光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

緑の海になった金田海岸

2023年07月31日 | 日記

 少し前の事ですが、7/4(火)ツレとカインズホーム木更津金田店に買い物に行ったついでに、金田漁港付近をドライブして来ました。午前10時半頃アクアラインの下を潜る海岸道路を、畔戸漁港方面に進んでいると、海の色がおかしいのに気付きました。

 普段は透明に近い青ですが、濃いグリーンに染まっていたのです。

 下の2カットは今年の3月22日午前10時頃に撮影したアクアライン下の同じ海岸です。比べて見ると色の違いが良く分かります。

 調べてみると「アオコ」と呼ばれる現象でした。穏やかな良く晴れた日に、水中のプランクトンが大量に増殖し海面が緑色になると言うものです。ただ赤潮や青潮は海でよく見られますが、アオコは池や田んぼで発生し海では珍しいようです。

 車から降りてよく見ると緑色の物は、プランクトンより海藻のようにも見えます。どちらにしても魚介類には良くないようです。潮干狩りも営業中ですので、はやく元に戻って欲しいものです。しかし気になって1週間後に行って見ると元の海になっていたので安心しました。


袖ケ浦市の農村公園ひらおかの里の案山子たち

2023年07月28日 | 日記

 今年は空梅雨の様ですね。熱いばかりで雨が降らないので、気晴らしに袖ヶ浦農村公園ひらおかの里にツレと案山子(かかし)を見に行きました。

 曇りがちであまり光が無かったのですが、面白い案山子たちに出会えました。

  毎年ひらおかの里では、公募家族が製作した案山子の人気投票が行われています。今年も8月31日まで投票出来るので、私たちも参加しました。昨年も投票したのですが、残念ながら外れでした。

 また投票箱の側に「じゃがいも1kg100円で販売中」とあったので、購入しました。ひらおかの里産の朝どり・じゃがいもでとても美味しかったです。

 そういえば子供の頃、小学校で唱歌「案山子」をよく唄った事を思い出しました。案山子を人間の様に読むこの歌は、作詞が「雪(雪やこんこ あられやこんこ)」を手がけた国文学者・武笠三(むかささん)作曲者は不明。歌詞も紹介しておきます。

 1番 山田の中の一本足のかかし 天気のよいのにみの笠つけて 朝から晩までただ立ちどおし 歩けないのか山田のかかし

 2番 山田の中の一本足のかかし 弓矢でおどして力んで居れど 山では烏(からす)がかあと笑う 耳が無いのか山田のかかし

  案山子はひらおかの里・管理棟前の田んぼの淵に置かれています。数は数えていなかったのですが、20体くらいありました。いずれも力作で、良く出来ています。

 案山子の古名は古事記によると「山田のそほど」。田の神、農業の神で一日中田の中に立って世の中を見ていることから、天下の事は何でも知っていると言う神様です。

 ひらおかの里の周りには八重咲のヒマワリの花が沢山植えられ満開でした。普通のヒマワリも咲いていたのですが、もう終わりのようです。また管理棟には梅干しが干してありました。もう本格的な夏を迎えたようです。


木更津・八剱八幡神社の例大祭②-宮出し

2023年07月26日 | 日記

  八剱神社の神輿渡御(神輿の巡行)の歴史は古く、江戸時代享保年間(1716-1736年)に書かれた文書に記されているそうです。そして現在の神輿は嘉永3年(1850年)6月に創建された物で、その大きさ重さと共に「関東一の大神輿」と称されています。

  

 例大祭ですが神社本殿前で神事が終了すると、乾杯が行われました。そして本殿前の大神輿の前に階段下る板が2本置かれ、台座に乗った大神輿が境内に下りてきました。今年の年番は大和町1区と大和町2区。祭礼委員長は大和町1区の鈴木孝氏、副委員長は白洲祐通氏との由。

 いよいよ大神輿の出陣です。神輿が鳥居に当たらない様に2名の氏子が神輿の上にのっています。鳥居につけられた注連縄や御幣を避けようやく大神輿が鳥居を潜りました。

  鳥居を出た大神輿は房総往還を證誠寺方面に進みました。最初は八幡町一区でUターンし、その後大和町2区、駅西口方面に向かっての渡御(神輿の巡行)です。大神輿の後には舎人たちの曳く太鼓もついています。

