光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市金田漁港の海苔の種付け②

2023年09月29日 | 日記

 9/20(水)はツレと金田漁港で海苔の種付けの撮影です。25日にUPした陸採の撮影の続きなのですが、今回は作業中の漁師さん達の働く姿をスナップしてみました。上の2枚は顔見知りの方とツレが15年前に出版した写真集「木更津」の話をしているところです。この写真集をさし上げるととても喜んでくれました。

 作業を終えてくつろいでいる漁師のおかみさん。マスクや帽子で日除け対策をしているので、お顔が全然分かりません。

 漁師さん達も休憩中です。こうのような時でないとくつろいだ雰囲気の漁師さんの顔は写せません。

 暫くすると女性の方達だけで水車から網を外し始めました。水車の直径は約2m、水車につけた網は長さ約18m、幅が1.5mもあります。

 金田漁港の種付け場は漁協の側から海の方に続いているのですが、端の方には以前から仲良くしていただいている方達がいます。「今年も会えてよかった。元気だった?貴方たちの顔を見ると、今年も種付けが始ったよと思えるんだ」と言って再会を喜んでくださいました。

 海苔の種付けの作業風景を撮影し、種付け場の入り口付近に来ると斉藤高根さんの姿がありました。漁師で木更津市議会議員の方です。挨拶をするとこんな光景は中々ないから沢山写真を撮って下さいと言ってくださいました。高根さんは写真家でもあります。

 撮影を終え漁港から帰ろうとすると近くに置いてあった軽トラに面白いものがありました。手袋がニョキッと出ているのです。そして漁港からは底引き網漁船が出港して行きました。これが金田漁港・海苔種付け場の朝の光景です。


秋の風物詩・海苔の種付け①-木更津金田漁港

2023年09月27日 | 日記

 9/20(水)午前7時頃ツレと待ちに待った海苔の種付けを撮影しようと、金田漁港に向いました。今年は気温が高く海水温が低くならないので、例年より4~5日遅い陸上採苗、通称「陸採」の始まりです。

 行く途中アクアラインの側を通りましたが、シラサギが7~8羽高須船溜まりの金属製ガードに停まっていました。風情のある光景です。

 金田漁港に着くと巨大な水車がゆっくり回転していました。この水車は陸採のシンボルです。早速近くに寄って写真を撮り始めました。もう5~6年ここに通っているので顔見知りの人が沢山います。「今年も会えたね」等と声をかけられて嬉しい限りです。

 水車の前の水槽には海苔の胞子が着いた蛎殻が沢山つるされています。この蛎殻から海苔の胞子が放出され、水車の網に着いていくのです。

 そして水車に取り付けた網の一部を切り取り、顕微鏡で胞子が着いたか確認します。下がその光景です。

 胞子の着いた蛎殻は直射日光を避けるために、黒いスクリーンで覆われたハウスで保管されています。ここから出して水車の廻る水槽に入れ、胞子が出なくなった蛎殻と交換しているのです。

 水車が廻っている間、漁師さん達は付きっきりです。網がからんだり胞子の付き具合いを見なければなりませんから。

  水車と一緒に廻っていた網に海苔の胞子が付くと、水車から網を外して海水の入ったプールに入れます。ここで胞子が安定してから取り出して冷凍庫に保管をするのです。胞子は冷凍庫で仮死状態になりますが、気温の下がった海水に戻すと成長を始めます。ここまでが陸採の作業です。


実りの秋-袖ヶ浦市・ひらおかの里de稲の脱穀作業

2023年09月25日 | 日記

 9/19(火)袖ヶ浦市の農村公園・ひらおかの里でツレと「おだがけ」された稲穂の脱穀作業を撮影して来ました。9/1に小学生が稲の刈り取り実習の撮影をした時、公園管理の人に脱穀は9/15頃と聞いたのですが、天候のせいで4~5日ずれて19日の作業になりました。この日は午前午前10時半頃訪問したのですが、気温は30度近くなっていました。でも川辺の柵の近くには、彼岸花が咲いていました。秋もそこまで来ているようです。

