光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

流山本町江戸回廊②‐レトロな風情の残る道

2020年02月15日 | 日記
 
 ローカル線流鉄・流山線に乗り、流山駅周辺を散策しました。江戸川沿いを走る本町通りは、江戸時代から明治大正にかけて商業の中心地で、今もレトロな風情が残る町並みです。流山市観光の目玉として整備されたこの「流山本町江戸回廊」をゆっくりと楽しみながら見て周りました。



 上から2枚の写真は、キッコーマンの流山工場の壁に設置された昔の風景や万上みりんのラベル等を拡大した物。流山白みりん誕生200周年を記念して展示された「なかまちミュージアム」です。そしてこの下は白みりんを開発した二代目堀切紋次郎とその妻の肖像画です。



 

 また流鉄・流山駅からこの旧キッコーマン流山工場まで荷物を運ぶ引き込み線が昭和40年代まで使われていました。現在は道路になっていますが、駅まで続く緩いカーブが残っています。



  本町通りを少し戻ると通り沿いに土蔵造りの歴史的建造物が見えます。呉服・婦人服の新川屋です。弘化3年(1845年)創業。建物は明治23年(1890年)に建てられた物で、国登録有形文化財に指定されています。そして下は南側の鬼瓦・大黒天です。





 続いて大正12年に建てられた町屋造りの建物を改造したレストラン・丁子屋(ちょうじや)。その向かいは浅間神社、幕末に官軍の陣地が敷かれた場所です。





 浅間神社の先を流山キッコーマン方面に進み、路地を左に曲がると近藤勇陣屋跡。慶応4年(1868年)に新選組が本陣とした醸造家・鴻池の跡地。近藤勇は流山を戦いに巻き込むのは忍びないと自首、板橋にて斬首されています。この後創業明治35年の和菓子店・清水屋本店に寄り、ツレの好きな最中と桜餅を購入して流山駅に戻りました。