 大神輿は八剱神社の前を通り、駅から港まで伸びている富士見通りを左側に曲がります。そしてを50m程進んで止りました。

 ここで神事が行われ大神輿の受け渡しが行われた後、本町に向けての渡御が行われます。

 大神輿一行は富士見通りを横切り、千葉銀前で停止。ここで八幡区から本町区の氏子に、大神輿の渡御が引き継がれます。

  私たち2人はここで八剱八幡神社祭礼の撮影を終えました。翌16日には宮入りも行われるのですが、気温が35度近くになるようなので熱中症の事も考え、撮影は止める事にしました。

 駅に向かう途中タヌキが逆立ちをしている、キヌタ君の側にも祭りの人達が集まっていました。いつも思うのですが、木更津の祭りは神輿が担がれている付近は見物人がいるのですが、その他の場所は殆ど人通りがありません。今回もちょっと寂しい例大祭でした。


木更津総鎮守・八剱八幡神社の例大祭①‐関東一の大神輿

2023年07月24日 | 日記

  連日気温が30度越えの真夏日が続いている今日この頃。コロナ禍で自粛していた八剱八幡神社の例大祭も通常通り開催されると言うので、ツレと7/15(土)早朝から撮影に行って来ました。

  神社のプログラムによると午前6時50分が宮出しなので、間に合うように自宅を出て到着したのは6時40分頃でした。もう本殿の前に重さ1.5トンの関東一と言われる大神輿が、神輿蔵から出されていました。

 神輿の上では鳳凰の口に初穂を付ける作業が行われていました。そして先導役の猿田彦の神が、介添え役を伴い神輿の前に登場です。なにせ1本歯の高下駄を履いているので、歩くのも大変そうです。

  本殿の中では役員や神官による神事が行われていました。終了すると神官が大きな御幣を持って、神輿と猿田彦の大神の前でお祓いがなされました。

 その後本殿の中から白い幕を持った役員と神官が姿を現しました。幕と共に神輿の前面まで進みます。

 この白い幕の中に御霊を持った神官がいて、神輿の中にこれを設置するのです。不思議な神事です。このAI全盛のデジタル時代にこのような神事が、昔から連綿と続いている事に驚きを隠せません。まさに古事記や日本書紀に記された神話の世界です。

 幕の中の神官が神輿の中央の扉を開け、御霊を設置しています。神輿本体の隙間から神官がマスクをして神事を行っているのがおぼろげですが、見えていました。

 この神事も7時半頃に終了し社殿の庭に役員や氏子が集結。神主や年番役員の挨拶があり、乾杯が行われました。暫く神輿や猿田彦の大神との記念撮影の後、いよいよ鳥居を潜って大神輿が市内各地の巡行に向かいました。


草むらの中のカルガモ家族-木更津市郊外の野鳥たち

2023年07月21日 | 日記

 6/16(金)ツレと自宅近くの田んぼ道を散歩中の事です。

 時間は午前7時頃でした。田んぼの畔に2羽のカルガモを見つけました。

  そして親ガモの間に、黒っぽい物が動いているのが見えたので、望遠レンズで確認してみました。すると子カルガモたちでした。

 その内1羽の親が向きを変えると、子ガモもそれについて行き、草むらを移動し始めました。

 全部で子ガモは6羽いたようです。親が2羽で合計8羽の家族です。この後子ガモは次々に田んぼに入り姿が見えなくなりました。子ガモの姿を見るのが今年は遅いのですが、漸くあちこちで出会うようになりました。


カルガモ親子が元気です-木更津市郊外の野鳥たち

2023年07月19日 | 日記

 6/25(日)の午前6時20分頃、国道16号線近くの田んぼ道をツレと、カメラを片手に野鳥の姿を捜していました。すると農業用水の淵に子カルガモが1羽佇んでいるのを見つけました。まだ小さく全長15cm位でしょうか?足の水かきが大きくて可愛い子カルガモでした。

 側には親と兄弟の子カルガモが泳いでいました。このカルガモ家族は人を見ても逃げません。懐いているようで私たちに近寄ってきました。

農業用水の淵にいた子カルガモも、水に入りこの家族と一緒に泳ぎ始めました。

 子カルガモの顔は目が少したれ目気味で、寂しそうに見えます。

暫く私たちの近くにいたのですが、エサをもらえないと分かり離れて行きました。

 近寄って来る時はゆっくり慎重でしたが、離れていくときは猛スピードです。

 カルガモは最初3羽位かと思っていたら、草の陰から子カルガモが次々に姿を現し、合計親と6羽の家族でした。頑張って全部育って飛び立って行くと良いのですが、天敵に捕食されないことを願いながら帰宅しました。


