光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

田川の里・クマガイ草自然園②-エビネや野草も開花中

2024年04月30日 | 日記

 田川の里、クマガイ草自然園の第2報です。この日は天気予報が外れ、曇りのち雨。いつ雨が降り出してもおかしくない空模様です。まして雑木林のなかに咲くクマガイ草なので、もう少し光がほしかったですね。でもその分コントラストが少なく柔らかい光のなかで撮影が出来ました。

 クマガイ草は、ラン科アツモリソウ属に分類される多年草。日本、朝鮮半島、中国の浙江省から四川省に分布しています。日本では落葉広葉樹、スギ、タケ類の林床に生育し、以前は里山や都市の緑地によく見られた植物ですが、今ではめったに見られない絶滅危惧種になってしまいました。

 また名前の由来は、源平合戦で名をあげた熊谷直実が背中に背負った母衣(ほろ)に似ていることから名づけられたと言われています。

     

 このクマガイ草をこれだけ咲かせるのは大変な努力がいると思われます。私たちが見学する様になって4年目。毎年珍しいクマガイ草を見せていただき頭が下がる思いです。

 クマガイ草群生地の横にも沢山の野草が花を咲かせていました。まずエビネです。蕾を付けているものや咲き始めているものがありますが、後1週間すると見頃だそうです。

 次はヒトリシズカ、これも群生地になっていて沢山咲いていました。

     

 ウラシマソウも沢山見かけました。これは日本固有の球根植物との由。ヒゲのように長いものが伸びており、これが浦島太郎の釣り糸のように見えることからこの名が付いたそうです。

 

 そしてクマガイ草群生地の奥にはヤマブキソウの姿がありました。ケシ科ヤマブキソウ属の多年草。和名はヤマブキに花の色が似ていることからヤマブキソウになったようです。

 

 雨が降り出しそうになってきたので、午後2時頃に田川の里を後にしました。また来年クマガイ草に会える日を楽しみに、千葉市の友人の乗るJR木更津駅に向かいました。


田川の里・クマガイ草群生地を行く①-木更津市

2024年04月26日 | 日記

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 4/18(木)曇り空で雨が降りそうな日でしたが、木更津市田川にあるクマガイ草の群生地を訪ねました。訪問したのはツレと友人2人の合計4人です。5日前にこの田川の里の代表の松野さんから見頃が15日から1週間ぐらいとの連絡をいただいたので、友人たちと相談してこの日に決めました。

 途中ランチをとり、ここ田川の里に着いたのは13時20分頃でした。県道145号長浦上総線を久留里方向に進み、小さなクマガイ草群生地の看板を右に曲がるとクマガイ草の幟が見えてきます。初めて行くにはわかりにくい場所です。

 広い庭の一角に受付所があります。ここで1人500円の管理料を払います。この日は天気が悪いので見物人が少ないようです。早速蔵の裏に広がる群生地に行きました。

 何時ものように松野さんが群生地を案内をしてくれました。本当に山野草に詳しい方で色々教えていただきました。

       

 3000株のクマガイ草が一帯に広がっています。凄いですね。薄紫の花に圧倒されてしまいます。

  


森の中のレストラン・ヴェールフォンセでランチ-木更津市

2024年04月24日 | 日記

 4/18(木)ツレと私の昔からの友人で写真仲間の女性と、木更津市田川のクマガイ草群生地を訪問しました。車で行く途中時間が午前11時半頃を過ぎたので、市内矢那のヴェールフォンセでランチにしました。

 ここは昔の郵便局を改装した「森の中のレストラン」随分前から来ていますがこのところご無沙汰で、1年半ぶりの訪問です。

 入り口とか内装が随分変わっていました。モダンな内装です。そして注文です。私はPastaランチセットの生ホタテとウニのクリームパスタ(税込み1800円)ツレと友人はモッツァレラチーズとなす・ベーコンのトマトパスタ(1600円)をお願いしました。(パスタ・ランチセットは、パスタと飲み物、サラダ、パン、デザート)

 パンとサラダが10分位で出てきました。最初話しが弾んでいたので写真を撮るの忘れてしまい、サラダは食べている途中のカットです。大きめのクルトンがアクセントになって美味しいミニサラダでした。

 パンは小ぶりですが、自家製のパンです。15分くらい経ってメインのパスタが登場。ツレが少し時間がかかりすぎと言ってましたが、結構混んでいたのでこんなもんだよと言っておきました。まず私のクリームパスタが出てきました。

