光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市郊外の彼岸花①-矢那の高倉観音

2020年09月30日 | 日記
 
 良く晴れ気温が27℃と快適な秋の日になった9/28、ツレと木更津の彼岸花を撮影して来ました。彼岸の頃に咲くので彼岸花と言うそうですが、今年は少し遅いようです。最初に訪れたのは平野山高蔵寺通称高倉観音。本尊は聖観世音菩薩で、坂東三十三番霊場の第30番札所です。

 石段を上がり仁王門を潜って参拝。本堂に登る階段の左横には蓮を活けた鉢が置かれ、ユーモラスに蓮の実が飛び出していました。





 境内の左側には昨年台風で倒れたイチョウの木の根元に、赤い彼岸花が今年も咲いていました。イチョウの根と彼岸花に強い生命力を感じます。そして境内の裏手には白い彼岸花の群生。ここには毎年白い彼岸花が咲いています。





 境内裏手を右側に進むと石仏と彼岸花のコラボが見られます。石仏に赤い彼岸花はよくマッチしています。





 彼岸花には蝶が集まってきました。蝶と彼岸花もフォトジェニック。ただ頭上には蜘蛛の巣が午後の光を受けて輝いていました。蝶も気を付けないと蜘蛛の餌食ですね。



 また28日早朝ツレと散歩すると、久しぶりに富士山を目撃。山頂が白く雪に覆われているのが分かりました。朝刊を見ると例年より2日早い初冠雪と出ていました。秋が足早にやって来そうです。



旧安西家の十五夜-木更津の風物詩

2020年09月29日 | 日記
 
 曇りで少し気温が下がった9/27(日)、ツレと25日から始まった木更津市の太田山公園内・旧安西家の十五夜を見てきました。十五夜とは旧暦の8月15日とされ、今年は10月1日(木)。そしてお月見とは美しい月を眺めるだけでなく、農産物の収穫に感謝しお月様に見立てたお団子や収穫物をお供えするという風習です。



 旧安西家は江戸時代中期の建築で、江戸時代末期には現在の姿に改築された上総地方最大級の民家です。構造は間口13間(約23.4m)、奥行き5間(約9m)寄棟造りの茅葺屋根。重厚な外観がとても渋くて立派な住宅です。



  この旧安西家住宅にはコロナ禍のため、土間にしか入れません。解説をしてくれるボランティアの方も中には入れず「庭から昔の十五夜の飾りつけを楽しんでください」と言われました。



  古くて照明の少ない建物に置かれたススキなどの十五夜飾りは、中々味わい深いですね。感心して見てしまいました。黒光りする板の間に障子や灯りが映ってとても綺麗でした。


新富津漁港・江戸前海苔の種付け

2020年09月28日 | 日記
 
 9/25(金)から始まった富津市新富津漁港の海苔の種付けを、ツレと一緒に26日(土)撮影して来ました。富津の海苔は、江戸時代から「上総海苔」として人気が高く、味よし、色よし、香りよしの高級品です。ただ最近の温暖化や、魚による食害で生産量が激減。その為、昨年は60人以上いた海苔漁師が43人程になってしまったそうです。



 車で新富津漁港(下洲漁港)に着いたのは午前7時50分頃。ここは先日見学した木更津金田漁港の種付け場の3~4倍は在ろうかと思われる広い種付け場です。ただ海苔漁師を止めた方が沢山いらっしゃるので、回る水車の間隔が広く少し寂しい感じを受けます。そんな中水車の近くで作業をしていた方に声をかけ写真を撮らせてもらいました。



  そしてプレハブ小屋の中にある顕微鏡で海苔の胞子を観察していた方がいたので、胞子がついたパソコンの画面を見せてもらいました。その方に「胞子の画面も珍しいから撮っていきなと」と言われ、恐縮しながらシャッターを切りました。パソコン画面の小さく光った点々が海苔の胞子、繊維が海苔網だそうです。





