光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

高倉観音に向かう県道33号線の街路樹は紅葉が見頃!そして高倉観音の今

2022年10月31日 | 日記

  

 漸く温かい晴れの日が続くようになった今日この頃。10/29(土)ツレと木更津市矢那の産直市場にジャムを造るので加工用のイチジクを購入に行きました。自宅から久留里街道を走行し、途中県道33号君津平川線に入りました。33号線は片側1車線で道の両側にモミジや落葉樹が植えられた閑静な道路です。

  この県道は交通量が少なく走りやすい道路。のんびりと走っていると、セブンイレブン袖ヶ浦宮田大橋店付近から街路樹が色ずき陽の光を浴びてとても綺麗です。南房総は紅葉が遅いので知られていますが、ここはもう紅葉真っ盛り。驚きました。途中の民家には吊るし柿もあって、秋本番といったところです。

 街路樹は高速館山道を潜る近くまであり、紅葉を満喫しました。なお県道33号線の紅葉の写真は、助手席からツレが撮影したカットを使用しています。

 産直市場に行った後、高倉観音にも寄って来ました。ただここは紅葉しておらず、11月中旬から下旬がその時期の様です。

  平野山高蔵寺・通称高倉観音は本尊は聖観世音菩薩であり、坂東三十三観音霊場の三十番札所です。用明天皇の時代(585~587年)に徳義上人が創建した古刹です。境内には大化改新後の670年に藤原鎌足公が訪れ、腰を下ろしたと言う腰掛石が残っています。

 境内のイチョウやモミジは未だ青々して紅葉の兆しがありません。今年は気温が高い日が続いたので、遅れているようです。

  境内には旧い石仏が置かれていますが、説明が無いので年代や作者は不明です。また巨木もあり、木の幹に綱が張られ、根もとには土の像が置かれていました。

 

  本殿を1周して駐車場に戻り、帰宅しました。途中民家の軒先にも吊るし柿が干してあり、中々都会では見られない風景が見られて、面白い高倉観音付近の散策になりました。

  


木更津市長須賀の野鳥-朝日を浴びて耀くシラサギがいました。

2022年10月28日 | 日記

    

  良く晴れてはいるのですが、風の強い10/26(水)久しぶりにツレと市内長須賀地区を訪問しました。時間は午前6時半頃。ここは以前はきさらづレンコンの産地として知られていましたが、後継者不足や重労働のせいで、蓮田が少なくなり、葦が茂る湿地帯だらけになっています。幸か不幸かそのせいで、野鳥が沢山見られるようになってきました。

 この日も蓮田の側を流れる農業用水の土手に1羽のシラサギが佇んでいました。最初は朝日が当たらず薄暗かったのですが、徐々に日があたりシラサギの姿が浮かび上がってきたのです。フォトジェニックな瞬間でした。

  ただこの時期は野鳥が少ないですね。ススキやセイタカアワダチソウの間を歩きながら散策しましたが、カルガモやモズの姿しか見当たりませんでした。

  朝日の当るススキの道を歩いて行くと上空をシラサギが飛翔していました。さっき撮影したシラサギかもしれません。

 飛翔するシラサギを目で追っていくと農業用水に着水したので、急いでシャッターを切りました。何時もはゴミが浮いていたりする農業用水ですが、この日は水が少なく浅瀬もあって撮影するには良い条件でした。

 暫く農業用水付近で秋の気配を撮影していたのですが、近くの踏切が鳴りはじめJR久留里線の車輛が、姿をあらわしました。2両編成のディーゼル車(キハ130形)ですが、黄色と緑と水色の車輛が可愛らしくて、見るたびに頑張ってと声をかけたくなります。

  


稲荷様の祭り・イナリマチと石仏-袖ヶ浦市

2022年10月27日 | 日記

     

  10/24(月)ツレと袖ヶ浦公園近くを通る鎌倉街道沿いに在る、イナリマチを見てきました。ダイコン畑やキャベツ畑が広がる広大な農地沿いに、マキで区切られた一角があります。

  

 その中に入ると不思議な形をした巨木の間に、藁で造られた小さな祠が置かれていました。まだ置かれたばかりの様です。大きさは1メートル四方位。この小さな祠を最初に見たのは今年の2月です。あまり見た事がない物だったので、近くにある袖ヶ浦市郷土博物館に写真を持って行ってみました。

