光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津の紅葉②‐高倉観音・高蔵寺

2020年11月30日 | 日記
 
11/27(金)雨が降るという天気予報でしたが、晴れ間も出てきたので木更津市矢那の平野山・高蔵寺、通称高倉観音の紅葉を見にツレと出かけました。最近天気予報はよく外れますね。女優気取りの気象予報士が外れても当然という態度には、時々呆れてしまう今日この頃。



 ここ高蔵寺は用明天皇の代(585~587年)に徳義上人が建立したと言われる古刹。本尊は聖観世音菩薩像で、坂東三十三霊場の三十番札所です。寺の山門には2羽のスズメが仲良く停まり、しきりに鳴いていました。風情のある光景です。





 階段を上り山門をくぐると、小さな池があり錦鯉が優雅に泳いでいます。湖面にはイチョウの葉が落ちてそれを鯉がつついていました。餌と間違えているようです。池の横には大きなイチョウの木があり、綺麗に色付いていました。





 しかし境内の紅葉は少し時期が早いようです。お寺の側の喫茶店・ライラックで聞いてみると、ここの紅葉は12月中旬からとの事でした。上の写真に写った木の葉は黄葉していますが、モミジは赤より緑の葉が多いです。そして蜘蛛の巣に引っかかったモミジの葉が風に揺れ、ブランコのようです。





 社殿奥に在る五輪塔の側にも、黄色く色付いた木があり、お寺の駐車場のケヤキの葉もオレンジ色に装っています。風も冷たくて山の中の高倉観音は初冬の佇まい。この後温かいお茶を求めて、喫茶店・ライラックに入りました。


木更津の紅葉①-長楽寺

2020年11月27日 | 日記
 
 午前中は小雨が降った11/24(火)買い物の帰りに木更津市請西に在る、清龍山・長楽寺を訪ねました。ここは真言宗豊山派の寺院で紅葉の名所でもあります。



  燈籠と石の門をくぐり、正面の社殿にお参りをして境内を散策しました。横たわった古木に、黄色いイチョウの葉が落ちてとても風情があります。背の低いモミジもオレンジ色に色付いています。





 境内のサツキも赤くなり、イチョウの葉の黄色と素敵なコラボを演じていました。そして社殿近くのモミジも真っ赤です。



  ただ社殿裏の紅葉はもう終わりですね、葉が落ちてしまっていて、池の緋鯉だけが目立っていました。





 この寺は鎌倉時代の後期に上総の国望陀郡請西本郷に創建され、永禄年間(1558~1570年)に現在の地に移ったと伝えられた古刹。

 寺の入り口から右に入った場所に十数基の五輪塔が置かれていました。右端の一基が室町時代の中期に造られたもので、木更津市の指定文化財になっています。



  そして入り口の宝篋印塔(ほうきょういんとう)の後ろにもモミジが色付きとても綺麗でした。


家のネコたちと近所のヤギ

2020年11月26日 | 日記
 
 新型コロナが第三波に突入。出かけるのもだんだん困難になってきた今日この頃。11/21(土)早朝何時もの自宅近くの田んぼ道を散歩中、見かけない富士山の姿を見付けました。山頂付近を雲が覆っている光景でした。

 ブログにUPする事柄も少なくなってきましたが、今日は我が家のネコたちと近くの久津間地区で飼育されているヤギの近況です。



 左側がポンタ、右側がチビタ。両方メス猫です。2匹とも野良猫で、いつの間にか家ネコになっていました。



  チビタは臆病で、人が来ると何処かに隠れ出てきません。狭い所が大好き、ネコ砂の袋の上で良く寝ています。でも好奇心は旺盛で、西洋マタタビの鉢を買ってきたら盛んに臭いをかいでいました。ポンタは興味がない様で寄って来ません。



 2匹はとても仲がいいのですが、時々ケンカをしています。下の写真も睨みあっているところです。



  ポンタは高い所が大好き。エアコンの上や天袋にのっています。ただたまに降りるのが怖くなり、うずくまっているので脚立を立てて降ろしてやります。





 自宅から車で5分位のところに、近くの植木屋が飼育している10頭くらいのヤギがいます。ヤシの木が植えてある土地を囲って育てているようです。



 久津間漁港に行く途中にみられます。ヤシの木とあいまってとてもエキゾチック。



 子供の頃は田舎に行くとヤギを飼っている家が多かったですが、最近では珍しいです。何事もなくゆっくり草を食んでいるヤギの姿を見ると癒されます。何時までここにいるのか分かりませんが、長く見ていられる事を祈るばかりです。


ぶらり木更津③-木更津甚句と藤屋ベーカリー

2020年11月25日 | 日記
 
 11/16ツレと木更津市中心部を流れる矢那川沿いを散策。最後に矢那川が海に注ぐ場所に在る鳥居崎海浜公園を訪れました。ここには木更津甚句記念碑が置かれています。2体のブロンズ像が木更津甚句を舞っている姿が印象的です。向かって右が大正時代に東京新橋で木更津甚句を流行らせた小野きく・芸名若福姉さん。そして左がそれを受け継ぐ現代女性を表現しているそうです。歌詞を紹介しておきます。
             ハァー 木更津照るとも 東京は曇れ
             かわい男が
             ヤッサイモッサイ ヤレコリャドッコッコイ コリャコーリャ
             日に焼ける