 胞子の付いた網を入れ定着させるプールも金田漁港と比べると大きいし、数も多いですね。水車も30~40基が回転していました。





 黒い大きなテントがあったので、これは何でしょうかと聞いてみました。海苔の種が付いた蛎殻を保管する場所との由。日に当てると胞子を放出してしまうので暗くしてあるそうです。下がテントの中の写真です。
 本当にここの漁師さんは親切な人が多いです、感心しました。






 ツレと二人で種付けの写真を撮っていると、マスクをして傘を持ち背広を着た人がにこやかに挨拶してきました。海苔つけの漁師さんにも次々に声をかけています。何処かで見た人だなと思っていると衆議院議員で富津市出身の浜田靖一さんでした。うがった見方かもしれませんが、解散がうわさされる昨今、選挙の為に来たのかな等と思ってしまいました。



延命寺・百地蔵参り-袖ヶ浦市のパワースポット

2020年09月25日 | 日記
 
9/22(火・祝日)ツレと袖ヶ浦市の延命寺・百地蔵尊を参拝してきました。ここは春と秋のお彼岸になると、裏山に在るお地蔵様や石板に札はりが行われます。百地蔵尊が置かれてある裏山入り口にお堂があり、何時もは閉まっていますが今回は扉が開き開放されていました。

 お寺の備品か神具が収められているのかと思っていたのですが、さにあらず観音立像が安置されていました。初めて見ました。立派な像で驚きました。





 延命寺は奈良時代・神亀元年(724年)行基上人によって創建されたと言われる古刹です。寺には豊臣秀吉が発行した文書が残り、幕末には幕府軍が駐留、官軍の攻撃を受けた場所でもあります。

 私たちもお彼岸の間だけ、開いている受付でお札と糊のセットを購入(2000円)お地蔵様にお札を貼っていきました。





普段は延命寺では人と殆ど会いませんが、札を貼っていると上から家族ずれが降りてきました。挨拶してすれ違いました。そして貼った札の上をカマキリが通り過ぎていきます。少し秋を感じました。





  裏山の中腹位に不思議な格好の山桜の木があります。途中から折れているのですが、まだ葉が茂っていました。その下にもお地蔵様や石板が置かれ、札が貼られています。そして20分位で頂上です。椅子が置いてあるので水分補給をしました。でもそれ程疲れないのはやはりここが袖ヶ浦のパワースポットと言われているからでしょうか。





  下りの道にも沢山の地蔵尊や石板が置かれています。お寺の関係者に聞いてみると約250体もあるそうです。漸く一回りしてお寺に着くと係の人が甘酒をご馳走してくれました。またこの後裏山から何人かの人が降りてきましたが、お地蔵様に置かれたお賽銭を集めてきたところでした。 

 札を貼ったのは初めてです。今度は春の彼岸に来てみようと思います。



袖ヶ浦市の第6回ドデカ・カボチャ大相撲大会‐今年は82.7㎏が横綱

2020年09月24日 | 日記
 
 9/19(土)ツレと袖ヶ浦市農畜産物直売所・ゆりの里で行われた「アトランティック・ジャイアントカボチャ」の重さを競う品評会を見てきました。午前10時頃から開始されるので、少し余裕を見て10分前に到着。すでにゆりの里の広場には大きなカボチャが多数鎮座していました。





定刻の10時になると表彰式が始まりました。横綱は82.7㎏、大関は82.1㎏、関脇60.5㎏と続きます。昨年は台風の為中止でしたが、一昨年優勝した横綱は106.3㎏でしたので今年は少し小ぶりでした。





  袖ヶ浦市の市長も来て祝辞を述べていましたが、マスク姿で顔が良く分かりません。



横綱、大関、関脇等のカボチャに加え美人カボチャ部門や面白カボチャ部門もあっていろいろな形のカボチャが展示されていました。また会場には「袖ヶ浦大相撲ドデカ・カボチャ大会」と書かれた法被を着た人が沢山来ており、ドデカ・カボチャを造る会というのがあるようです。



木更津金田漁港・海苔の種付け(陸上採苗)②-気さくな漁師さん達

2020年09月23日 | 日記
 
9/16に木更津・金田漁港の海苔の種付けを見学に行って以来、漁師さん達と気が合い9/20、21日と2度も撮影をして来ました。漁師さんは気難しくてとっつき難いという印象がありましたが、最近はそんな事は全くありません。気楽に写真を撮らせてくれたり、海苔の話もしてくれました。