木更津市郊外の野鳥たち-シラサギとカルガモ

2023年07月17日 | 日記

  6/23(金)ツレと朝、近くの田んぼに散歩に行きました。ただ今回は何時もと違って少し離れた国道16号線周辺に行ってみました。住所表示でいうと高柳1丁目付近と言う事になります。

 この場所は以前飼っていたシベリアン・ハスキーの「ゲンキ」とよく散歩した場所です。2016年に「ゲンキ」が亡くなってからは殆ど行かなくなったのですが、ツレが行ってみようと言うので、久しぶりに散策しました。

 時間は午前7時半頃。行って見るとこの辺は田植えの時期が遅く、植えたばかりの苗の周辺をシラサギや、カルガモが餌を捜していました。シラサギが10羽位、カルガモも同じ位いました。

 ここにも農業用水が流れていますが、そこに2組のカルガモ家族がいました。トンネルの暗い中なので、画像が不鮮明ですが、いずれも6羽程の子カルガモを連れていました。

 この日は風が殆んど吹いていなかったので、田んぼが水鏡状態です。そこにシラサギやカルガモが映って、トリックアートの様な不思議な光景を見せていました。

 翌日同じ所に散歩に行ったのですが、シラサギの姿はありませんでした。ただ上空をカルガモが5~6羽で飛翔していました。

 そして自宅に帰る途中、畑を手入れしているおばさんを見かけました。側にはネコが一緒にいておばさんを守っている様に見えました。律儀なネコです。


きたな美味い店認定の久留里・喜楽飯店-絶品の担々麵

2023年07月14日 | 日記

  今年の3月久留里を訪問した時は、ご主人が治療中で休業中だった喜楽飯店。6/17(土)午前11時半頃行って見ると開店していました。10時頃から久留里の町を散策し、お腹が空いていたので一安心です。

 駅前の奇妙な細長い商店街の奥にある中華料理店・喜楽飯店。以前フジTVで放送されていた「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気コーナー、きたなシュランなレストランに紹介されたお店です。

 久留里の写真を撮り始めたのは10年程前からです。駅から久留里街道に出る近道だった、みゆき商店会を通るたびにこの店の前を通過しながら思いました。こうゆう汚らしい店には入りたくないと。

 しかし友人がここで食べようと言うので、清水の舞台から飛び降りた気持ちで(大げさですけど)入店しました。この日は炒飯と餃子を食べたのですが、その旨さにビックリ。それ以来喜楽飯店の大ファンになりました。

 高澤の水を見学した後、久留里街道に出て駅近くの細い道から喜楽飯店に入りました。土曜日のせいもあってかなり混んでいました。入店すると空いてる席にどうぞ言われたので、4人掛けのテーブルに座りました。それから壁にびっしり貼られたメニューを見まわしました。

 壁に架けられた1枚の額に目がつきました。「汚いけど美味しいお店の認定書」です。2011年2/24の日付があるので、もう12年も前の事になるのですね。

 メニューを見ると凄い数です。食べログにメニューの数を書いている口コミがありました。定食16種類、麺類26種類、一品料理21種類、ご飯物9種類、スープ4種類等、合計76種類これを注文に合わせて作るのですから、名人技です。

  私が注文したのは坦々麺(税込み800円)、ツレはラーメン(580円)それと餃子(480円)を1皿頼み2人でシェアーしました。10年前担々麵はたしか730円だったので、70円しか値上げしていない優良店です。

 出て来るのが早いです。注文して5分位で担々麵とラーメンが出てきました。担々麵はカレーラーメン?と思うような黄色いスープで満たされています。一口すすると白ゴマの風味が漂ってきます。麺は細麺のちじれ麺でシコシコ。それ程辛くなく、クリーミーなスープと細麺の相性が絶妙です。

 ツレは何年も前からラーメンです。少し濃いめのスープと麺とチャーシューをこよなく愛しているようです。

 餃子は定番の美味しさ、パリパリの皮に野菜(キャベツ等)が多めの具が良く調和しています。帰りに22年5月に撮った店主の写真(下)をさしあげたらとても喜んでくれました。また久留里に来たら寄ってみようと思います。


生きた水・久留里②-ここの酒蔵がTv「呑み鉄本線・日本旅」にも紹介されてます

2023年07月12日 | 日記

 駅近くの久留里市場地区を歩いていると、1本の大きな煙突が見えてきました。吉崎酒造の煙突です。その時ツレが吉崎酒造の酒粕を購入したいと言うので、国道410号線久留里街道から酒造に入り酒粕を購入しました。何気なく吉崎酒造のガラスケースの案内板を見ると、六角精児の「呑み鉄本線・日本旅」のポスターが貼ってあるのに気付きました。