 口訳、私のいる木更津は日が照ったとしても、東京は曇っておくれ。でないと私の恋しいあの方が日に焼けてしまう。



  木更津甚句は江戸時代に木更津~江戸の海運を司る船長が往来の際に歌っていた船歌が元といわれています。それを木更津生まれの噺家・木更津亭柳勢が幕末に高座で唄い流行したと伝えれています。その後忘れられていたのですが、大正時代に木更津出身の芸者・若福が新橋のお座敷で披露。これが東京の花柳界で大流行し現在に至っているとの由。





  この木更津甚句を流行らせた若福姉さんの墓は八剱八幡神社横の成就寺に残っています。ツレと10分程歩いて、成就寺の端に在る墓を参拝してきました。由緒ある古い墓で、若福の墓と立て札が立っていました。





 この後成就寺近くの藤屋ベーカリーに寄りました。ここは昭和2年(1927年)創業、93年も続く木更津でも指折りの歴史を誇るパン屋です。クリームパン、ハム入りのデニッシュ、イチジクジャムのパン(この3点は税込@150円)アンパン(130円)を購入。営業時間は7時~18時30分 朝が早くて助かります。昼に家で食べましたが、生地がフカフカでとても美味でした。





 この後は富士見通りに戻り木更津駅に向かいました。途中税務署の庭で、大きな猫に出会いました。飼い猫の様で慣れた仕草が可愛かったです。それと富士見通りには桜が咲いていました。秋から冬にかけて咲く十月桜の様です。風情があり綺麗でした。


ぶらり木更津②-矢那川沿いを歩く

2020年11月24日 | 日記
 
 11/16(月)散歩も兼ねて、JR木更津駅周辺をツレと散策。早朝・午前6時50分頃から、あまり見た事の無い朝の木更津の表情を捜してみました。木更津で唯一営業中の銭湯・宮の湯を撮影してから、市の中心部を流れる矢那川の畔を歩きました。

 狸ばやしで知られた證誠寺も矢那川沿いにあります。(トップの写真)散策したのはJR内房線を挟んで西側の矢那川。線路から海まで橋が4か所ありました。


 
 橋に名前が標示してあるものもあります。この橋はみどり橋、おじさんが犬を連れて散歩中です。もう14歳のメスとの由、ゆっくり歩いて橋を渡っていきました。




  
 この日は風が無く、川面が水鏡状態。宮の湯の煙突が油絵の様に綺麗でした。





 矢那川沿いも紅葉です。イチョウや赤い蔦がとても綺麗。使われていないベンツの屋根にもイチョウの葉が落ちていました。





  川沿いも廃屋や閉店した店舗が多いです。川沿いに魚屋・魚惣の看板、ここも営業はしていませんでした。



  最後に観月通りに続く赤い橋を通って鳥居崎海浜公園へ向かいました。ネコが橋を渡り、その後をリュックサックを背負ったおじさんが、通過して行きました。レトロで面白い町です。木更津は!


ぶらり木更津①-銭湯のある風景

2020年11月20日 | 日記
 
 11/15(日)テレビ東京の番組モヤモヤさまぁ~ず2で、木更津が紹介されているのを見て、面白半分の照会にちょっとガッカリ。そこで翌日、早朝から木更津駅付近を歩き、私とツレの視点で良き木更津を捜すべく散策を始めました。

 駅から少し歩くと宮の湯という銭湯。近くに市中心部を流れる矢那川があり、その川面にも宮の湯の煙突が写っていました。風情のある光景です。



 まずこの銭湯「宮の湯」付近を散策。レトロな銭湯です。創業は不明ですが昭和4年(1929年)発行の『千葉懸木更津町鳥瞰』に宮の湯として載っているので、かなり昔から営業していたと思われます。



 モヤモヤさまぁ~ず2では、廃業した人参湯とその中で営業中の木更津焼きそばを紹介していましたが、ここは現在も営業中。銭湯の裏側にまわると、太い煙突と燃料の木材が並んでいるのがリアルです。木更津ではただ1軒の現存する銭湯、年季が入っていました。





 宮の湯の正面は広い駐車場。営業時間は14時~23時30分・水曜日が定休日。料金は大人450円です。そして1度駅に戻り駅西口界隈の散策を始めました。





 木更津駅西口付近は廃屋が多いですね。空き地や駐車場だらけ、古い建物には蔦がからまっていました。



 木更津には證誠寺の狸ばやしに因み、狸の置物が町中に置かれています。宮の湯近くの街角にもユーモラスな狸。狸の持つ大福帳に「金多満狸」と刻まれていました。


初冬の木更津港と陸上自衛隊木更津駐屯地

2020年11月19日 | 日記
 
アクアラインを取り巻く木更津の港を巡った翌日、今度はツレと木更津港に行ってみました。木更津は港町、市内に住んでいればすぐに海や船を見る事ができます。この日は午後からでかけたのですが、午後の光も半逆光で初冬らしい光景に出会えました。

