8/7(木)稲の刈り干しをみた後、農村公園の広大な水田側に立つ「かかし」を撮影しました。例年公募家族によって製作される物ですが、年によって題材が異なり面白い「かかし」が見られます。今年は16体が展示されどれもユニークな出来映えでした。
またひらおかの里では、この「かかし」の人気投票が行なわれています。8/31まで投票が行なわれるので、私たちも投票してきました。
「かかし」の語源は「嗅がし」と言われており、鳥獣を避けるために獣肉、髪の毛、魚の頭等を焼きそれを棒に付けて立てたものを「かかし」と読んだようです。また「かがし」とかソメ(あるいはシメ)と言う地方もあります。
「かかし」は古来より田の神の依り代(御神体)であり、鳥獣には悪霊が付いておりそれを防ぐ者とされていました。それで蓑や笠を着けていることは、神や異人等他界からの訪問者を示しているようです。見かけは立派だが、ただ突っ立っているだけの木偶の坊の事を「かかし」と称しますが、古事記では久延彦と言う名の神と記述されています。この神は知恵者であるが、歩く力を持っていなかったと言われ立派な神です。
因みに今年の「かかし」の名前を紹介しておきます。3番おまつり♡ガウラ!、4番オレたちの夏休み、5番てるてるのかのてるくん、7番うん!?こめできますかかし、8番ウォーリー、9番お米を大事に おむすびまん、10番かみひまわりちゃん♡★、12番ムスカ~どこえいこうというのかね~、13番わが家の番犬「はんぞう」、15番お祭りワッショイ、16番おにぎり大好き!シナモン、17番田んぼピクミン、18番お米を守る!パンダマン!!~イェ-イ~、19番お米を守るぞ!!みゃくみゃく、20番田んぼの大魔人、21番チーバくん。以上の16体です。どれも力作でした。