 海苔の種付け(陸上採苗)は朝が早いのですね。午前4時半からこの場所に来ている人がいるそうです。ツレと私が海苔の種付け場に来たのは6時頃。もう海苔網を取り外し、網についた胞子を寝かせるプールに入れる作業が大分進んでいました。





種付け場入り口付近は、漁師で市議の斎藤高根さんのグループが作業をしています。そこを撮影してから横に並んだ水車で作業中の人達を撮影しました。





 20日は多少薄日が差していましたが、21日は午前中は雨でした。上の写真は20日の海苔の種付け場の光景です。水車を撮影していると近くにいた御夫婦の方が話しかけてきました。写真に興味があるらしく話が弾み、お二人の写真も撮らせてもらいました。





 水車1つに4~5人の家族が作業をしているようです。作業を分担しているようですが、重労働ですね。女性がプールに入って網を整理していました。





 撮影を終えて帰ろうとしていると、先程話をしていた御夫婦の方が私たちを呼びに来ました。仲間と記念写真を撮ってほしいというのでパチリ。またツレの出した写真集『木更津』を見せると、お住いの近くの場所が写っているらしく熱心に見ていました。


 

木更津金田漁港・海苔の種付け(陸上採苗)①

2020年09月18日 | 日記

 9/16(水)午前6時頃自宅を出発し、車で約15分位走り金田漁港の海苔の種付け(陸上採苗)を見学して来ました。9月上旬に金田漁協に電話し、今年の陸採(種付け)は9/12頃から始まると聞いていたので、ツレとその模様を撮影です。

 金田の陸採は電柱が並ぶ突堤の側で行われていました。海苔網を巻いた水車が横に10台ほど並んでいます。ただ水車が回っているのは入り口近くの4台だけでした。





 作業をしていた漁師さんに見学の許可をもらい撮影していると、漁師で木更津市議の斎藤高根さんが声をかけてきました。ツレの写真展を見に来てくれたり、私たちに漁業の事を面白く話してくれる気さくな方で、カメラマンでもあります。



 この日は若い方を率いて種付けの作業中でした。





 水車の入った水槽には海苔の種が付いた蛎殻が吊るされています。蛎殻に着いた種から胞子が水の中に大量に出てきて水車の網に付着します。



 ある程度水車が回ると、水車の網を少しハサミで切って胞子の付き具合を調べます。高根さんが水車の後ろの室に入り顕微鏡で検査をしていたので、撮影させてもらいました。





  海苔の胞子が付いた網は水車から取り外し、胞子が根付くように大きな水槽に沈めます。



 これで作業は終了です。この網を大量に作るので、何日も同じ作業をしなくてはなりません。そして胞子の付いた網は持ち帰って冷凍保存し、水温が下がった頃海で海苔の栽培を始めるのです。


袖ヶ浦公園レストハウス菖蒲でホワイトガウラーメンを食す

2020年09月17日 | 日記
 
 9/15(火)ツレと袖ヶ浦公園を訪問、園内のレストハウス菖蒲(あやめ)で袖ヶ浦市のご当地グルメ・ホワイトガウラーメンを食べてきました。三密を避けて午前11時頃に入店、思ったとおり一番乗りでした。



 菖蒲の定休日は水曜日、その他雨、雪、強風の日は休日になるそうです。壁際の券売機で食券を購入。私はホワイトガウラーメン(税込み700円)ツレはチャーシューメン(700円)にしました。



食券を注文口に持って行くと、2番と言う番号札を渡され出来たら呼びますからとの由。7~8分で2番さんと声がかかり取りに行きました。
 トレイにガウラーメンとお水、それにおしぼりと箸がのっています。