 そこでは係の人が色々調べてくれたのですが、はっきりした事は分かりませんでした。ただ博物館に展示してあるイナリマチと言う稲荷様の祭りに、非常に似ていると言う事が判明しました。

   

  祠の前には御幣が立てられ、茶わんが2つ置いてあります。中には丸い石がありましたが、割れているように見えました。

 この後小櫃川沿いに在る山の神神社周辺を、ツレと散策しながら撮影して来ました。

 

 ここは以前からツレが来てみたいと言っていた所です。小さの森の中に不思議な穴の様な通り道があり、石仏が沢山置かれていました。

  普段は誰も来ないような場所ですが、石仏一つ一つに花や飲み物が置かれていました。詳しい事は分かりませんが、地元の人に大切にされている場所のようでした。


北斎の描いた絵馬のある日枝神社-木更津市長須賀

2022年10月26日 | 日記

  

 頼朝伝説の地「畳が池」を散策した後、畳が池の横を通る昔の街道・房総往還を袖ヶ浦方面に進みました。約200m位行くと日枝神社が在ります。ここには千葉県有形文化財の絵馬額「板絵著色富士の巻狩図絵馬」が在る事で知られています。

 ここ絵馬は葛飾北斎が、文化3年(1806年)6月頃に木更津に来た時の絵で、畳が池付近の庄屋の家に滞在中、日枝神社の氏子に頼まれて描いたものと言われています。縦139.5㎝、横180.5㎝の大きさでヒノキの板が使われ、源頼朝が建久4年(1193年)に行った富士の巻狩が題材です。

 

 ツレと日枝神社の境内に入りました。静かで誰もいません。右には石の鳥居があり、冨士講と書かれた額が中央にあります。後ろは小高い石の山で、富士山を模しています。

   

 境内には不思議な巨木がありました。2本の幹が合わさって上に延びています。

 本殿は少し高い場所に在り、階段を上って行くと狛犬が私たちを迎えてくれました。赤茶けていますが、由緒ある狛犬で台座に天保十年(1839年)九月吉日と刻まれています。

  本堂をお参りした後、境内裏に周りました。ここもかなりの広さがあり、小さな祠や末社の建物が置かれています。

 神社の裏手は隣の西青小学校の校庭との境です。神社の方が少し高いので、校庭が良く見えます。またこの西青小学校も由緒ある小学校で140年以上の歴史があります。そして暫くツレと境内を散策し帰宅しました。


TV鎌倉殿の13人で話題の源頼朝ゆかりの「畳が池」伝説‐木更津市

2022年10月25日 | 日記

    

  曇っていたのに気温は結構高かった10/22(土)の早朝、ツレと田面通り(たもどおり)に面した畳が池に行きました。ここは木更津駅から約1.5㎞北東方向の市街地にあります。周りに商店や民家が立ち並んでいる割に自然が多く野鳥も沢山いて驚きました。

 

 この畳が池は源頼朝が立ち寄ったと言う伝説の地。治承4年(1180年)平家打倒の為挙兵するも相模の国石橋山の戦いに敗れ、海を渡って安房の国へと落ちのびて行きます。その後体勢を立て直し上総の国から北上し鎌倉に向かいますが、その途中木更津の名もない池の畔で昼食をとる事にしました。

 しかし池の周りは葦が茂り、腰を下ろす事が出来ません。その為地元の名主や村人が畳を持ち寄り、それを敷いて歓待した事から「畳が池」という名称になったと言われています。また頼朝が、池の葦を箸の代わりに使用した時、唇を切ってしまい、怒った頼朝がその葦を池に投げ捨ててしまいました。それ以来この池には葦が生えなくなったと言う事です。

 

 池の水は濁っていますが魚はいるようです。そのせいか野鳥の姿が見られました。カルガモは10羽くらい、ゴイサギの幼鳥・ホシゴイも3~4羽、池に張りだした木の枝に止まっていました。

 

 池の周りを1周してみましたが周囲は270m位、そんなに大きな池ではありません。池の周りには桜の木が植えられており、今度は花見の頃に来てみようと思います。


絶品・浜の太巻き寿司-木更津市中島の平島水産

2022年10月24日 | 日記

    