 そういえば先日NHK・BSプレミアムの再放送で、六角さんが吉崎酒造の日本酒を試飲しているのを見た事を思い出しました。ツレも私もこの番組をよく視聴しています。六角精児さんの酒と料理の食レポ、そして壇蜜さんのナレーションが最高です。因みに吉崎酒造は城下町久留里で寛永元年(1624年)の創業といわれ、千葉県では最古の蔵元です。

 吉崎酒造のある久留里街道から、また1本中の細い道に戻りました。殆ど人が通らず、ネコが大手を振って歩いています。この道を県道32号線に向かって進むと、木村屋金物店の裏手に出ます。木村屋金物店は弘化3年(1846年))の創業で、建物は明治元年(1846)の建造、レトロな店構えが素晴らしいです。

 木村屋金物店の向かいには、久留里カトリック幼稚園があります。この日は土曜日なので、園児の姿はありません。園内には聖母マリアと子供の姿と思われる白い像が置かれています。令和5年3月現在・園児は127名、園長、職員は14名で創業は1953年11月。70年も前から周辺の子供たちを育んできました。

 この道を左に曲がって約100m位進むと、新町の井戸です。井戸の竣工は比較的新しく2022年4月。水場は豪快な造りで、毎分400リットルの水が地下650mから自噴しています。この井戸で久留里の生きた水を飲んで、少し休憩し県道32号線に出ました。

 県道32号線から右に曲がり、新井白石旧宅方面に向かいました。その道にも自噴井戸があり、横で親子がスケートボードに乗って遊んでいました。

 近くに紀平豆腐店が在ります。開店していたので、出来立ての厚揚げを2枚購入しました。ここの厚揚げは絶品です。

 新井白石旧宅は何度も行っているので、久留里駅に戻る事にしました。上総小学校に続く道を久留里街道に向けて歩きます。道の両側は古い住宅が軒並みに存在し風情があります。曲がり角から侍や町人が出てきそうな雰囲気。その中の1軒から女性が出て来て近くの自噴井戸から水を汲み始めました。服装は現代的ですが、髪形や顔立ちがレトロな女性でした。

 最後に久留里街道に出て、高澤家の銘水を味わいました。久留里で1番有名な自噴井戸。何時もは沢山の人が水を汲みに来ているのですが、今日は誰もいませんでした。この後お腹も減って来たのでランチを食べに駅近くの喜楽飯店に向かいました。


ローカル線で行く銘水の里・久留里①-君津市

2023年07月10日 | 日記

 ようやくコロナ禍も落ち着き、行動制限がなくなった今日この頃。ツレと久留里線に乗って生きた水の里・久留里の町を散策してきました。6/17(土)の事です。

 木更津駅9時6分発久留里行の久留里線に乗り、到着したのは午前10時2分、1両編成の可愛い列車でした。。このJR久留里線は千葉県では唯一の非電化路線です。全国有数の赤字路線、この時も乗客は10名足らずでした。

 久留里駅を出てすぐ右に行くと「水汲み広場」があります。沢山の人たちがペットボトルを持ち込み、銘水を持ち帰っています。久留里の銘水は、千葉県で唯一平成の銘水百選に選定された水として有名です。

 この水汲み広場には、久留里観光交流センターがあります。ここは久留里の名所、自噴井戸、久留里城等観光案内のほか、地元ゆかりの品の展示も行われています。館内には「生きた水久留里・酒ミュージアム」が開設され、上総八蔵の地酒の展示の他、試飲も行われています。

 この交流センター入り口には、上総八蔵の地酒の幟が置かれています。中に入ると目を見張りました。この地酒類が壁一面に展示されていたのです。奥には鎧が置かれ、それにトップライトをあてると言うドラマチックな演出がなされていました。

 酒好きにはたまらない光景です。私は日本酒はほとんど飲まないですが、見学者の中には全部試飲をしたいと言う強者もいました。試飲はお猪口1杯200円ですが、3杯飲むと、久留里の名水ペットボトルがプレゼントされるそうです。

 交流センターを出て今度は駅前の道を左方向に進みました。この路にも古い建物がありました。白黒モノトーンの蔵がとてもフォトジェニック。また昭和ロマンを漂わせる下宿屋の様な建築物には、明治学院古民家再生プロジェクトなる看板が標示されていました。面白いですね。若い人に久留里の町を、昔の様に繁栄する町に再生してもらいたいものです。