光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

昭和と歴史が香る市川市の大門通り②-絶世の美女・手児奈伝説の地

2020年02月02日 | 日記
 
 レトロな街角大門通りを歩いて行くと京成線の踏切近くに「大門岡埜」という和菓子店が在ります。
上野・岡埜栄泉堂の暖簾分け店のようです。木更津にも岡埜栄泉があり、チョット懐かしかったです。
 ここにも昭和を色濃く残す八百屋がありました。けっこう安いので買っていこうという気になりました。





 この店の辺りから壁に万葉の歌パネルが掛けられていました。これは市川市ゆかりの書家が万葉集の和歌を書いたものだそうです。大門通りは別名「万葉の道」と呼ばれています。





  さらに通りを行くと真間川に出ます。この辺が昔の真間の入り江だったそうで、川に沿って
万葉集の歌碑や文学の碑が建てられていました。





 川を渡ると赤いつぎはしが見えてきます。むかし真間の入り江付近には、沢山の洲が作られ洲と洲をつなぐ橋が架けられ、その中の一つがこの継ぎ橋だったと考えれれています。
またこの先には和洋女子大や千葉商科大があり、そこに通う学生たちの姿が見られました。





  橋の側にはつぎはしと言う話飲茶屋があります。美味しい珈琲を出してくれるそうです。そしてこの先に手児奈霊堂があります。奈良時代のとても美しい手児奈(てこな)という名の女性が、多くの男性に慕われつつも、誰に寄り添うことなく、真間の入り江に身を投げたという伝説の地。この女性の墓と伝えられる場所に建立されたのが手児奈霊神堂です。