花の少ない夏場ですが
農家のみなさんは上手にいろんな小さな花をそだてていて、
近くの物産センターで安くで買うこともできます。
そんなかわいい花束を100円で買ってきました。
台所で水切りして花瓶につっこむと ちゅーちゅーと水を吸い上げはじめます。
夕飯の食器洗いをしていたら なんだか花がちゃらちゃら話しかけた気がして ふと目をやると
いっそうにぎやかに おしゃべりをはじめたように感じられました。
どうも 自分たちが居た畑の様子を話してるようでしたが それ以上よくききとれませんでした。
切り花って切られて売られてかわいそうっていうひともいますが
わたしはそうは思いません。ただ 大事に楽しんでながめてふれあっていたいなあと思います。
命の長い短いはわかりません。
以前、自分の畑にあったデージーを、まよったあげく一輪切ってコップにさして飾ったことがあったんです。
翌日の強い雨風で畑のデージーは全滅でした。
家の中で残ったその一輪がしあわせだったかどうかはわかりませんが
わたしはそのとき 命ってわからないものだなあとおもいました。
その一輪の白いデージーは長い間わたしを和ませてくれました。いつも最後には
「ありがとう。ありがとね。」そういってゴミ箱または畑に還します。
人間は勝手ですね。それでも植物は無償の愛をおくってくれます。
ほんとにいつもありがとう。
おしゃべりの内容がもっとわかったらいいのになあ。