 久しぶりに市内中島地区・平島水産の漁師飯、太巻き寿司が食べたくなり、10/20に予約をして21日午前11時過ぎにツレが取りに行きました。今や浜の太巻き寿司は、絶品グルメで予約をしないと購入することが出来ません。この日は良く晴れていてツレと早朝散歩の際に富士山が美しく見えました。

 太巻き寿司は千葉県全域で作られる郷土料理。そのルーツは江戸時代の寛政年間(1789~1801年)頃まで遡り、イワシやクジラを追いかけて来た紀州(和歌山県)の漁師が持っていた「めはりずし」がその元ではないかと言う説があります。

 また明治時代に広まった「上総海苔」が使われたので、「房総太巻き寿司」が誕生したようです。いずれにしても「貝を芯にして巻く」と言う技法が原点になっており、農村漁村の郷土料理100選にも選ばれた逸品です。

 

  浜の太巻き寿司は切り口が、絵や文字になったものとは違い中味は、甘じょっぱく煮た干瓢とアサリと海苔です。房洲太巻き寿司の初期の物に近い貴重な太巻きです。

 大きさは直径が約9㎝、長さは22㎝位ありました。かなり大ききくて重いです。値段は1本税込み980円です。一緒にアサリの佃煮を購入しましたがこちらは680円でした。

  お昼に食べました。とても美味しいです。外側の卵焼きが1センチ位の厚さがあり、酢飯と良く合っています。中の干瓢とアサリの旨みが混然となって太巻き寿司を引き立てています。まさに絶品の郷土料理です。


袖ケ浦の「田舎カフェ」でパスタ・ランチ

2022年10月21日 | 日記

  

 10/20(木)ツレと袖ヶ浦市蔵波の田舎カフェで、パスタランチを食べてきました。ここは少し前・豆ボッチを撮影に来た時見つけたカフェで、機会が在ったら行って見ようと思っていました。木更津の自宅から車で30分位の場所に在ります。

 袖ヶ浦の蔵波は、牧場や農家が多く本当に田舎と言う場所です。こんな所にカフェがあるのかと思う位細い道を進むと、田舎カフェの看板と幟が見えてきました。農家の庭のような場所に車を停め店に入りました。

  中は洒落た山小屋風のインテリアです。朴訥そうな御主人が迎えてくれました。検温と手の洗浄をして奥のテーブル席に着きました。時間は午前11時半頃、平日で早い時間だったので私たちしか客はいませんでした。

 

   入り口のランチメニューからツレはきのこのクリームパスタ(税込み1000円)。私は落花生の和風パスタ(1000円)をお願いしました。それに2人ともミニスィーツとコーヒーのセット(480円)を付けました。10分位でツレのきのこのパスタ(上の写真)が、次いで私の落花生の🍝(下の写真)が出てきました。

  パスタは中太の丸い麺です。少し固めのアルデンテと言う感じで、まるでうどんの様でした。和風の味付けに茹で落花生の食感がとても良いです。ただ量がかなりあるので、完食できるか心配だったのですが、何とか食べ切りました。小食のツレはやはり半分ぐらいでギブアップしました。テイクアウトできるそうですが、残しました。下が茹で落花生を摘まんだ所ですが、かなり大きくて食べごたえがありました。

  食べ終わるとミニスィーツとコーヒーが出てきました。スィーツはアイスクリームと生クリームそして栗の鬼皮煮です。栗が大きくてとても美味でした。

  

   最後にいちじくのジャム(600円)を購入して帰りました。清算した後、サービスで大きな柿を4個頂きました。帰って食べましたがとても美味しい柿でした。


アオサギとの出会い-木更津市郊外の野鳥たち

2022年10月20日 | 日記

     

  10/16(日)の午前7時頃の事でした。ツレと散歩中に刈り入れの終わった田んぼの畔に、1羽の黒っぽい鳥を見つけました。ツレがカラスかも知れないと言っていたのですが、見慣れたカラスより大きくてスマートな鳥でした。



  逆光のせいで鳥がシルエットになって判別しにくかったのですが、アオサギの様です。近くに寄っても逃げません。こんなに近くで見たのは初めてです。最初は屋久島で見たムラサキサギではないかとも思いましたが、こんな所にムラサキサギがいるわけもなく、近くに寄って見るとやはりアオサギでした。