 また「おだがけ」された稲の近くには秋の花ミソハギも咲いています。風も幾分温度が低く秋を感じさせる農村の朝でした。休憩の後作業は11時頃から始まりました。

 コンバインが動き始めました。

 暫く田んぼの淵を走り、おだがけした稲穂の近くに停止しました。作業台が置かれ脱穀の始まりです。

 作業する人達は女性も含めて10人位います。手際がいいですね、稲わらからどんどん籾が分離されてタンクに貯められていきます。

 役割分担が決まっていて、遊んでいる人がいません。凄いチームワーク。

 コンバインの後ろから籾を取り除いたワラが次々に出てきます。

 ワラをまとめて縛るのは女性陣で「おだがけ」した稲わらをコンバインまで運ぶのは男性です。また用のすんだ「おだがけ」に使用した竹は、男性陣が片付けて行きます。作業している人達は高年齢の人が多いですが、いずれも熟練したベテランばかり、見事な脱穀作業を見せていただきました。


ギャルリ梦心坊と台風13号‐市原市

2023年09月22日 | 日記

 

 9/15(金)ツレと市原市皆吉にあるギャルリ梦心坊(ゆめしんぼう)を訪ねました。ツレが20年以上前から購入している、真木千秋さんのタッサーシルク草木染のパンツ、ブラウス、そして手織布類を鑑賞する為です。

 真木さんはインドで、真木テキスタイルスタジオを経営しています。染色や縫製等の工程は現地で行い、販売は日本でと言うスタイルで活動しているようです。今回は「真南風(まーぱい)」の衣をお披露目する会との由。

 展示された衣類や布は自然の風合いの柔らかな物で、とても素敵な作品ばかりです。ツレもポシェットを購入しました。また会場には綺麗な生花が飾られていました。中でもこの時期珍しい彼岸花のような花や、強い香りを発する花が素敵でした。

 このギャルリ梦心坊は養老川の側にあるのですが、先日の台風13号(9/5~9/7襲来)の強い風と雨で川が氾濫寸前だったとの事です。

 川岸ではトラック等が出て片付けの真っ最中です。

 川には瓦礫やワラや材木が押し寄せ、橋桁にも木材やゴミが沢山引っかかっていました。画廊の経営者ご夫妻も駐車場まで水が来たので、避難をしたと言われていました。


オスプレイの飛ぶ町・木更津②

2023年09月20日 | 日記

 9/12(火)午前11時頃ツレと金田見立て海岸付近を車で走行中、上空にオスプレイの姿を発見しました。最近オスプレイの姿をよく見かけます。

 この日はツレを東京行きの高速バス乗り場に送って行く途中でした。自宅に戻ろうとしたのですが、上空の爆音が気になり、海辺の潮干狩り用の駐車場に車を停めてオスプレイの姿を望遠レンズで追ってみました。

 このVー22オスプレイは17機装備する予定だそうですが、現在何機くらい木更津駐屯地に来ているのでしょうか?この日はオスプレイ2機と2種類のヘリコプターが飛んでいました。下の写真が一緒に飛んでいた輸送ヘリCH-47JAです。

 以前と比べてかなり低空を飛んでいます。住宅の上も飛行していますが、防衛省・自衛隊の出している「陸上自衛隊V22オスプレイの今後の運用について」を見ると、病院、市街地、住宅地などを回避しながら、上空からの識別が容易な幹線道路、鉄道、河川、海岸等に沿って飛行することを基本とし、安全確保に最大限配慮していると書かれています。本当にこの原則を守って飛行しているのでしょうか。決められたことは守ってほしいものです。

   アクアライン近くを飛ぶオスプレイも撮影したかったので、漁港に行き待っていました。すると午前11時20分頃にオスプレイが爆音をなびかせやって来ました。2度ほど撮るチャンスがあったので、見立て海岸と金田漁港からのオスプレイを撮影し帰宅しました。