 

 次いでツレと友人のなすとベーコンのパスタがきました。3つとも美味しそうに湯気が立っています。なすとベーコンのパスタの方は麺を少なめにして貰いました。

 麺は細めで柔らか。ホタテがプリプリで良いアクセントです。クリームソースも味わい深くコッテリしていました。麺を食べてからパンにソースを絡ませて美味しくいただきました。ツレと友人も美味しいパスタだと言って完食していました。

 食べ終わるとすぐに飲み物が出てきました。私とツレはアイスコーヒー、友人はホットの紅茶をいただきました。

 次いでデーザートの登場。お皿に綺麗な絵を描いたようなデザートです。果物とアイスクリームとスポンジケーキ。美味しいデザートです。このデザートだけでもランチセットを頼んで良かったと思わせます。値段は少し高めですが美味しいパスタとデザートに大満足。そして森の中のレストラン・ヴェールフォンセを後にしました。


もうすぐ端午の節句です!-重機と鯉のぼり

2024年04月22日 | 日記

     

 4/15(月)ツレと木更津市中里付近を走行中、クレーン車のアームを伸ばしそこにロープを張って鯉のぼりを揚げているのを見つけました。端午の節句の鯉のぼりにしては随分早いなと思いながらシャッターを切ったのです。

 さらに2日後の4/17(水)あの鯉のぼりは如何しているのか気になっていたので再度そこに行ってみました。すると以前1本だったクレーン車の鯉のぼりが2本に増えていたのです。

     

 ここは一二三開発重機と言う会社の重機が置かれていますが、昨年も同じ頃に鯉のぼりを撮影したことがあります。

  重機が置かれた横を川が流れているのですが、カルガモが3羽泳いでいました。もうそんな季節になったのですね。もう少しすると雛と親カルガモの泳ぐ姿が見られそうです。

 上と下4枚の写真は4/15に撮影した鯉のぼり。まだ1機のクレーン車にしか鯉のぼりは付いていません。

 しかし適度の風が吹いていて鯉のぼりが優雅に空を舞っていました。

 ちょっと心配だったのは雨が降ったら如何するのかですが、まあそんなことより大空を舞う鯉のぼりを見ていると、気分がスッキリして何かいいことがあるように思えてきました。

    


飛んでけ葭苗!豊作祈願-袖ケ浦市飽富神社・御田植神事②

2024年04月19日 | 日記

  4/14(日)袖ケ浦市・飽富神社(あきとみじんじゃ)御田植神事の第2報です。神官や関係者そして早乙女役の女の子が本殿を出て参道を直進し、鳥居前の階段に勢揃いします。石段の上に先程飯富婦人部の方が作った葭苗(よしなえ)がズラッと並べられます。

 そして神官から早乙女役の女の子に葭苗の束が渡されます。

 受け取った早乙女は階段下に待つ氏子めがけて葭苗を投げます。飛べ葭苗、この光景はコマ送りのように撮影していますのでご覧下さい。

    

 何度も葭苗が早乙女役の子に渡されますが、何時もニコニコして受け取っています。凄いですね。それを一生懸命投げているのですから。

 階段下の氏子さんたちも田んぼに備える葭苗を確保するのに大変です。

 午前10時半頃には御田植神事も終了です。早乙女役の御家族もスマホで記念写真を撮影していました。お疲れ様でした。


飽富神社の御田植神事①-昔ながらの神事に感動

2024年04月17日 | 日記

 真夏のような気温になった4/14(日)袖ケ浦市の飽富神社(あきとみじんじゃ)で行われた御田植神事をツレと撮影してきました。この御田植神事は稲の豊作を祈る神事で、毎年田植が始まる4月上旬に開催されます。今年は4/14に行われました。そして神事の内容は、境内に立てられた掲示板の説明からの引用です。

 当日は氏子総代が刈ってきた葭(よし)と楢(なら)の小枝を、住人の女性たちが苗結びに仕立てます。数は700本と言われていますが現在はもっと少ない様です。その葭苗を神前に供えます。

 関係者一同が祈願の後、稲籠に入れた葭苗を鳥居の間に運び、すげ笠にたすき姿の「早乙女」が石段下に集まった氏子たちに向かって、この葭苗を投げると言う神事です。氏子はこの葭苗を田植まで神棚に供え、田植の時に水口に立てて豊作を祈願します。