  10/3(月)はモズを見つけました。電線に止まりギチギチと鳴く鳥がいるのでよく見るとモズでした。モズは漢字で書くと百舌とかきますが、これは他の鳥の鳴き声をまねるのが上手い所から来ているそうです。



 

        アオサギを見た後、農業用水を通るとそこにシラサギが1羽いて盛んに餌を啄んでいました。太陽が水に反射して撮影しにくかったのですが、何枚かシャッターを切りました。下の写真はシラサギが餌を見つけ首を水に入れた瞬間です。


馬来田のコスモスロード(うまくたの路)②-馬来田駅と万葉の歌碑

2022年10月19日 | 日記
      

  10/16はツレと武田川コスモスロードを散策した後、近くの馬来田駅も訪問しました。この駅は木更津市真理(まり)にあるJR東日本のローカル鉄道・久留里線の駅です。



  古い佇まいの駅ですが、開業したのは1912年(大正元年)の12月、今から110年も前です。中へ入ると懐かしい切符売り場が目につきます。今日の様に自動販売機が無く、いちいち駅員に行く先を告げて買っていたのを思い出しました。



  駅の待合室も狭いですね。でも子供の頃はこれでも十分広いと感じていたのですから、面白いものです。



  ホームはやや高い所に在ります。駅舎の庇(ひさし)が線路の高さです。その為スロープが在り、ホームには待合所もあります。



  駅を出て左に行くと万葉の歌碑が置かれています。君津から木更津の小櫃川周辺のこの地は、約1200年前古代馬来田国造(くにつこ)の国府の地と言われ、万葉集にも唄われるほど繁栄した場所だったのです。



  馬来田駅やコスモスロードには、何点かの万葉の句碑が置かれています。今回私たちが行ったのはその内の3か所です。1つ目は駅にある句碑です。  
    ***馬来田の 嶺ろに隠り居 かくだにも 国の遠かば 汝が目欲りせむ*** 



  2番目は馬来田公民館・駐車場の句碑。***大君の 命かしこみ出てくれば 我の取り付きて 言ひし子なはも***



  3番目はコスモスロードにある句碑です。***馬来田の 嶺ろの笹葉の 露霜の 濡れてわ来なば 汝は恋うばそも*** 
 武田川コスモスロードは、コスモスの花だけでなく、古代の人の心情にも触れる事が出来る素敵な場所でした。


木更津馬来田のコスコス・ロード(うまくたの路)①-満開のコスモスが見頃です!

2022年10月18日 | 日記
     

   2~3日ぐずついた天気がつづいたのですが、漸く晴れた10/16(日)ツレと馬来田の武田川コスモスロードを訪ねました。コスモスロードの入り口には、こんな張り紙がありました。「1回1本運動にご協力を」訪問した時は草を1本でも抜いて行ってください。と言う張り紙ですが、運動地元の人々に整備され、守られている遊歩道、これだけの花や景観を守るのは並大抵ではないでしょうね。この貼り紙からも痛切に感じました。



  久留里線馬来田駅近くの馬来田公民館に車を停め、横を流れる武田川をコスモスロードに向かって進みました。この路は駅から真里谷城址までの全行程12kmの「うまくたの路」と言うハイキングコースです。



  ここに着いたのは午前11時頃。到着したころは晴れていたのですが、だんだん雲が出てきました。光が少なくなりましたが、花を写すにはコントラストの少ないこの位の景観の方が、私は好きです。



  コスモスの花が満開です。ここには5年位通っていますが、今年の開花が最高ですね。



  またこの先には、ポコポコ湧き水がでる「いっせんぼく」があり、途中のハンノキ湿原では「ツリフネソウも咲いているそうです。





  コスモスロードの途中で、ツレが綺麗な蝶を見つけました。「ウラギンシジミ」です。羽の表がオスは赤、メスは青灰色、裏は銀白色の珍しい蝶です。これは表が赤なのでオスですね。

    



  暫くコスモスロードを楽しみ、1時間程で馬来田公民館に戻りました。これだけ綺麗に咲いているコスモスですが、見物人が少ないですね。もっと沢山の人に来てもらい、コスモスロードを楽しんいただきたいです。

  」