見立海岸にシラサギの大群-木更津郊外の野鳥たち

2023年09月18日 | 日記

 9/10(日)ツレと金田漁港に海苔の種付けの時期を調べに行く途中、午前6時頃でしょうか海岸にそった道路を走行していました。何気なく海の方を見ると、アクアラインの橋げたの近くに白い鳥の巨大な群れがあるのに気付いたのです。かなり遠方だったので、金田漁港を訪問した後に再度寄る事にしました。1時間程して、金田から見立て海岸の潮干狩り場付近に移動中、シラサギの大群を見つけました。

 先程金田漁港に行く前に見た白い鳥の大群が見立て海岸に移動してきたのです。

シラサギの他にもアオサギや小型の海鳥の姿も見えます。

 しかしこんなに沢山のシラサギを見たのは初めてです。まして海上と言うロケーションなのですから。

 時間が経つにつれシラサギの群れがバラけてきてアクアラインの見える位置まで来ました。なかなかフォトジェニックです。

 約1時間位撮影していたのですが、きりが無いので車で移動しました。こんなに多くのシラサギの群れを見て久々に興奮しました。


木更津金田海岸9月の情景-海苔の種付けの準備中

2023年09月15日 | 日記

 9/10(日)台風13号が通り過ぎ風も収まっているので、アオコの状況を金田海岸にツレと見に行ってきました。

   この日は台風の影響も去り、また暑い日差しが戻ってきています。今年は本当に暑いです。時間は午前6時頃ですが、船溜まりから1隻の小型の漁船が沖に出て行きました。乗っているのが年寄り夫婦の様なので、アサリの収穫でしょうか?

 その後一度アクアラインの下まで戻り、それから金田の海苔種付け場に行きました。漁師さんがいたら種付けは何時頃からやるのか?聞いて見ようと思ったのです。

 種付け場は金田漁協の側にあるのですが、もう水車等が取り付けられていました。昨年は9月16日から始まっていたのですが、今年は少し遅くなるようです。

 金田の船溜まりに1組の老夫婦が漁船の中で作業をしていたので、「海苔の種付けは何時頃からやるのですか?」聞いて見ました。すると「今年は気温が高いので、1週間延ばして20日頃からやるようだ」との由。まだ確定はしてないようなので、近くになったらまた来てみようと思います。


木更津市小櫃堰とシラサギの群れ

2023年09月13日 | 日記

 9/1(金)ツレと木更津市牛袋の梨農家に朝どり梨を買いに行きました。その梨農家は小櫃堰の近くにあるのですが、ここの梨はとても美味しいです。途中小櫃堰の側の中郷大橋を車で渡っていると下流の浅瀬にシラサギが20羽近くいるのを発見。急いで川沿いの駐車場に車を停めました。

 小櫃堰と小櫃川を散策するには最適の駐車場で周りに桜の木も植えられています。そこで車を降り小櫃川を少し下るとシラサギの群れが小櫃川の浅瀬や岩場で羽を休めていました。

 シラサギは最初に20羽位いたのですが、私たちが近づくと4~5羽が飛び立ってしまいました。それでもかなりのシラサギがいて、その光景は一幅の日本画を思わせるものがあります。

 シラサギの群れの中にはアオサギもいたようですが、あまり近寄れないので、確認はできませんでした。小櫃川沿いに木や雑草が生い茂り川辺には行けないのです。仕方がないので、小櫃堰周辺を散策することにしました。

 小櫃堰は昭和48年(1973年)3月に完成した小櫃川(川幅120mの部分)に設けられた堰です。ただ昭和45年(1970年)7月の集中豪雨による被害を受けたため、千葉県は災害復旧工事事務所を設置し、95.2億円を投入して決壊護岸の復旧・屈曲部を直線に改修した工事を昭和50年(1975年)3月に完成させました。

 ダムのような堰ですが、調べてみるとダムと堰の区別ですが、以前は堤防に接するものを堰、山に接するものをダムといっていました。しかし最近の堰は水の量を調節したり、下流の水の量を維持したする機能をもっているので、高さで区別するそうです。高さが15m以上のものをダム。15m未満のものを堰と言うようになったとの由。下の写真は小櫃堰の少し下流にある中郷大橋です。