 私たちが行ったのは午前9時半頃ですが、本殿前では飯富婦人部の方たちが葭苗作りの真っ最中でした。横の桜も満開です。

 その頃になると早乙女役の女の子も飽富神社に到着。今年小学生1年生になるそうです。付き添いのお母さんが背が大きくなって、去年の着物では間に合わないんですよと嘆いていました。

 その後女の子と御家族は新聞社の取材を受けていましたが、一段落すると葭苗作りの婦人部や役員たちに挨拶をしていました。

 葭苗作りが終わる迄、早乙女役の女の子は、妹と境内で遊んでいました。でも緊張しているようで、時々鳥居の前で葭苗を投げる練習をしていました。

 午前10時位になると葭苗作りも終了し、関係者が社殿の中に入りました。八剱八幡神社の宮司により神事が執り行われ、関係者一同が10時15分頃に社殿を出て鳥居の方に向かいました。いよいよ葭苗投げが始まります。


古都を思わせる景観の寺院-木更津市長楽寺の桜②

2024年04月15日 | 日記

 4/10(水)ツレと駐車場のギョイコウを撮影した後、境内に入り満開のソメイヨシノを見て回りました。ただ昨日の台風を思わせる風と雨でかなり、花びらが散って境内や池に落ち花筏を作っていました。

 

 この寺院の見所は裏庭です。裏山と池、それと古いお堂、ソメイヨシノが一体となって美しい庭園を構成しています。まるで京都の古いお寺のような佇まいです。

 長楽寺は、鎌倉時代後期の嘉元年間(1303年-1306年)から徳治年間(1306-1307年)にかけて融源上人によって創建されたと伝えられています。最初は上総国望陀郡請西本郷にあったのですが、永禄年間(1558年-1570年)に現在の場所に移った様です。

 また桜の樹の側にはカラーの白い花が咲いていました。緑の中に白い大きな花が清楚な感じで輝いています。

 本堂の右側を通って境内に出ましたが、そこには沢山の石仏と石版が2列に並んでいました。すぐ側には桜の樹があり、石仏や石版に花びらが落ちて風情があります。     

  

 時間は午前11時10分頃、上空に陸上自衛隊のヘリが姿を現しました。かなり距離が離れているので機種名はよく分かりません。形状からAH-1SかOH1ではないかと思われますが、爆音を響かせて飛行していました。

 境内右手にある小さな池にも桜の花びらが散っていました。睡蓮の葉にサクラの花びらが付いて絵画のようです。

 あれこれ撮影しているとお昼の時間になってしまいました。静かな景観に寄り添うように美しい桜の木を見ていると、時間が過ぎるのを忘れてしまいそうです。帰りは2つある出入り口の左側から出て帰宅しました。


緑の桜・ギョイコウ-木更津市長楽寺の桜①

2024年04月12日 | 日記

 4/10(水)木更津市請西にある真言宗豊山派の寺院、清龍山・長楽寺にツレと花見に行きました。広い駐車場に車を止めると入り口の側に緑色の花が見えてきました。周りに桜の木が何本もあるので、緑の花が薄いピンクの桜の花に溶け込んで少し寂しそう。長楽寺のギョイコウと1年ぶりのご対面です。

 この花はギョイコウ(御衣黄)バラ科サクラ属の植物。オオシマザクラが基の日本原産のサクラです。

 このギョイコウという名称は、江戸時代中期頃に付けられました。貴族の衣料の萌葱色近い色の花なので、御衣黄(ギョイコウ)と呼ばれたようです。

 このギョイコウは、江戸時代に京都の仁和寺で栽培されたのが初まりとの由。ただ定説ではなく諸説があるようです。また開花の時期は4月下旬から5月上旬で、ソメイヨシノより半月ほど遅い。今年はソメイヨシノの開花が遅く、ギョイコウの開花と珍しく重なったようです。

 また文政6年(1823年)オランダ商館付きの医官として来日したドイツ人医師シーボルトは、日本の植物や動物を研究し本を出版しました。そのシーボルトは、ギョイコウをヨーロッパに持って帰り、その標本が現存しています。

 4/9迄天気が悪く強い風のせいで、ソメイヨシノの花びらがかなり散っていました。ただギョイコウは八重桜のように花びらが重なっているので、緑の花はしっかり枝に付いており、下に落ちたりしたのは皆無でした。