 木更津内港北公園に車を停めました。ここから中の島大橋や木更津市街地が良く見えます。目の前を大きな釣り船が沖に出ていきました。船の前方には日鐵(以前の新日鐵)の工場群が影絵の様で面白い。





  内海北公園には平日なのに沢山の釣り人が訪れていました。駐車場に在る車は他県ナンバーが多いですね。



 木更津港ではヨットやプレジャーボートが時たま停船して釣りしていたり、釣り人を乗せた船が航行しているのを見かけます。





 内海北公園の側には陸上自衛隊木更津駐屯地の滑走路があります。丁度滑走路の端に双発の飛行機(LR-2)がありました。エンジンの回転をあげ発進する寸前です。暫くすると爆音をあげて飛び立っていきました。





  基地の中には、昔の海軍航空基地だった頃の遺構が残っていて目につきます。さっき飛び立った双発機の近くにも古びた煙突のような物がある遺構が見えています。そして今度は大型ヘリ(CH-47J)が姿を見せました。



 管制塔の前を垂直に上昇して行きました。木更津は港町ですが、基地の町でもあります。上空にはヘリが1日中飛んでおり、エンジンの音が夜も聞こえています。最近ではオスプレイも配備され、多少の見返りもあるのでしょうが?危険と隣り合わせで心配です。



アクアラインを取巻く木更津の港③-牛込漁港

2020年11月18日 | 日記
 
 11/12(木)久しぶりに初冬の木更津の港を巡ってきました。畔戸漁港、金田漁港・新町船溜り、最後に袖ヶ浦市との境に在る牛込漁港を訪ねました。ここも殆ど人影がありません。潮干狩り場の駐車場に車を停め、海中電柱の並ぶ岸壁に来てみました。

 すると左側の海苔舟が係留されている船溜りから、1隻の漁舟がスピードをあげて出てきました。向かうのは海苔の育成場のようです。棒が何本も林立するその場所には、水色の防水服を着た漁師の姿が確認できました。





 すると育成場の方からも舟が、港の方に向かって航行してきました。育成場からの帰り舟です。



 この舟には2人乗っていました。御夫婦の様です。





 海苔の育成場近くには海中電柱がまだ残っています。珍しい景観です、ジブリ作品「千と千尋の神隠し」の一場面を思い起こします。またそれを見守るようにお地蔵さんもあって、ちょっとドラマチック。





 牛込漁港の近くには三井アウトレットや観覧車キサラピア等があり混雑しています。しかし漁港では寒い海を相手に漁や海苔の育成作業が続いており観光と厳しい作業、正反対の光景が展開されている今日この頃.......。そして底引き網漁船の向こうには、アクアラインも見えていました。木更津の港らしい風景です。

 

アクアラインを取巻く木更津の港②‐金田漁港と新町船溜り

2020年11月17日 | 日記
 
11/12(木)畔戸漁港を撮影した後、アクアラインの橋脚をくぐり、金田漁港に向いました。時間が正午を過ぎていたせいもあり人が殆どいません。アクアラインを通行する車と漁船の対比が面白いですね。鄙びた漁港と近代的な高速道路が両立する景観、不思議な光景です。





 9月の中頃、この場所では忙しく海苔の種付けが行われていましたが、現在はガランとしています。暫くすると軽トラに乗った漁師さんたちが来て、漁船の周りで話を始めました。海苔の生育の事の様でした。





 暫く金田漁港を撮影した後、隣の新町船溜りを訪問しました。



 この船溜りにも誰もいません。ここからもアクアラインが良く見えます。





 船溜り横の細い通路を行くと、立ち入り禁止区域。ここは何年か前に梵天立てが行われた場所です。





 この先は金田さざなみ公園です。東京湾が良く見えます。波打ち際に海鳥が並んでいました。面白いですね。何をしているのでしょうか?カメラを向けて何枚か撮影しました。


アクアラインを取巻く木更津の港①-畔戸漁港(くろとぎょこう)

2020年11月16日 | 日記
 
11/12(木)ツレが所用で外出したので、一人でアクアライン周辺の港を撮影して回りました。天気予報では終日晴れだったのですが、生憎の曇り空で湊も寂しい雰囲気。最初は「ホテル三日月」の隣に位置する畔戸漁港に行きました。

 漁師に聞いた話では。ここの砂浜の色が黒いので畔戸(くろと)と呼ばれているとの由。訪問時間は午前11時頃、誰もいない静かな港ですね。



 港には人がいない替わりに、海鳥が沢山羽を休めていました。真っ黒な鳥、バンが飛び立っていきました。





 また港には竹竿が何本も立てられ、その間に舟が係留されています。



 隣りの「ホテル三日月」との境には鉄製のゲートが閉まっていました。潮干狩りのシーズンには開いていたのですがシーズンオフには閉鎖されるようです。





 「ホテル三日月」側の海にも海鳥が群れています。種類は分かりませんが凄い数です。





  ここからだと海ほたるが、巨大な船のように見えます。アクアライン方向に突き出た砂州もちょっと不気味。暫く海鳥を撮影して次の港に向かいました。