オスプレイの飛ぶ町・木更津-海はアオコで緑色

2023年09月11日 | 日記

 9/5(火)ツレとカインズ木更津金田店で買い物をした帰り、金田漁港から見立て海岸まで足を延ばしました。まず寄ったのは金田漁協。ツレが海苔を購入したついでに海苔の種付けの日程を聞いたのですが、9/15頃でまだはっきりとは分からないとの事でした。

 漁協を出て海岸に沿った道を行くと、上空で通常のヘリの音とは違う爆音がするのに気付きました。オスプレイです。

 垂直離着陸機独特の機影が海の方から近づいてきます。

 そして爆音と共に私たちの真上を通過。その後旋回して陸上自衛隊木更津駐屯地方面に向かい機影が見えなくなりました。

  写真を見て分かったのですが、オスプレイは脚を出して飛行をしていました。もう直ぐ着陸する為に出していたのか?それとも脚を出して飛ぶ訓練なのでしょうか?オスプレイはよく故障して事故を起こしているので、少し心配になりました。

 オスプレイが去って、海岸べりの道路からアクアライン方面の海を見ると、海がエメラルドグリーンに染まっています。

 近くにいた人に聞いて見ると「アオコだ!これでアサリや魚がダメになる」と言っていました。気温が高いと海面温度も上がって、藍藻(シアンバクテリア)が大量に発生し水面を覆いつくすそうです。

 7/4も同じ場所でアオコの海を見ました。7/31のブログにUPしましたが、先程の2人連れの人によると今年は何度もアオコが出現するそうです。以前使われていた高須船溜まりの辺も海の色が変わっています。

 漁師さんに対策はないのか?聞いて見たところ、台風でも来れば海が荒れて1発で解決すんだがなぁとのことです。他に対策は無く手の打ちようがないようです。そしてタイミングよく台風13号が襲来しました。後日見に行くとアオコは綺麗に吹き飛んで、何時もの海に戻っていました。良かったです。


家族で稲刈りそして阿部の鹿島人形は今年も中止-袖ヶ浦

2023年09月08日 | 日記

 9/3(日)は子供づれで家族が稲刈りに来ると言うので、ツレとひらおかの里・農村公園を訪問しました。この日は午前11頃にひらおかの里に入ったのですが、子供を連れた方たちが沢山来て稲刈りをしていました。

 稲刈りをしていたのは、弥生時代の田んぼと言う看板が立っていた所です。ここに10~20人位の家族が稲刈りをしていました。家族づれと言っても子供は未就学児で、殆ど親が稲刈りをしていました。

 この日も気温が高く、熱中症にならないように組合員が「給水を欠かさないでください」と声をかけていました。子供は稲刈りよりカカシの方が気になるようでドラえもんや動物のキャラクターを見つめていました。私たちはこの後近くの阿部地区の春日神社で行われる、鹿島人形を見に行きました。

 鹿島人形と言うのは、阿部地区の春日神社の秋祭りに、9月の第一日曜か第二日曜に奉納される行事です。ただコロナ禍で、2019年以来中断されていたのですが今年はコロナも収まったので開催されると思い行ってみました。

 下の写真は2019年に奉納された鹿島人形です。この時は奉納された後すぐに台風が来て、強い雨や風で人形がダメージを受け、少しヘタレています。

 この奇習は阿部部落・春日神社の秋祭りの行事として、古から伝わっています。毎年9月中旬に行われ、男の人形、女の人形ともに腰に2本の竹の刀を差し、男には槍、女には薙刀を手に持たせています。この人形を鳥居の両側に立てかけ無病息災・五穀豊穣を祈った後、集会場でお祝いの宴が開催されます。ただ奇妙なのは、右の手足は4本と決められており、病や戦いで失ったと言われ、不思議で怪奇な物を表現しています。

 私たちが阿部地区に着いたのは12時頃、近くのお宅にちょうど鹿島人形の関係者が在宅していたので「今年は鹿島人形の奉納はあるのですか」と聞いて見ました。その方から「残念ながら今年も中止です」と言う答えが返ってきました。来年は何とか開催したいと言う事でした。残念です。来年に期待をかけてツレと自宅に戻りました。