 この後右の入り口から長楽寺に入りました。この付近ではソメイヨシノと椿の花が素敵なコラボを演じていました。赤い椿と薄いピンクの花の相性がとても良いようです。

    


「ベツレッヘムの星」が咲く頃-ハナニラの花

2024年04月10日 | 日記

  3月末頃から自宅庭の一画に白い小さな花が沢山咲いているのに気付きました。よく見かける可憐な花なのですが、名前が出てこないので、ツレに聞いてみるとハナニラとの由。6枚の花弁が確かに、星のようです。

 調べてみると別名が「ベツレヘムの星」。花言葉は「耐える愛」「別れの悲しみ」そして「星に願いを」です。まあこれが一番合っている様に思います。

 子供の頃「ベツレヘムの星」の事を学校で聞いたことがあります。クリスマスツリー先端の大きな星が「ベツレヘムの星」と言う話でした。八芒星の大きな星です。

 またタンポポと一緒に咲いているハナニラも風情があります。まさに春の花「スプリングスター」とも呼ばれる由縁です。

 ハナニラはキジカクシ目 ヒガンバナ科、南アメリカのアルゼンチン、ウルグアイ原産の多年草です。日本には明治時代に園芸植物として導入されました。

 「ベツレヘムの星」とは、イエスキリストがヨルダン川西岸にあるベツレヘムで誕生した直後に、東方の国で見たこともない星が出現し、西の空に輝いていました。そして三博士(カスパール、メルヒオール、バルタザール)をキリスト誕生の地に導いたと言われる星です。

 その星が止まった下に聖母マリアに抱かれたイエスキリストがおり、三博士の礼拝を受けたと言う事が、新約聖書の「マタイによる福音書」に記述されています。

 トップと上のカットはフィレンツェの画家ジョット・ディ・ボンドーネ(1267年-1337年)が画いた「東方三博士の礼拝」です。「ベツレヘムの星」が、幼子イエスの上空に彗星のごとく画かれています。

 私は昔から「ベツレヘムの星」と言うとこの絵を思い出します。ジヨットは1301年に出現したハレー彗星を見てこれを書いたと言われています。ただ「ベツレヘムの星」がこのようなものかは誰にも分かりません。きっと想像を絶する神の乗り物なのでしょう。

 庭のあちらこちらにハナニラが咲き始めましたが、ブルーの花もあります。この時期はソメイヨシノに代表される桜に注目が行きますが、道ばたに咲く「ベツレヘムの星」も可憐で美しい花です。

 またハナニラの他にも「ベツレヘムの星」と呼ばれる花があります。オオアマナ、ホシアザミ、いずれも星形の美しい花です。


木更津の桜開花状況-4月2日(火)はまだ3分咲きです

2024年04月08日 | 日記

 4/2(火)少し曇っていたのですが、気温が高かったのでツレと小櫃川沿いで自宅近くの高柳地区と小櫃堰(おびつぜき)公園の桜を見に行きました。小櫃川沿いの土手には約2000本のソメイヨシノが植えられているのですが、まだ3分咲きといったところです。

    中郷大橋側の駐車場に車を止め、小櫃川沿いの桜を見て回りました。平日のせいか見物人は2~3人しかいません。桜の花も殆ど蕾で開花しているのはほんの少しです。

 小櫃川の近くでは農家の人が畑に種を蒔いていました。桜の枝を入れて撮影しましたが、もう少し花が咲いていればと思う今日この頃。

 小櫃堰の堤防付近には野鳥の姿が見られました。鳥が小さくて私たちから離れていたので種類ははっきりしません。しかし袖ケ浦公園にいたマガモやオナガガモの類と思われます。

 また中郷大橋の下にはアオサギもいました。

 橋の近くにはブロックが置いてあります。そこには沢山のゴミが流れ付くのですが、ゴミの間で餌を探していました。アオサギの餌は魚類、両生類、昆虫等で小型の哺乳類も食べることもあるようです。

 アオサギは全長約88~98cm。翼長約44~48.5cmもある結構大型の鳥です。オスの方が少し大きくて頭部の冠羽や飾羽も立派です。ここのアオサギは冠羽が立派なので、オスのようです。

 アオサギは湖沼、湿原、水田、干潟でよく見かけます。そして飛行中や飛翔直前には「グワーン」「グワーァ」としわがれ声で鳴いています。優雅な体つきとは大違いです。このアオサギも暫く餌を探していたのですが、どこかに飛び去っていきました。