は0度前後。防寒対策をしていても寒いのですから厳寒の海に入るのには、相当な覚悟がいります。海から上がって来た人達は海に降りる場所で記念写真をしていましたが、誇らしげでにこやかでした。





  海から上がって来る若衆と階段で待つ人達の服装が、あまりに違うのにビックリです。海に入る時間はそれ程長くないかもしれませんが「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言う言葉が頭に湧いてきました。



  最初に梵天を立てる位置は岸壁から約100m位の海に立てるそうですが、後から向かった梵天はそれより沖に建てなければならないと言う決まりがあるとの由。以前は300m先に立てられたのですが、危険が伴うので三分の一位の距離になったそうです。





  水天宮の結界の中の行人たちも大変です。海風が直接当たる場所で、般若心経や法螺貝を吹き続けなくてはなりません.行人が並ぶ海の先には、凍えそうな海で行われている梵天立ての神事が行われているのですから。



  9時を過ぎると日が射してきて明るくなった東京湾に立つ、梵天に光が射してとても綺麗です。





 海に入った父親を家族が出迎えています。10時半頃になると、今までにぎわっていたドラム缶マキストーブ周辺も、人垣が少なくなり木更津の神事梵天立ても終了を迎えます。


暁の神事・木更津の梵天立て①

2022年01月14日 | 日記
 
 毎年1月7日早朝から木更津市中島地区に在る金田漁港内の水天宮側で、「梵天立て」と言う行事が行われました。江戸時代から続く伝統行事で1992年(平成4年)には国の選択無形民俗文化財にも選定されています。本来は1/7に行われるのですが、参加する若者の都合で本年は8日の土曜日に挙行されました。何処の祭りや行事も後継者不足で伝統行事が消えてゆく大きな要因ですね。



  梵天立ては木更津中島地区に在る六町村の若者が、長い竹の先に御幣を付けた長さ約5mの梵天と呼ばれるものを砂浜に立てる神事です。午前7時頃になると陽が上り、対岸のビルを照らして不思議な光景が見られます。それに今年は小型船が1隻出て、警備に当たったようです。何時もは2隻でプレスのカメラマンが乗っていますが、コロナ禍で縮小したようです。





 時間になると出羽三山の行人組合の方が、水天宮に張られた結界の中に入ります。中で般若心経や法螺貝が吹かれ、行事の安全、無病息災、浜・大漁を行事が終了するまで唱え祈り続けます。





 最初に海に突入したのは赤のハチマキとたすき掛けの若衆3人。次は黄色の襷の小柄な若衆1人だけです。1人では流れの速い海に梵天を立てるのは至難の業、赤の若衆が手伝い漸く立てていました。





  そして梵天が海に入る地点では小梵天と言う短くて太い梵天を持って、仲間の無事を祈る姿が見られました。水温零度以下の中を村落共同体が協力し、伝統行事を守る姿に感動しました。


冬の風物詩・木更津牛込漁港の野鳥防止テープと初詣

2022年01月13日 | 日記
  
1/3午前8時頃、新年になり初めてツレと牛込漁港を訪問しましたが、まだ漁は始まっておらず静かな港でした。アクアライン東京湾側の海に野鳥を防止する透明なテープが張られ、とてもフォトジェニック。それを撮影に出かけました。

      

 上の写真は年末にアクアラインのテープが張られていない海を撮ったものですが、海鳥が沢山いました。結構効果はあるようです。





 牛込漁港の入り口には突堤が何か所かあり、そこには風を避ける様にカモメの姿が見られました。



 テープはアサリを獲る場所に設置されているようです。牛込海岸では潮干狩り場に沢山のテープを見る事が出来ます。





そして翌1/4(火)は袖ヶ浦市飯富の飽富神社に参拝してきました。初詣です。午前7時半頃訪問したのですが、神社の方が2~3人いただけでまるで貸し切り状態。社殿入り口には、年越しの大祓い(12/31)に使用された茅の輪も残っていました。ここはコロナ禍の中でも準備を怠りなく進め、お田植え祭を一昨年と昨年も行った神社です。平安時代に編纂された『延喜式』にも名が記されています。社殿は元禄4年(1691年)に再建された権現造り、社殿左には樹齢300年と言われる御神木がその威容を誇っていました。


木更津の雪-2022年1月6日

2022年01月12日 | 日記
 
 三が日も過ぎ、今年も晴れた日が続いたと思っていたら、1/6木更津にも雪が舞いました。久しぶりです。こんなに降ったのは、たしか2020年の3月に桜の開花と同時位に降った時以来ではないでしょうか? お昼頃降り出した雪、気象庁ではすぐに止むような事を言っていましたが、夕方まで降り続いていました。

 どこのTV局の気象予報士も似たようなスタイルでコメントも一緒。なかでも女性予報士は芸能人気取りの服装がめだちます。NHKだけでも硬派の気象予報を流してほしいと思う今日この頃です。



 ここに紹介した、雪の写真は全て自宅の庭を撮影した物。雪の降雪を強調する為、ストロボを発光させています。





 庭の奥には丸い庭園灯を立てていますが、雪もそれと同じ位いの大きさに映つているものもあります。いわゆる牡丹雪。ものの本によると牡丹雪は落ちて来る雪片がくっつき合って、数センチから10センチ位にまでになるそうです。





  自宅の庭の雪景色を久しぶりに撮影しましたが、中々風情がありました。積もった雪は5~6センチなので、翌日の昼頃には姿形がありませんでした。一夜の夢でしたが、素敵な光景を見させてくれたのは、本州南岸を急速に発達しながら通過した低気圧との事でした。


木更津市郊外と金田・牛込漁港・年末の景観

2022年01月11日 | 日記
 
2022年に入ってもう11日が経過しました。本当に時間が経つのは早いものです。ブログを更新しない年末年始も、時の経過を感じる場面にはシャッターを切ってきました。本来ならば何処かのブログに組み込みたい写真ばかりです。そんな自分の思い入れの強い写真を集めてみました。(上は12/27、下は12/29ほぼ真っすぐに上がっていた袖ヶ浦火力からの煙)





  12/27, 家のアンテナに止まっていたスズメと半月のおぼろ月。真ん中は12/28午前7時頃の田んぼのスズメ。下は家の玄関の初霜、踏むとサクサクとして最高です。







  牛込漁港(上)と金田漁港。アクアラインが写っていますが、微妙に景観が異なっています。





 上は夏に活躍した金田漁港のすだて船。下はアクアラインの橋げたから見た富士。一説によると葛飾北斎の「富岳三十六景神奈川沖波裏」は木更津沖で見た富士を描いたと言う説があるそうです。





 12/25、牛込漁港でツレが撮った海苔漁師・気さくな人で海苔の種付け場で写真を撮らせていただいたことを覚えていました。そして海苔の事をいろいろ教えていただきました。