私たちがネパールに入ったのは、同国最大の祭りダサインの終わりの頃。到着した翌朝カトマンズのホテル周辺を散歩すると、街のあちこちに素焼きの小皿にオイルと芯を入れた「デイヨ」が飾られていました。首都らしくない素朴な景観に魅せられて沢山シャッターを切りました。前回のブログで紹介したティハールの灯りです。
そしてその後にヒンズー教徒の間で5日間行われるのがティハールの祭りです。1日目はカークティハール(カラスの供養をする日)。カークとは日本語でカラスのことで、葉っぱのお皿にごちそうとお供えを載せてカラスに捧げます。カラスは10月24日の朝、牛と一緒に撮影出来ました。丁度牛の背に乗っていました。面白いことにネパールのカラスは2色のツートンカラーでした。
2日目はククルティハールで犬の日。ネパール語でククルは犬で、犬は閻魔大王の使者言われているそうです。
この日は犬がいたずらしても怒りません。どの犬も首にかけられたマリーゴールドの花が誇らしそうです。
そして犬を飼っているいる人は自分の犬に花輪をかけ、額にティカ(赤い粉)をつけて美味な餌をあたえるのです。
3日目はガイ・ティハールとラクシュミー・プジャ(牛の日と富の女神ラクシュミーの日)。この日は雌牛にマリーゴールドの花輪をかけ、額にティカをつけ食べ物をお供えします。ツレと散歩をしながら撮影していると、庭で牛にティカをつけて飾っている場面に出会いました。写真を撮ってもいいと言うので沢山撮らせてもらいました。
牛には体に細い線で模様が書かれており、頭部に色鮮やかなものがのせられていました。最後に牛を飼っている親子に祝福され嬉しそうでした。
またこの日は女神を自宅に迎えるため掃除と飾り付けが行われます。
玄関前には沢山の色で、マンダラを描きます。日が暮れてくるとこの絵に灯りが灯され、各戸の光で幻想的な景色が生まれ、街が鮮やかになって来ます。
4日目は雄牛の日とネワール族のお正月。5日目は姉妹が兄弟の健康と長寿を願ってマリーゴールドの首飾りをかけてあげる日です。そしてティカをつけて送りものを交わします。これをネパール中で行うのですから大変です。テイハールの5日間全部を見たわけではないですが、このような行事を行うネパールに生まれてこなくて良かったと思う今日この頃です。