 袖ヶ浦市は酪農が盛んで、県内でもトップクラスの牛乳生産地。その牛乳を使用したラーメンスープが特徴のホワイトガウラーメン。ガウラは袖ヶ浦市のゆるキャラ恐竜の「ガウラ」からとったそうです。市内には色々な味のガウラーメンがありますが、ここのガウラーメンはベースが味噌スープ、これに牛乳とクリームチーズを加えモヤシやワカメなどを乗せたボリューム満点の一杯です。

 お腹が空いていたのでアッという間に完食です。スープはクリームチーズが入っているせいか濃厚、そしてラー油も混じっており、かなりの辛口。モヤシとワカメが程よい口直しです。ただチャーシューがかなり塩味が強かったです。麺はストレートの中太麺、シコシコして旨い麺でした。





 ツレのチャーシューメンは醤油味。麺とスープは気に入ったようですが、やはりチャーシューは塩味が強いと言っていました。



 またレストハウスの裏に在る花菖蒲園では菖蒲等の植え替えが行われていました。作業している人に聞くと来年綺麗な花を咲かせるためとの事でした。




疫病来るな!の奇習「かしま人形」今年は中止です-袖ヶ浦市

2020年09月16日 | 日記

 9月の第二日曜日の13日、袖ヶ浦市阿部の春日神社で毎年行われる奇習「かしま人形」を見に行きました。午前10時半頃に行ったのですが、人形作成場所の集会所は閉まったまま。通りがかった人に今年は「かしま人形」はやらないのですか?と聞いてみました。すると「新型コロナで中止ですよ」と気の毒そうに答えてくれました。

 残念です。仕方がないので何時もかしま人形が置かれている場所を撮影しました。下の2枚は以前撮影した「かしま人形」です。





 この「かしま人形」と言う奇習は、毎年9月新しい藁を使い等身大で男女一対の武者人形を作成、無病息災、悪霊病魔退散、五穀豊穣を祈願して鎮守の春日神社に奉納する行事です。私はツレと昨年9/8に行われたこの行事を見学に行きました。その時の状況は紹介していないので、今回ブログにUPしました。御覧ください。



  午前9時頃からかしま人形に使う藁(わら)を集会所の横に集め、藁すきや藁の長さによって種分けを行いました。



 ベテランの方の指導のもと藁人形が組み立てられていきます。ここでも後継者不足が深刻です。指導しているベテランの方がいなくなるともうこの行事は復活できないのではと、区長さんが嘆いていました。





 この日は台風が近づいていたので天気が不安定。途中から雨が降ってきたので、集会所の中に移動し作業を続けました。そして昼前に完成、ただ台風が来ているので後日鳥居に設置すると言う事でした。





 そして台風15号が去った後。9/13に春日神社の前に置かれた「かしま人形」を見てきました。台風の雨と風で少し歪んでいましたが立派に村を守っていました、感激しました。


木更津百景-富士山と日本武尊・弟橘姫の像

2020年09月15日 | 日記
 
 最近富士山が見えないと思っていたら、9/11(金)午前6時頃南西方向に青い富士山の姿を見つけました。なかなか綺麗、8/30以来ですから約2週間ぶりです。





 9/13(日)袖ヶ浦市の百目木公園(どうめきこうえん)付近の春日神社で所用を済ませた後、国道410号線を久留里線上総清川駅方面に走りました。途中木更津市大寺と菅生の間に架かるきみさらず大橋のたもとに古代人2人の像を見付けました。





 以前からこの付近に日本武尊と弟橘姫の像があると聞いていたのですが、見るのは初めて。この2人の像は市内太田山に在るきみさらずタワーが有名ですが、こんな所にも在ったのですね、台座を含めて高さは2m位でしょうか?古代日本人の美男美女の像です。弟橘姫の顔には三角形で赤い頬紅が見えます。





 国道410号線の横にこの像は置かれていますが、見学するには不便な所です。国道の向こうは高速館山道、橋の下は小櫃川が流れ近くには工場や田んぼが広がっています。どうしてこんな所に設置されたのでしょう。不思議ですね。田んぼは稲刈りが殆ど終わっていますが、まだ稲穂が風に揺れている場所もあります。そこには大きな目玉が鳥たちをにらんでいました。もうすぐ秋です。